4K・8K放送開始準備で帯域削減 BSの解像度が横1440ドットに!見た目は変わらないって本当?

 

4K・8Kの本放送(BS・110°CS放送)が2018年12月に控え、テレビ局も様々な準備を始めています。これまでのチャンネルで使っていた帯域を圧縮し、4K・8K用の空きを作る必要があり、BS放送各社が解像度低下させ、対応します。まずはNHKのBS1で開始され、民放各局も1月末までには帯域が減り、解像度が低下していきます。

 

4K・8K放送準備で帯域削減 BS放送 解像度低下へ

なぜ、解像度がさがるのか?

なぜ、解像度がさがるのかというと、4K・8K放送開始のためで、電波の準備をするからです。電波の帯域は通信などでも需要が膨み、4K・8Kテレビ放送用に増やせないのです。

したがって、既存チャンネルで使っていた帯域を圧縮し、4K・8K用の空きを作る必要があるのです。

出典:総務省 4K・8Kに関する周知・広報戦略

4K・8Kの本放送開始に向け、放送業界で準備が進んでいるんだ・・・と安心しますが、でも私たちが必要なこの4K・8K放送を見るための受信設備の情報はまだ。もちろん普及も進んでいません。これは心配になります。

さて、本題のBS放送の解像度が下がる話ですが、すでに1月14日 NHKのBS1で、横方向の解像度が1920ドット(フルハイビジョン)から1440ドット(ハイビジョン)に変更されました。

1月中にはBS放送各社の解像度が段階的に下がる計画で、以下のように、各チャンネルが隙間をつめていくと、4K・8K用の電波を確保できる計画の様で、今後は2018年6月にかけて、放送開始の準備が本格化しそうです。

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出典:総務省 4K・8Kに関する周知・広報戦略

解像度が落ちてどうなる?画質は変わる?

BS放送の解像度が下がる話は今さら画質落ちるの?と心配になりましたが・・・放送サービス高度化推進協会(A-PAB)によれば、「帯域削減をしても、エンコーダの設定変更などを行ない、主観評価では違いが判らない品質にした」といいます。

我が家のBS1、BS3は日によってキレイではない日もあるので、正直いって今のところは画質に関しては低下した気もするけど、わかりません。

でも、BS放送の契約者にはフルハイビジョンの高画質を目当てに契約している方も多いでしょう。この解像度が下がると影響はあるのか?本当に画質はそんなに変わらないのか、これからが見ものです。

NHKのBSで放送するサッカーなどの番組はちょっと心配です。綺麗なことを祈ります。

これから帯域削減スケジュール

BS朝日  (1月22日午前1時~6時)
BS-TBS   (1月22日午前1時~6時)
BS日テレ (1月29日午前1時~6時)
BSフジ  (1月29日午前1時~6時)

各社この時刻に4K放送に向けた設備を行い、この時刻以降は解像度が低下する予定です。

詳細は //www.apab.or.jp/topics/2017/1712010001.html

帯域が減った後はどうなる?

帯域が減って、隙間を詰めていったあとは・・・いよいよ電波の引っ越しが始まります。

各チャンネルで数回の放送休止時間が発生する予定だが、視聴者側はテレビの設定変更などをしなくてもいいように、最後の確認作業が進んでいる。

最終的には、このような感じで、赤い字のところに4K放送が入ってきます。

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さいごに

いよいよ放送業界は、4K・8K放送に向けラストスパート!という印象ですが、視聴用のテレビやチューナーも含めてこれからです。

これから、業界全体がどう動いていくのか?こちらは続けて書いていこうと思います。

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