10/8 NHK BS4K「KARATSUジャック・マイヨールが愛した海 四季」を観よう

10月8日、NHK BS4KとBSプレミアムで「KARATSUジャック・マイヨールが愛した海 四季」が全国放送されます。ジャックが7歳のとき、スキンダイビングで初めてイルカに出会った場所。それが唐津です。どんな場所か興味あります。こちらの作品は、佐賀の唐津の海を季節ごとに追い、4Kカメラで撮影したもの。今回の番組では、今年春から夏、昨年の秋から冬の映像を再構成したものになるそうです。

NHK 4K作品「KARATSUジャック・マイヨールが愛した海 四季」

2021年10月8日 NHK BS4KとBSプレミアム「KARATSUジャック・マイヨールが愛した海 四季」
放送:22時~22時59分

春に放送したものは、見逃してしまったのですが、ジャック・マイヨールと聞くと反応してしまう方が一定数いるのではないでしょうか?

私も、映画「グラン・ブルー」のジャック・マイヨールに憧れ、スキューバーダイビングのインストラクターにまでなってしまいました。さすがに素潜りはしても、5mくらいしかしません。危ないので・・・

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ジャックと言えば、千葉県の館山市の海に足繫く通ったことがよく知られていますが、この唐津の海は、幼いころ過ごした大切な大切な場所だった様です。

想い出のある、大切な大好きな海だったのでしょうね。

ジャックは、中国 上海で生まれたフランス人で、子供の頃、毎年夏休みを唐津(日本)で過ごしたそうです。7歳の時、七つ釜周辺の海で兄と一緒にスキンダイビングをし初めてイルカを見て、イルカのとりこになった・・・。これは彼の著書「Homo Delphinus: The Dolphin Within Man(原題)」でも書いていいます。日本では、「イルカと海に帰る日」という題名で売られています。

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私は読んでいませんが、この本は、人間の水生起源についての彼の哲学の本として知られています。

彼の原点は7歳の時に出会ったイルカだなんてなんか素敵ですね。

企画は、NHKの資格「潜水アナウンサー」小林アナ

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この小林アナウンサーは、局内で7人しかいないNHKの局内資格「潜水アナウンサー」を持つ1人。

以前、テレビでNHKのカメラマンが入社後、ダイビングしながら撮影する研修現場を見たことがありますが、アナウンサーも「潜水アナウンサー」なる方がいると知って面白いし興味が湧きました。

この「七つ釜」は、玄武岩の柱状節理で、玄界灘の荒波で七つの洞窟が形成され、国の天然記念物にもなっています。

また、番組には、ジャックと親交が深かったベテランダイバー・高島篤志さんという方が登場するそうです。

ジャックが幼い頃訪れた唐津の海ですが、亡くなる前の8年間にも20回以上訪れているそうです。

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ジャック・マイヨールとは?

blankジャック・マイヨールは、1927年4月1日、中国上海でフランス人として生まれました。

フリーダイビングで多くの世界記録を保持。1988年の映画「グラン・ブルー」(リュック・ベッソン監督)は、彼のライフスタイルや人生観、またライバルで友人であるエンゾ・マイオルカの交流を描いた深い話です。ジャックはこの映画の脚本家の一人だったそうです。

イルカへの興味は、アメリカ フロリダ州マイアミの水族館で商業ダイバーとして働いていた1955年に始まりました。そこでメスのイルカに出会い、イルカを真似て、彼は息を長く保つ方法と、水中で行動し自分自身を統合する方法を学んだそうです。

フリーダイビングは、息を止めたままどこまで深く潜れるかを競うスポーツですが、命の危険もあるとても危険なスポーツでもあります。

1966年から1983年の間に、ジャックは8回のフリーダイビングの世界チャンピオンでした。

1976年11月23日、ジャックが49歳のとき100メートル(330フィート)まで降下した最初のフリーダイバーになり、最終的に、1983年56歳で、ノーリミッツ(NLT)で105mの深さまで到達しました。

ノーリミッツとは、重りを付けているザボーラという乗り物に掴まって水中に沈み、目標の深度に潜っていきます。その後水面を目指して浮上する際には、風船の様にフロートに空気を入れてその浮力で浮上していきます。

驚くのは、100メートルを超えた彼のダイビング中の心拍数は、60から27拍/分にまで減少したそうです。

その後、ダイビングの第一線から引退した後は、イルカと人間との共存を訴えて活動していましたが、晩年はうつ病を患い、2001年12月22日、イタリアのエルバ島にある自分の別荘に首つり自殺しました。友人たちは、エルバ島の南東、深さ16メートルに彼の記念碑を建てたそうです。

彼のダイビング哲学は、リラクゼーションとヨガの呼吸に基づいた心の状態に到達すること。それによって彼は無呼吸を達成することができました。

また、スキューバダイビングのレギュレーターの開発にも尽力したそうで、スキューバーダイビングをやってた私としても本当に尊敬する人です。

フリーダイビングとは?

