SONYが、米国で開催のCES 2018にて、Dolby Vision(ドルビービジョン)を搭載したSONY初の4K Ultra HD Blu-rayプレーヤー「UBP-X700」を発表しました。海外では今月発売される予定です。ただしDolby Visionは、2018年夏ごろに対応。日本での発表は現在ありませんが、日本でも発売予定。
Dolby Visionを搭載したSONY 「UBP-X700」
米国、英国などで今月発売する予定の4K Ultra HD Blu-rayプレーヤー「UBP-X700」ですが、2018年の夏にファームウェアのアップデート(Dolby Visionサポート)が予定されています。
ですから、すでにDolby Vision搭載の有機EL(OLED) テレビを持っている方、またこれから購入の方に最適だし、新たに4K Ultra HD Blu-rayプレーヤーを検討中の方にも嬉しい情報です。
また調べる限り、すでにリリースされている4K Ultra HD Blu-rayプレーヤー「UBP-X800」がDolby Visionアップデートするかどうかはまだ不確定ですが、海外で「UBP-X700」が2万円台という安さでで販売することを考えると、”新しく買ってね!”という対応になる可能性が高いです。
また同時に発表したAVレシーバー「STR-DH790」は「UBP-X700」の音響部分を補完でき、DolbyAtmos®とDTS:X™で、体を完全に包み込みこむような体感ができるとしています。
ちなみにお値段はUBP-X700は、およそ€270程度。で、STR-DH790は€400程度ということです。日本円に直しても悪くない金額です。
また、今公開している『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は海外ではすでに、4K Ultra HD ブルーレイで発売すると予約を受け付けています。
4K Ultra HD ブルーレイの作品が増えているので、自宅でも、良い画質、良い音質で楽しみたいたいものです。
さて、話は戻りますが・・・
「UBP-X700」ってどんな製品なのか?
日本のSONYのHPには情報がないので、海外のSONYのサイトを見る限り・・・まず、サイズが従来より小さくなったようです。
「UBP-X700」のコンセプトは “Play Anything”と書かれていて、ほとんどのビデオとオーディオフォーマット、一般的なストリーミングサービスなど、好きなものを見ることができると書かれています。そのコンセプト通り”Play Anything”(何でも再生)みたいです。
Dolby Vision機能サポートも嬉しいけど、なによりユーザーとしては何でも再生できるっているのは素直に嬉しい。だって家族で共有している物ですから。
Dolby Visionサポート
「Dolby Vision™」はHDRの新しい規格で、ハイライト、深い暗闇、鮮やかな色彩・・・どんなシーンも生き生きとさせ、魅力的な映画体験を作り出します。
※先にも書いた通りDolby Vision™は、ファームウエアにて対応の予定。
HDR以外のテレビでも楽しめる
UBP-X800にも搭載されていた、「SDRコンバート」機能は引き続き搭載。
HDR以外のテレビでも4K HDRフィルムを見て、シャドーとハイライトを楽しめます。コンバータで変換してくれます。
写真右がSONYの製品で変換したもの。
再生可能なものは?
対応Disc
通常のCD、スーパーオーディオCD、Blu-ray、3D Blu-ray、4K UHD Blu-rayが再生可能。
デジタル音楽対応
オーディオフォーマットは、DSD、FLAC、ALAC、WAV、AAC、MP3などのロスレスオーディオフォーマットを可能にします。
ビデオフォーマットは?
