海外サイトで、「Netflix」がゲームサブスクリプションサービスを目指していると報じています。
また、Netflix公式サイトに、2021年秋、Netflixとゲーム会社 ライアットゲームズが「リーグ・オブ・レジェンド」を題材のアニメイベントシリーズ「アーケイン」を独占配信予定とありました。
Netflixはどうやって動画とゲームを融合させてくれるのでしょう。
すでに「Netflix」はゲーム要素のあるドラマを制作
これまでも、「Netflix」はゲーム要素のあるドラマを制作してたことがありました。4K Dolby Visionで制作された『Black Mirror(ブラック・ミラー)』の”Bandersnatch(バンダースナッチ)”や、『Minecraft(マインクラフト)』から派生した『Minecraft: Story Mode(マインクラフト ストーリーモード)』など。
この2つは、ビデオゲームではなく、ドラマという物語の要素の中にゲームブックのように選択肢が出てきて、その選択肢を選ぶことによって、結論が変わると言うもの。
『Black Mirror Bandersnatch』は?
このドラマ『ブラック・ミラー』は1話完結がほとんど。内容は近未来的な話が多いけど、2021年の今でもあってもおかしくない話って感じで、怖いけどこのシリーズは一気見でした。
具体的に言うと・・・・
以下のように、選択肢が出現します。
もし、フロスティーズという方を選ぶと・・・
選択肢によって話が少しづつ変化していき、変わっていきます。
もし、朝ごはんにシュガーパフを選んだら、映像も変わります。
この『Black Mirror Bandersnatch』は2年ほど前に観たのですが、選択肢によって話が変わることが新鮮で何度も見返してしまいました。
ただ、選択肢を替えても、結末はさほど変わらなかった気がします。
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『Minecraft: Story Mode』
『Minecraft: Story Mode』は、マインクラフトのジェシーとしてプレイするもの。
我が家の子供は当時、熱狂してましたね。実際のゲーム機でマインクラフトをプレイするのも好きですが、この『Minecraft: Story Mode』も違和感を持つことなく、スッと当たり前に遊びながら見ていました。
これには、子供の柔軟性を感じました。
選択肢は、以下のように現れます。劇中のキャラクターを選べるというわけです。
こうやって見ていると、こういうゲーム要素のある物語は増えていきそうと思っていたのですが、ここ数年増えてる感じはありません。
ただ、面白いのは間違いないので、増えることに期待です。
過去に『ストレンジャー・シングス』関連のゲームも監修
また、過去にはNetflixドラマ『Stranger Things(ストレンジャー・シングス)』に関連したゲームを開発したことがあります。
かなり作りがしっかりしていて、ゲームも人気でした。ゲームから入ってNetflixのドラマ『ストレンジャー・シングス』を観た人も聞きますし、相乗効果が期待できるのでしょう。
口コミも良かったので、15分くらい遊んでみました。世界観はドラマに近いし、おー!って感じでした。
ほかにも、Netflix原作というべきゲームは、「La Casa de Papel(ペーパー・ハウス)」なんかもあります。
Netflixとゲーム開発会社 2021年秋からNetflixで全世界に独占配信
Netflixとライアットゲームズは、「リーグ・オブ・レジェンド」を題材のアニメイベントシリーズ「アーケイン」を2021年秋からNetflixで全世界に独占配信予定をしています。
ライアットゲームズは、2006年に創設で、ゲーム開発、販売、サポートをしているゲーム会社。ブランドン・ベックとマーク・メリルによって創設され、米国カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置き、世界中の20以上のオフィスで3,000人のスタッフが働いています。
ゲーム会社とタッグを組んで制作した物語。題名もアニメイベントシリーズとあって、イベントというところに、たぶん『Minecraft: Story Mode』のような選択肢を選んでいく、インタラクティブタイプのものではないかと期待してしまいます。
『リーグ・オブ・レジェンド』とは?
