
スカパー!4K開局時からあるコンテンツの一つ、「TOKYO先端ダイニング」を久々に視聴しました。今更感はありますが、最初見たときは4Kということばかりに目が行ってしまっていましたが、今見るとまた違った印象を受ける番組でした。
4K映像によって、各料理が美味しそう!だけではなく、料理人たちのマインドや情熱も伝わってくるよい場組です。制作はNHKエンタープライズが行っているようです。
「TOKYO先端ダイニング」とは?
2015年3月1日から始まった世界初の4K商用放送「スカパー!4K 総合」のために、NHK(NHKエンタープライズ) が制作した4Kコンテンツもの。
創造者としての料理人に注目し、先端的なダイニングで繰り広げられている創作活動を、4Kならではの繊細で色域の豊かな映像とノーナレーションでドキュメントし、さらに独占インタビューにより、創造の未来潮流を探っていきます。
名前の通り「東京の先端的なダイニング」が番組では紹介されます。私たちは日本に住んでいてその日本の食文化の素晴らしさに気づかずにいました。
「日本」とくに「東京」には繊細で世界中の料理文化が集まり素晴らしい職人たちが料理を提供しており、日本人料理人だけでなく、東京に店を構える志も高い先進的な料理人とその料理を紹介する番組です。
料理人たちの目の前の料理に向かう妥協のない姿勢に頭が下がる一方、私たちの生活でもこのように、真正面から向き合わなくては!とも思わせるそんな作品なのです。
制作会社のコメント
4K放送の普及には、コンテンツの量産が求められる一方で、「4Kならでは」の映像表現を発揮するリッチなコンテンツが必要です。
当社が制作するコンテンツは、いずれも4K-RAWクオリティによって制作し、4Kならではの奥行き感、広い色域によるダイナミックレンジを最大限に表現する、“ひと味違う”4Kコンテンツです。
出典:https://www.nhk-ep.co.jp/topics/4kcontent/
と制作会社のNHKエンタープライズも言っています。4Kと言われる番組はすべて満足できるかというのは難しい。でも4K画質に向いている番組はある。それが、この番組だと私は思います。
4KをRAWデータで撮影するのは非常に大変です。圧縮データすら膨大な4Kをほぼ劣化なしの形式で記録を行います。4Kビデオカメラメーカーごとに規格があるため、一概には言えませんが、30p(30フレーム/s)を4K-RAWで撮影した場合、約1.4Gbpsのデータ量となります。
これは512GBのメモリーカードが約48分で一杯になってしまうデータ量。当然、撮影データ量が多いと編集を行うのも大変です。このコンテンツはHDR対応ではありませんが、
元データが4K-RAWであるため、グレーディングを行えばHDR対応コンテンツにすることが出来るでしょう。リマスターして、HDR対応にトライしてほしいですね。
出演するお店・料理人
【EPISODE Ⅰ 六雁(銀座)】
出演:秋山能久
【 EPISODE Ⅱ ESqUISSE(銀座)】
出演:リオネル・ベカ(シェフ・エグゼクティブ)
若林英司(支配人兼シェフソムリエ)
成田一世(シェフパティシエ)
【EPISODE Ⅲ アロマフレスカ(銀座)】
出演:原田慎次(シェフ)
【EPISODE Ⅳ かんだ(元麻布)】
出演:神田裕行(店主)
【EPISODE Ⅴ ハインツ・ベック(丸の内)】
出演:ハインツ・ベック(シェフ)
【EPISODE Ⅵ Edition Koji Shimomura(六本木)】
出演:下村浩司(シェフ)
♦内容時間:58分45秒×6本
・レギュラー出演:小宮悦子(フリーキャスター)、池田靖史(建築家)
・音楽:井口拓磨
オープニングテーマ曲:「muse of urban」/エンディングテーマ曲:「daybreak」