Netflixで6月3日から、配信開始された、「ピース」の又吉直樹原作ドラマ「火花」を見ました。原作を読んでないのですが、見た後、感慨深いものがありました。この作品は4K画質での配信ですが、夜のシーンが多く、ああなるほどなあ、4Kカメラの特性を生かした作品だと感じました。つい画質に目が行きがちなのですが、内容もなかなかでした。
「火花」とは?
『火花』(ひばな)とは、お笑いタレントの又吉直樹が書いた初の中編小説である。初出は『文學界』2015年2月号(文藝春秋)。掲載時より現役人気お笑いタレントの手がけた純文学小説として話題を呼び、文芸誌である同誌が増刷されるヒットとなったほか、第28回三島由紀夫賞候補作、第153回芥川龍之介賞受賞作となり、内容面でも高い評価を得た。
あらすじ
売れない芸人の先輩・後輩の日常と絆を描いたこの物語は、単なる“お笑い芸人の物語”でなく、成功を夢見る若者が、現実と夢の狭間で苦しみながらも、自分らしく生きる様を描く二人の若者の青春物語。
今まで知ることがなかったエンターテイメントの世界の裏側で、苦悩する二人の姿は芸人という特別な世界だけではなく、何かを目指し、夢中になったことがある誰もが、今までに一度は感じた事がある感情が沸き上がります。
日本制作コンテンツとして初の4K/HDR対応
6月3日、Netflixオリジナル作品「火花」が190カ国同時配信されました。またこの「火花」が日本制作コンテンツとして初の4K/HDR対応となることを発表しています。
「今年中に日本と世界のユーザーにHDRを広げていく」とNetflix株式会社のグレッグ・ピーターズCEOが発言しています。
「開始時期についは、この作品は4KというだけではなくHDRでも配信しますが、HDR配信は6月3日ではなく、もう少し先になりますと発言。できる限り早くHDR配信を始めたいと考えいるが、そう長くは待たせないよ。」とも明言しているので、もう少し待ちましょう。
10月現在、HDR対応済みです。HDRについての記事はこちらも
個人的な感想
第1話あたりは、そこまで引き込まれませんでした。しかしNetflixの統計にあるように、2話・3話・・・と続けてみるにつれ引き込まれ、ほぼ一気見でした。
公開前に、有名な批評家の方?が、本を読んでない方は、あえて読まずに先に映像を見ることをお勧めします。と言っていたので、それを鵜呑みに本は敢えて読んでいません。
だから、本を読んでからドラマを見た人の感想ではありません。
大人が切なくなる青春ものだけど、切り口が違っていて、実に考えさせられるものでした。
私個人も自分がなりたい職業には、就けていなく、その仕事に就きたくて頑張っていた事もありました。この主人公の夢はお笑い芸人になって有名になることでしたが、叶いませんでした。みんな持っていたであろう夢を思い出すきっかけになりましたし、そんな自分がいたと思い出しましたよ。
2-3時間程度の映画でもこの世界観は出せたのでしょうけど、あえて1時間弱のドラマで10話にしたことで、登場人物すべてが丁寧に描かれていて、とても感情移入できました。
撮影は、1話から順番に撮っていったようで、監督・出演者皆さん納得の出来だと言います。
4K映像としては?