『リーグ・オブ・レジェンド』は、ライアットゲームズが開発した基本プレイ無料のマルチプレイヤーオンラインバトル。
チームで戦うゲームで、5体の強力な“チャンピオン”で構成された2つのチームが、相手の本拠地を目指して戦うゲーム。140パターン以上のチャンピオンの中から1体を選んで遊べます。
アニメイベントシリーズ「アーケイン」は?
この「アーケイン」は、「リーグ・オブ・レジェンド」の世界で繰り広げられる物語となっていて、ピルトーヴァーという都市と虐げられた地下世界ゾウンをが舞台。
物語は、リーグを代表する2人のチャンピオンの始まりの物語と、彼らを引き裂くことになるものを描くそう。
ライアットゲームズは、ゲーム以外の分野で世界中でファンを増やしている
ライアットゲームズは、ゲーム以外の分野でも世界中でファンを増やしているそう。
特に、eスポーツの大会「2020リーグ・オブ・レジェンド World Championship」の決勝戦での1分あたりの平均視聴者数は2,304万人。また最大同時視聴者数も4,500万人を記録したそうです。
また、「リーグ・オブ・レジェンド」の関連コンテンツに世界が費やした時間はなんと10億時間以上。”世界で最も視聴されたeスポーツ”としての地位を確立し続けています。
「Fortnite(フォートナイト)」のゲーム内ライブイベントを見本に?
フォートナイトは、2018年に56億2800万ドル(約6200億円)、2019年に42億2100万ドル(約4600億円)の収益を上げ、欧米では社会現象にもなっているゲーム。
日本では小学生が熱狂し、うちの息子も大好きな「Fortnite(フォートナイト)」ですが、こちらは基本的には無料で遊び、みんなスキンと言うコスチュームや武器などの追加パックで課金していきます。
ゲームには、「世界を救え」モード、「バトルロイヤル」モード、「クリエイティブ」モードがあるのですが、ほかにも、ワンタイムイベントと言うイベントがあり子供も楽しみにしています。
このワンタイムイベントは、世界中から物凄い人がアクセスします。例えば、2020年トラヴィス・スコットがゲーム内の空間に登場し、1200万人以上の同時接続したと話題になりました。
また8月に日本人の米津玄師も出演し、ゲーム内のコラボイベントもこれからどんどん伸びそうな予感。
世界中で1200万人以上の人が同時接続したなんて聞くと、ゲームって凄いですよね!
となると、ゲームと映像の融合とでもいうのかな、Netflixがゲームに可能性を持つのは当然で・・・。
私も一度子供と一緒にワンタイムイベント観ましたけど、確かに面白かったです。音楽も良いしリズム感も良いし、人気が出るのは当然です。
ただ、まあフォートナイトは15歳以上推奨なので、親が気を付けてあげないといけませんが・・・
テレビ、動画配信より存在感を増すゲーム:フォートナイト
最近は、amazonやGoogleなども相次いでゲーム産業に参入していまね。
そして、2018年と2019年の2年間ですが、販売元Epic Gamesは、このフォートナイトで、なんと90億ドル(約1兆円)以上、稼いだそうですよ。
これは、Netflixが参入したい、しなければ!と思うのも当然だし、ぼーっとしていられませんよね。
さいごに
まずは、2021年秋配信予定のアニメ「アーケイン」が気になりますね。題名もアニメイベントシリーズとあって、イベント?というところに、たぶん『Minecraft: Story Mode』のような選択肢を選んでいくゲーム要素の強いアニメじゃないかと期待しています。
また、ゲームと動画が融合していく日は?いつだろう・・・
ゲームで成功したコンテンツをNetflixに限らず、映画化など映像化するのは、これまでもありました。
将来的にはスマホで視聴しながら、途中ゲームで遊び、また動画に戻るとか、そんな世界もあるのかな?さらにVRを利用すれば、途切れることなく楽しめそうですね。
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