SONYは8月30日、4Kテレビ「BRAVIA」の最上位モデル「Z9D」を発表。直下型バックライトを搭載する4Kテレビで、100V型、75V型、65V型をラインナップ。100V型のみ受注生産で、価格は700万円。受注開始は11月下旬以降の予定です。
「BRAVIA」の最上位モデル「Z9D」とは?
直下型バックライトを搭載する4Kテレビになります。
100V型は700万円、75V型、65V型は価格が未定で、2016年9月24日先行予約販売開始の予定になります。
出典://www.sony.jp/bravia/products/KJ-Z9D/feature_7.html
正面からは、ケーブル類が目立たず、美しくスタイリッシュです。
テーブルトップスタンドに加え、100V型は力強く高級感のあるたたずまいを実現するフロアスタンドに付け替えることも可能です。
しかしかなり高価なので、このシリーズの売れ行きが知りたいと思うのです。
他のモデルと違うところは?
これまでのモデルと違うと思う箇所を挙げてみます。
バックライトのLEDが、完全に独立駆動になった
これまでの直下型LED部分駆動は、LEDをブロック単位で駆動させてました。
Z9Dシリーズは、高密度のLEDひとつひとつを単独で駆動させるので、より細かく明暗のコントロールが可能です。LEDの光を液晶パネルに正確に照射することで、光の拡散を抑え、光の漏れによるぼやけを抑えています。
出典://www.sony.jp/bravia/products/KJ-Z9D/feature_1.html
このLEDひとつひとつを単独で駆動させる仕組みを、「バックライトマスタードライブ」と言い、キラキラした光の輝きや引き締まった深い黒が、緻密に表現できるのです。
新開発の4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」
また暗い部分は暗いので電流を抑え、その分明るい部分に電流を集中させ、より輝きの増す映像にします。
また、処理速度が上がったことで、高精細・広色域・高コントラストの3つの表現が、よりスムーズに処理できるようになりました。数値でいうと、新開発の「X1 Extreme」と、従来の「X1」と比較すると1.4倍の処理能力があるようです。
さまざまな映像をHDR相当にする「HDRリマスター」
それぞれの被写体に応じて、コントラストを向上させます。映像をHDR相当のコントラストにまでアップコンバートすることができます。
白飛びや黒つぶれの少ない、明るい空の色合いや、浮かぶ雲の立体感、そして花びらの質感など、まるで目の前にあるかのような表現を可能にしています。
よりリアルな映像を再現
明るさ、コントラスト、鮮やかな色を再現する「HDR(ハイダイナミックレンジ)」を扱えるようになり、肉眼で見ているかのような奥行き感や立体感のある映像を作り出します。
これまでだと、暗い室内の様子を再現し、また外の景色まで同時に再現することは難しかったのですが、どちらも両立しつつ、奥行き感も表現できるようになりました。
高精細でノイズの少ない映像を再現する「デュアルデータベース分析」
従来の「4K X-Reality PRO(4K エックス リアリティー プロ)」の持つ超解像処理用のデータベースに加え、ノイズ低減のデータベースを新たに搭載。さらなる高精細とノイズの少ない映像を実現します。
なめらかな色表現を実現
「Super Bit Mapping 4K HDR(スーパービットマッピング 4K エイチディーアール)」
ソニー独自の階調変換機能で地上デジタル放送やブルーレイディスクなどの8bit映像や、HDR信号などの10bit映像を14bit相当の階調表現にして出力。刻々と変化する夕焼けの赤や紫など、微妙な色合いもリアルに再現します。
細かい階調の調整を行ない、グラデーションの縞や、モアレを抑え、スムースにムラなく表現します。
詳細は、//www.sony.jp/bravia/products/KJ-Z9D/
主な仕様は?
音質・スピーカーについて
KJ-100Z9D:100インチ
- ツイーター×2個
- ウーファー×2個 2ch(ロングダクトスピーカー)
本体背面に配置した2つのコンパクトなスピーカーボックスに、長いダクトを収納した「ロングダクトスピーカー」を搭載。
KJ-75Z9D:75V型 KJ-65Z9D:65V型
- フルレンジ×2個 2ch(バスレフ型スピーカー)
本体背面に豊かな低音の出力を可能にする「バスレフ型スピーカー」を搭載。
チューナーは?
- 地上デジタルx2
- BS・110度CSデジタル×2
- スカパー!プレミアムサービス(4K)x1
4K放送を受信するためのチューナー
※別途申し込みなどは必要です
通信機能は?
Ethernetおよび、IEEE802.11ac/n/a/g/bをサポートしています。
インターフェースは?
- HDMI入力×4※
- ビデオ入力×2
- コンポーネント入力
- 光デジタル音声出力
- ヘッドフォン出力(サブウーファ出力兼用)
- USB×3
※HDMI入力は、4K 60p 4:4:4、4:2:2、および4K 60p 4:2:0 10bitなどに対応
ケーブル処理はスッキリと!
テレビ周りのノイズとなる要素を少なくし映像に没入できるよう、ケーブル処理を追求しています。
ケーブルをスタンドの中心にまとめ、リアカバーで覆い、正面や側面、背面から見てもケーブルが見えません。
Android TV
TVをセットアップして直ぐに、Googleのアカウントを要求されます。ここで入力したアドレスに紐づく情報は、このTVにも反映されてきます。
音声検索は精度が高い!
声で見たい番組や動画を探せます。リモコンのボタンを押して会話をするように声で検索します。
YouTube(TM)をはじめ、放送中・放送予定の番組や、録画番組(外付けHDDまたはルームリンク接続されたブルーレイ)、その他さまざまな動画サービスから、明日の天気まで検索し答えます。
使ってみると分かりますが、精度が高いんです。名前などから検索するとき、手で入力しなくても済むので楽です。
ビデオマーケットのVODサービスをセットしたモデルも!
また、ソニーストアではブラビアとビデオマーケットのVODサービスをセットにした「ブラビア VIDEO Editon」を展開。
ビデオマーケットの24ヵ月間の継続利用が前提で、セットの税抜販売価格から3万5520円を割引く。期間は8月30日13時~10月31日11時まで。(Z9Dの100V型は対象外)
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