千葉の幕張メッセで開催の国際放送機器展「Inter BEE 2017」ソシオネクストのブースも見ごたえがありました。8Kリアルタイムエンコーダーや8Kのメディアプレイヤー、22.2chのサラウンドシステムも楽しかったです。早く実現してして欲しいものです。
Inter BEE 2017
11月15日~17日まで開催された「Inter BEE 2017」。最終日は、過去最多の38,083名の登録来場者数だったそうですよ!
8K配信サービス、8Kリアルタイムエンコーダー
”8KHEVC リアルタイムエンコーダー”と、”メディアプレーヤー”
この組み合わせで、8K 映像のエンコード・伝送・デコード・表示が可能。この伝送はLANケーブル1本ということです。
8Kリアルタイムエンコーダは、8K/60pのリアルタイムエンコードを実現。
メディアプレイヤーS8(エスエイト)
こちらは、パブリックビューイング、サイネージ等へのストリーミング配信サービス事業者向けを中心に 2018年3月より販売を開始するそうです。
LSI「SC1400A」を搭載した メディアプレーヤー「s8」は、HEVC 8K 映像⼊⼒のリアルタイムデコードに対応しており、ローカルに保存した映像データの再生や、イベント会場でパブリックビューイングでの8Kライブ上映を可能にします。
さらに H.264/MPEG-4 で圧縮された4K 映像のデコード処理にも対応し、4K映像を8K表示機器に向けアップコンバート(超解像処理含む)する機能もある。
映像 Codec 8K:H.265/HEVC 4:2:0 10bit、4K: H.264/MPEG-4 4:2:0 10bit
音声 Codec: 2ch / 5.1ch / 22.2ch AAC-LC 16bit 48kHz
サイズは、410mm×220mm×60mm。重さは2.5kgと、かなり小さいのが印象的でした。
またサンプル価格は250万円で、8K・4K対応メディアプレーヤーとしては世界最小・最軽量です。
LSI「SC1400A」とは?
「SC1400A」はのHEVC符号化方式に対応した8K映像のリアルタイムデコーダLSI。日本の超高精細度テレビジョン衛星放送のHEVC符号化方式(ITU-R BT.2073規格)に対応しており、8K/60p映像のデコードを1チップで可能にします。なお、外部インターフェースにはPCI Express 2.0 (Gen2)を1レーン、HDMI 2.0-Txを4チャンネル搭載しています。
この「S8」というメディアプレイヤーは、これから4K・8Kが普及するにあたって、家電量販店や街頭などで、見かける機会が増えそうですね。
また、現段階で250万円ということは、私たちがこの製品を手にする頃には・・・幾らになるのか気になりますね。きっと、安くなるでしょう。
また外付けという形ではなく、チップだけがテレビに組み込まれたものも増えていくんでしょうね。早くそうならないかなあ。
8Kサイネージ + 22.2ch Virtual Sound
個人的には、これ面白かったです。NHKが推してる8K+22.2chサラウンドシステムですが、いつまでたってもNHKの展示は、360度そこら中にスピーカー沢山置いてます。
ソシオネクストの展示は、これをスピーカー2つで再現してくれている展示でした。このサイネージの前に立つと、上にあるスピーカーから、色々な方角からの音が聞こえました。
実際に、NHKの22.2chの展示で体感したことがありますが、まあこんなものかなあと思ったのですが、会場がざわざわしている割には、いろいろな場所から音が聞こえて良かったです。
発売される頃が楽しみです。
さいごに
8Kテレビ+22.2chサラウンドシステムが1台のテレビで実現したら、やはり感動するのかな。この先の8Kの先の世界ってどんな風なのかな?
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