USB経由またはホームネットワーク経由でムービーを再生します。UBP-X700は最も人気のあるビデオファイル形式をサポートしているため、お気に入りの映画もホームムービーを見ることが可能。
XVID、WMV、AVCHD、MPEG2、MPEG4の画像や動画も、USB入力から簡単にダウンロードできます。
映画やテレビを4Kで視聴
気になる4K映像については、Youtube、Netflix、Amazonの3つについては確実にプリインストールされている模様。このほかHuluなどももちろん見られると思います。
(これは、SONYにお金を支払った会社は確実にHPに見らえるよと載せてもらえるCMみたいなものなので)
背面をみてもわかるように、LAN端子はあり、有線でも無線でも繋がります。
スペック
再生:ディスク | BD-RE、BD-REデュアルレイヤー、BD-ROM、CD(CD-DA)、CD-R / -RW、DVD + R、DVD + Rダブルレイヤー、DVD + RW、DVD-R、DVD-レイヤー、DVD-RW、DVDビデオ、SA-CD(SA-CD / CD)再生、ステレオスコピック3D(プロファイル5)、Ultra HD Blu-ray™ |
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再生:ビデオフォーマット | AVCHDディスクフォーマット、HEVC、モーションJPEG(.mov、.avi)、MPEG-1ビデオ/ PS(.mpg、.MPEG、.mkv).VOB、.VRO、MPEG-2ビデオ/ PS、TS(.mpg、.MPEG、.m2ts、.mts、.mkv).VOB、.VRO、MPEG-4 / AVC(.mov、3gp、.3g2、.3gpp、.3gpp2、.flv)、MPEG-4 AVC(.mkv、.mp4、.m4v、.m2ts、.mts)、VC1(.m2ts 、.mts、.mkv)、VP6、VP8、VP9、WMV9(.wmv、.asf、.mkv)、Xvid(.avi、.mkv) |
再生:オーディオフォーマット | ALAC(.m4a)、Dolby®Digital(.ac3、.mka)、DSD-DSDIFF / DSD(.dff、.dsf)、FLAC(AAC、.mka)、AAC (Mka)、Mokey's Audio、Vorbis、WMA10 Pro、WMA9 Standard(.WMA)、およびWMA9標準 |
再生:写真形式 | BMP(.bmp)、GIF(.gif)、JPEG(.jpg、.jpeg)、MPO MPF 3D(.mpo)、PNG(.png)、WEBP |
画質 | 24p True Cinema™ 4Kアップスケール(60p) ディープカラー(12ビット) |
Dolby | DolbyAtmos®(ビットストリーム出力) Dolby®True HDデコード(7.1ch) |
DTS® | DTS:X™(ビットストリーム出力)DTSデコード(7.1ch) |
DSEE HX | ☓ |
BLUETOOTH® | ☓ |
CERTIFIED HI-RES AUDIO | ☓ |
WI-FI® 内蔵 | 〇 |
WI-FI® MIMO | 〇 |
スクリーンミラーリング(Wi-Fi®Miracast) | 〇 |
ストリーミング | 3Dストリーミング、4Kストリーミング、ライブストリーミング |
端子 | 同軸オーディオ出力:1(リア) イーサネット接続:1(リア)HDMI出力:2(リア) USB入力:1(フロント) |
寸法(W×H×D) | W 12-3 / 5 "×H 1-4 / 5"×D 8-1 / 2 "(320mm×45mm×217mm) |
重量 | 1.4kg |
STR-DH790 7.2ch 4K HDR AVレシーバーを使用すれば、新たな体感が!?
で、SONYが一緒にプレスリリースで発表したものにAVレシーバーがあって、これを組み合わせることを推してますね。
同時に発表の「STR-DH790 Dolby Atmos Enable AVレシーバー」
もちろん体感してないので分かりませんが、SONYによると”ホームシアター体験を新たなレベルに導いた”と言っています。とても、気になります。
「UBP-X700」を補完するために、ソニーは新たにSTR-DH790 7.2ch 4K HDR AVレシーバーを使用すれば、DolbyAtmos®とDTS:X™のサポートにより、体を完全に包み込みこむような体感ができ、5.1.2チャンネルで、市街地を揺るがす空やサイレンに実際に雷が鳴る感覚を与えます。臨場感がますますUPしそう。
さいごに
英語のサイトをみたり、レポートを見て書いているので詳細は日本のSONYのサイトに載ってから・・・というところですが、Dolby Vision(ドルビービジョン)搭載モデルで、ファームウエアは2018年の夏ごろと考えると、ファームウエアの頃の夏のボーナス商戦前の6月頃発売されるのかな?と勝手に思いましたね。
でも、絶対に日本でも発売して貰いたいモデル。そして安くして普及して貰いたいものです。SONYは厳密には別会社だけど・・・SONYピクチャーズの4K Ultra HD Blu-rayの作品も多く販売してますし、ハード製品を安く売って欲しいものです。
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