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映画「グラン・ブルー」の中でも出てきますが、潜る前の精神集中は凄いし、空気をいかに肺に送り詰め込んで潜るかみたいなところがあって、競技を見ると凡人には理解できないくらい凄いです。静かに、静かに、深ーく潜っていくのです。

また、競技をしていて100メートルを超える蝶人たちは皆、100メートルを超えたあたりで、漆黒に近い藍色の青、グランブルーが見えると言います。

彼らはヨガで呼吸や心ををコントロールし潜るのですが、その姿がもう、凄く超人なのです。

深く潜り、潜った場所に、〇mと書かれたタグがあるのですが、そのタグをつかみ浮上します。浮上方法も幾つかありますが、浮上後、「I’m OK」と言って競技が終わります。

とくに水面近くの残り10m付近になると、これまで深い場所で潰れてた肺が膨らみ、肺の空気が急に足りなくなり、ブラックアウトを起こす事があります。だから、「I’m OK」って大事。「グラン・ブルー」でも、エンゾがブラックアウトになりましたね。

ジャックは、人間が生理学的および心理的訓練によって、隠れた水生の可能性を持っているかどうか挑戦していた人と言うべきでしょう。

フリーダイビングの記録認定は、紆余曲折あった様で、CMAS-Confederation Mondiale des activites subaquatiques(世界水中連盟)によって行われ、その後、イタリア潜水協会等がCMASに代わり認定活動を行うようになったそうです。その後、1993年に AIDA-Apnea Internationale pour le Developpement del’ Apneaが誕生したというのが流れの様です。(AIDAより)

CMASは、クマスと言って、ダイビングの団体もやっているところですね。

記録を見ると、CMASで認定されたものと、AIDAで認定されたものがあるようで、どれが世界記録なのかよくわかりませんでした。

フリーダイビングは8種類分類されるそうで、これも知りませんでした。

フリーダイビングの中でも最も危険と呼ばれるのが「ノーリミッツ(NLT:No Limits)」で、現在でのNLTでの世界記録は214m。

ただ、とくに話題に挙がるのは、8種類の中のこの2つだと思います。

  1. Constant Weight (CWT)は、呼吸を止め、フィンをつけて自身の泳力だけで垂直に何メートル潜れるかを競うもの
  2. Constant Weight Without Fins (CNF)は、一息で呼吸を止めながら、フィンを付けずに自分の泳力だけで潜水していきます。 浮上も自分の泳ぐ力だけで上がってきます。

記録は、男性でこんな感じ

Constant Weight (CWT) 記録 129m
ロシア人のAlexey MOLCHANOV 2017/5/2

Constant Weight Without Fins (CNF) 記録 102m
ニュージーランド人のWilliam TRUBRIDGE 2016/7/2

このウイリアムさんの動画がありました。めちゃくちゃ感動するので見て欲しいです。

フィン付きなら、129mもいけるんですね。フィンなしでも102mとか変態ですよね。最も純粋なフリーダイビングの形式が、 (CNF)でしょうね。

フリーダイビングは、日本だと、元?女優の高樹沙耶さんや、引退した篠宮龍三さん、残念ながら亡くなった木下紗佑里さんなどが有名ですよね。

NHKの番組で篠宮さんを追ったドキュメンタリーなど見たことがありますが、もはやこのフリーダイビングをやる方って、精神が落ち着いていて仙人みたいで、凄いです。

私も彼らが目指す、100メートルを超えた深い藍色の世界「グランブルー」見たいです。

私は、映画「グラン・ブルー」に魅せられましたが、まさか日本人にはこんなことできないと勝手に思っていました。だから、テレビで篠宮さんを観て本当に感動しました。

篠宮さんは競技引退後、自分の教室を開いている様なので、いつか行ってみたいです。また現在は水中カメラマンもされているみたいで驚きました。確かにスキューバーの機材がないなら、魚たちも警戒しないし、くじらやイルカ、シャチなんかも狙えそうですよね。素潜りの水中カメラマンは良いと思います。

さいごに

唐津の海は、潜ったことがないので、この「KARATSUジャック・マイヨールが愛した海 四季」を見た後にまた追記できたらと思います。

とにかく、ジャックが7歳のころ出会った唐津の海。ずっと変わらずにいて欲しいと願います。

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