シーズン2が始まった、綾瀬はるか主演のNHKのドラマ「精霊の守り人」。このドラマの森のシーンが一番好きなのですが、このドラマをさらに楽しめる4K撮影時の舞台裏の話が、NHKのスタッフブログに載っていたので紹介しようと思います。
どんな撮影をしてるんだろう
このドラマを見ているとどこまでがロケで、どこまでがVFXなのか、それともセットなのか?分からなくなることもしばしば・・・見てるほうからすればそんなのどっちだって良いって思うけど、やっぱり個人的な興味としては気になるポイントなんですよね。
今回のお話は、セットではなくVFX(視覚効果)チームとコラボして、映像をつくりあげていくお話。VFXの「フロントスクリーンプロジェクション」という撮影技術にスポットを当てています。
4Kで投影したものを利用
シーズン2から採用したものに「フロントスクリーンプロジェクション」というものがあるそうです。セットで使う背景になる映像のことで、これを使うと、セットなのに外でロケしたように?雰囲気が出るそうです。
これは1960年代に『2001年宇宙の旅』で話題になった手法で、その後CG合成に取って代わられて、一度は消えた技術だそうです。合成用の背景画像をスクリーンに映し出して、スクリーンの反対側の人物や模型を同時に撮影する古典的な合成手法になります。
投影装置をスクリーン後方においたものを「リアプロジェクション」前方に置いたものを「フロントプロジェクション」と呼ぶそうです。
ロケした時に、別で4Kで空を撮影しておき、それを使うそうです。
どこが4Kなのかというと、セットの背景に使う晴天や曇りなどの空の映像だそう。朝・昼・晩とそれぞれの時間帯のものや、池に写り込んでいるところなど、バリエーションを撮影しているそうです。
空はシーンによって、差し替えたり加工したりするそうです。シーズン2では厩舎小屋のシーンのみですが、シーズン3ではもっと増えるかもしれないとのこと。
4K映像は「4Kプロジェクション」という高機能高画質のプロジェクター2台に投影して使用し、リアルに見せると・・・いうことの様です。
どこの空なのか?
空の4K映像のベースは北海道のロケの下見のときに、演出の方がVFXチームと一緒に撮ったものだそうです。
そして撮りためた青空や夕陽を、ホリゾントと呼ばれる、空の効果を表現する白い壁面や布に、照明を組み合わせて雲や空などを表現して実験。実際にやってみたら、素材の撮影に時間が掛かるものの、思い通りの背景になるそうで、使い勝手はいいそうです。
ある意味ロケは光に関しては一か八かの勝負ですから、選択肢があるのは良いことですよね。
利点は?自然な空の色をスタジオに再現できる
この「フロントスクリーンプロジェクション」のいい点は、カメラワークの自由度が増すこと、また映し出される空の色、夕陽や青空とかが、そのままスタジオの中に自然に入ってくるというところ。
合成で使うグリーンバックで、スタジオでつくったものと合わせようとするとなかなか難しい。スタジオで使用したホリゾントは、高さ10メートル、有効範囲7メートル、幅は16メートルくらいあるそうです。
ここに載せた写真はすべてイメージです。実際の写真を見たい方は、NHKのHPをご覧ください。
NHK://www.nhk.or.jp/drama-blog/4520/258511.html
さいごに
ちょっとしたことだけど、舞台裏がわかると物語って面白くなったりしますよね。これからも、こんな小ネタでいいから私たちのためにどんどん紹介してもらいたいものです。
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