主人公・脇役含めて芸人さんということで、活動時間はやはり夜。熱海・吉祥寺・高円寺付近の夜の映像が多いです。ただ歩いている・・・というシーンも多いのですが、そのただ歩くシーンも自然で、彼らの世界を私が覗いて居るみたいなそういう感覚に似ていました。
4Kカメラで撮影しているので、夜の街並みが実に自然で、私たちが実際に夜に街を歩いているようです。街頭のほのかな明かり、顔にたまに当たる車や、街灯、打ち上げ花火の光、月の光・・・どれも気持ちを盛り上げてくれるものでした。雰囲気が出てます。
目に溜まる涙も、凄くよく見えるんですよ。ぎゅーと胸が締め付けられました。4Kカメラだから、本当によく見えます。目のちょっとした動きで感情も見えるんです。そういう部分も良かったです。
また、第一話と最終話に、花火が出てきます。なかなか綺麗です。
ドラマのテンポ
ぜんぜん違うと思うのですが、主人公がナレーションすると、北の国からの純が、ぼそぼそぼそ・・・と話すシーンに似てるとも感じましたね。後半はけっこう切ない。
カメラワークも面白くて、それが感情移入しやすいのでしょうね。くだらないシーンこそ、1カットが長いのですが、それこそがこのドラマでは重要なシーンですね、実は。
彼らのちょっとした心の動きや気持ちの揺さぶりが見られます。基本的にはテンポはゆっくり目ですが、あまり見たことがない独特なテンポです。
どこに一番感情移入したか?
まるで、大学生の日常と、社会人になったばかりの毎日に感情移入しましたね。学生時代のフリーダムだけど、なんか完全燃焼できない感じや、社会人になったばかりの、頑張ってるのに空回りしてる感じ。
また、師匠と呼ぶ神谷が、面白いと思うものを信じ、長いものに巻かれない強さや、それに惹かれる主人公の徳永の様子も、大人だからこそわかる内容というか、これにも感情移入しちゃいますね。
この二人の変な友情みたいなものは、男性しか理解しづらいものも多少はあると思うのですけど、題材的には大した内容じゃないからこそ、登場人物の感情がよく見えてしまって、切なくなりました。人生とはなにか?考えさせられました。
登場人物も凄い
このドラマに出演されてる俳優さんの半分は見たこともない俳優さんでした。しかしとても良いです。本当にこの世界観で生き続けているのでは?と勘違いしそうなくらいです。
個人的には、神谷が好きですね。すごく迫力あります。血管浮き出てるんじゃないか?と思うくらい凄いです。ただ、結末については、理解できません。ほかの内容はなかったのでしょうか?そこが残念です。見た目じゃなく、人間臭くて良かったです。
神谷のコンビ「あほんだら」と主人公「スパークス」の関係性も切っては切れません。師匠とあがめる神谷のコンビ「あほんだら」より、「スパークス」がTVなどにでて売れてくるところの心の動きにも注目ですね。こういう時に人の本質が見えますから・・・。
神谷は他の芸人からも、徳永から一目置かれる存在でなければならないと思っていて、神谷は天才肌で面白いというものを追及した結果、お客さん・コンテストの審査員などを不快にさせる芸を演じたり・・・そんな馬鹿な人物像にも共感してしまうのです。
漫才は?
漫才に関しても、10年間の歳月の間、上手になっていきます。最初は本当にしょうもないけど、だんだん素で観ていても面白いこともありました。これも見どころでしょう。
かなり長い時間を漫才に割いているので、俳優さんたちも大変だったと思います。普段は漫才も見ませんが面白かったです。
主題歌や挿入歌は?
主題歌のOKAMOTO’Sの曲「BROTHER」
も、この物語を盛り上げる1つの要素としてマッチしてます。挿入歌の切ない感じも良いし、音楽はかなりマッチしてます。
キャストは?
主題歌は、OKAMOTO’Sの「BROTHER」
挿入歌は、SPICY CHOCOLATE「二人で feat. 西内まりや & YU-A」
主人公・徳永を演じるのは林遣都
総監督は廣木隆一。
林遣都
波岡一喜
門脇麦
好井まさお(井下好井)
村田秀亮(とろサーモン)
菜葉菜
山本彩(NMB48/AKB48)
徳永えり
渡辺大知(黒猫チェルシー)
高橋メアリージュン
渡辺哲
忍成修吾
徳井優
温水洋一
嶋田久作
大久保たもつ(ザ☆忍者)
橋本稜(スクールゾーン)
俵山峻(スクールゾーン)
西村真二(ラフレクラン)
きょん(ラフレクラン)
染谷将太
田口トモロヲ
小林薫
公式Youtube
又吉直樹
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