事前の告知通り、REGZAのZ20Xシリーズのアップデートが、本日12月17日に開始されました。主な内容は、4Kテレビ全機種で初めて、
ひかりTV 4K テレビサービス(4K-IP放送)対応
スカパー!プレミアムサービスの4K放送録画対応
HDR機能向上 の3点です。
ひかりTV 4Kテレビサービス(4K-IP放送)に対応
国内テレビメーカーでは初の対応となりました。これまでは専用のSTBが必要でしたが、今回のアップデートによりZ20Xで直接放送を受信することが可能です。ひかりTV 4Kについてはこちらをご覧ください。
HDR機能向上について
- LEDエリア駆動(バックライトコントロール)の性能向上による画質向上
- HDR復元プロの効果を最適化
- ひかりTV 4Kのテレビサービス(4K-IP放送)のHDRコンテンツ対応
REGZAのZ20Xのバックライトは、
エッジ式ではなく、パネル全面にLEDを用いたバックライトを採用しています。
このため、画面内での明暗を細かくコントロールすることが出来るのですが、
今回のアップデートにより、このLEDバックライトコントロールの性能が向上しました。
LEDエリア駆動の性能向上:暗部領域の画質向上
具体的には、バックライトの点灯値を決定づけるアルゴリズムを変更。
これまでのバックライトは、エリアでの特徴を抽出し、平均輝度とピーク輝度の値を参照し、点灯値をきめていたがこの制御方法だと、ブレンド値が一定だった。
今回のファームウェアでは、ピーク輝度が高い場合のブレンドを変え、暗い部分がより細かく制御可能になった。
HDR復元プロの効果を最適化:明部(輝度)の画質向上
音楽ライブやスタジオ撮影などで、スポットライトが強くあたってしまい、映像が白く飛びかけている領域の階調表現に、注力することで明部(輝度)の表現力の可能になりました。
この2つの性能向上により何が変わった?
HDR時代に相応しいハイコントラストな映像表現が可能に。
それぞれの性能向上によって、これまでもHDRコンテンツには対応していましたが、より高画質な映像表現が可能となりました。
現状HDR映像が、普及していない中、地デジや既存コンテンツの、高画質化がされるという点では、重要なアップデート。嬉しいですね。
今回のアップデートには、ひかりTV 4Kビデオサービス(ひかりTV 4K HDR対応4K-VOD)のHDRコンテンツも視聴が可能となっています。
対象機種一覧
- 65Z20X
- 58Z20X
- 50Z20X
また、Z20Xシリーズで新搭載した映像エンジン「4KレグザエンジンHDR PRO」は、「5年先を見据えて開発した」とのことで、ソフトウェア/ファームウェアの改善により、より進化を続けるようです。
なお、最新のZ20Xだけでなく、2014年モデルの「REGZA Z10X/J10X」も、HDMIのHDR信号対応と、「ハイダイナミック復元」の性能を向上し、12月22日よりアップデートを実施する予定になっています。