2019年の大河ドラマは4K制作『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』

  • 2017年4月4日
  • 2018年10月16日
  • NHK 4K
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2019年の大河ドラマのタイトルが決まった!『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』で、「オリンピック」の歴史を題材にしたものになるそう。映像は、大河ドラマで初めて「4K制作」になる模様。また主役は2人のダブル主演で、中村勘九郎&阿部サダヲが務める。

 

4K制作『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』

ついに公に4K制作で大河ドラマということになり、通常、歴代の大河ドラマは、100年以上前の偉人と言うか、歴史上の人物を題材にした物語が多い気がしますよね。着物を着てる時代劇と言った印象でしたが、今回は違うようです。

時代を一番さかのぼって、1912年の「ストックホルムオリンピック」だそうで、それでも100年もさかのぼるそうです。

 

主演はダブル主演

歌舞伎役者の中村勘九郎と、阿部サダヲのW主演で、主役はリレー形式という聞いたことのない大河ドラマ。

しかも脚本は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』を手掛けた宮藤官九郎(46)ということで、すったもんだありで、テンポも軽快な話が期待できそうです。

宮藤官九郎は、初めて大河ドラマの脚本に挑むそうで、2019年に1年間大河ドラマを放映して、その半年後には東京五輪を迎えるということですね。開催を控えて1964年の頃の好景気とまでは言わなくても、みんながワクワクして、浮足立ってる・・・そんなタイミングの大河ドラマ。みんながこの大河のことを話の話題にするかもしれませんよね。

 

『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』ってどんな話?

中村勘九郎は、“オリンピックに初参加した男”金栗四三(かなくり・しそう)役。

阿部は“オリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばた・まさじ)を演じるそうです。

2人の主役をリレーしながら、1912年「ストックホルム」から、1936年「ベルリン」、1964年「東京」までの3大会を中心にオリンピックの歴史を描くそうです。

金栗四三(かなくり・しそう)とは?

ちょっと変わった名前の方ですよね。明治24年に生まれたかたで、1912年のストックホルムオリンピックにマラソン選手として出場した方。

当時、足袋をマラソンで使用し、凄い記録を出してオリンピックのメダルも期待されたものの、日射病に掛かり大会中に行方不明になったそうです。要は棄権ですね。残念な結果になってしまったけれど、その後日本のマラソンのために力を尽くしていく方だったようです。

田畑政治(たばた・まさじ)とは?

明治31年に静岡県で生まれ、今の東京大学を卒業し、朝日新聞社に入社。最終的には常務にまで登り詰めた方だそうです。新聞記者の顔だけでなく、水泳の優れた指導者で、日本代表監督も務め、オリンピックの日本選手団の団長までやっている変わった方です。

また戦後まもない時期から、日本へのオリンピック招致を訴えたかたで、1964年の東京オリンピック開催はこの方の働きがあってこそ・・・というようですね。

と、この2人がリレー方式で主役を務めていく様です。こういう風にキャラクターが分かると、W主演って納得いきますね。

どうやら宮藤官九郎は、脚本だけでなく、出演もするようなのでそこも楽しみですね。

 

語り手は?

語り手は“落語の神様”古今亭志ん生(ここんてい しんしょう)に?

明治から昭和にかけて活躍した伝説の落語家、古今亭志ん生。この志ん生自身の波乱万丈な人生もドラマに溶け込んでくるようです。生粋の江戸っ子である志ん生の目線で、明治から昭和の庶民の暮らしを映像化していきます。

この方はもう亡くなったかたなので、どういう風に大河ドラマの語りとなるかは不明ですが、この方独特の軽妙な語りを誰かが真似するのか?気になりますね。

とにかく、落語で時代の様子を語ってくれるようですね。江戸っ子目にはどう映るのか?例えば、東海道五十三次の版画って、よく今と昔と比較するのに使われますが、そんな感じになるのでしょう。

 

大河ドラマ初の「4K制作」

大河ドラマ初の「4K制作」。

東京が題材ですから、関東大震災、東京大空襲、戦後の高度経済成長。首都・東京の「町並み」がどう表現されるのか、「精霊の守り人」などで培った技術で上手に合成してくるでしょう。楽しみです。

 

キャストは?

なぜW主演になったか?

オリンピックは4年に1回開催のもの。その選手生命を考えたときに、3回くらいしか出場できないうえに、ピークは1回しかないだろうと。

だから、そこに向けての話しになる。と主役を1人に絞らなかった理由を説明。また「オリンピックということもあって、聖火リレーのように、なにかを繋いでいく話にしたかったとも説明。

1人の人間がここまでしか出来なかったら、後輩に託してもいい。と未来に繋げる話ということも説明。なんかいい話になりそうな予感です。

中村勘九郎

【プロフィール】
1981年生まれ、東京都出身。

十八代目中村勘三郎の長男。1987年1月歌舞伎座『門出二人桃太郎』の兄の桃太郎で二代目中村勘太郎を名乗り初舞台を踏む。

2012年松尾芸能賞新人賞。2013年読売演劇大賞最優秀男優賞、2015年森光子の奨励賞などを受賞。

阿部サダヲ

【プロフィール】
1970年生まれ、千葉県出身。

92年より「大人計画」に参加。舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍。

第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。

 

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