アップルが新しい iPhone 12と同時に5Gに対応すると発表しました。これから私たちの生活はより一層豊かなものになりそうで楽しみです。特に魅力的のは、「iPhone12Pro」と「iPhone12 Pro Max」が「Apple ProRAW」形式での撮影と「Dolby Vision」で4K撮影と編集が可能になること。5Gに対応すると、検索スピードも凄く早いので、今以上に iPhoneで動画を見ることが増えそうです。
この数年、スマホ買う事を躊躇してましたが、「iPhone12Pro」と「iPhone12 Pro Max」欲しいです!!
6.1インチのiPhone12Pro と 6.7インチのiPhone12 Pro Max
iPhone12 Proの予約受付開始は10月16日(金)、iPhone12 Pro Maxの予約受付開始は11月6日(金)です。
iPhone12 販売会社は?
docomo、au 、Soft Bank の3社で取り扱う予定です。
まず、外観を見ていきましょう
外観ですが、これまでで最大の「Super Retina Super RetinaXDRディスプレイ」を備えています。従来の iPhone 11 Pro Maxは、6.5インチ。 iPhone 11 Proは、5.8インチでしたので、ベゼルが減ったというのが印象かな・・・
iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
カラー | 4色:グラファイト・シルバー・ゴールド・パシフィックブルー | |
ディスプレイ:サイズ | 6.1型:2,532×1,170ドット | 6.7型:2,778×1,284ドット |
ディスプレイ:タイプ | 有機EL(OLED):Super Retina XDRディスプレイ | |
ディスプレイ:ガラス | セラミックシールド | |
ベゼル | ステンレススチール | |
画面の解像度 | 2,532 x 1,170ピクセル | 2,778 x 1,284ピクセル |
画素密度 | 460ppi | 458ppi |
ディスプレイ | HDRディスプレイ True Tone 広色域(P3) 触覚タッチ | |
輝度 | 最大輝度800nit(標準)、最大輝度1,200nit(HDR) | |
コントラスト比(標準) | 2,000,000:1 | |
底部の端子 | Lightning |
これまでも、iPhone は、スマートフォンの中でも最も頑丈なガラスを使っていると言われてきましたが、さらに頑丈で、落とした時のパフォーマンスが4倍向上したと言っています。つまり、割れづらくなったということでしょう・・・
しかし、数字で見ると、本当に明るいんですね。最大輝度1200nitってテレビやモニターより明るいですね・・・。
また見た目ですが、ベゼル部分のエッジは角だけエッジを落としたデザインです。近年発売されたエッジが丸い感じと、昔のiPhoneのエッジのとがった感じの中間の感じです。
物としても美しいですね・・・
タイプは3種類
容量 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max |
128GB | 106,800円 | 117,800円 |
256GB | 117,800円 | 128,800円 |
512GB | 139,800円 | 150,800円 |
重量 | 187g | 226g |
外形寸法 | 146.7×71.5×7.4mm | 160.8×78.1×7.4mm |
正直なところ、もっとお値段が高いと思っていたので、思ったよりは安いと言うのが第一印象でした。でもまあ、いい値段しますよね。
もちろん、SDカードとか入るとかについては、相変わらず対応しません。私は求めているのにな・・・
重量については、自分のiphoneXS MAXにガラスを貼っているんですが、試しに重さを測ったら220gでした。そう考えると、機能は良くなっても重量は同じくらいですね。
ちなみにバッテリー持続時間は、ビデオ再生でiPhone 12 Proが17時間、Pro Maxが20時間、ストリーミングでのVideo再生は11時間と12時間。音楽再生は65時間と80時間だそうです。
業界初「A14 Bionicチップ」
アップルが開発したという5nmプロセス「A14 Bionicチップ」と次世代のNeural Engineを採用。発表時にも開発者が1秒間で 11trillion (11兆回)演算処理すると言ってました。
トランジスタは、118億個!で、さらにパーツサイズが原子レベルなので、トランジスタ同士を信じられないほど近くに配置できるそうです。そこでトランジスタ間で電気がより速く流れ、電力のロスもなくなり、結果として、高速化し、電力効率も向上し、長時間駆動可能になるというもの。
私達にとっての恩恵は、アプリを利用する際はこれまで以上にサクサク動くでしょう。。理由は、コアの数を2倍にし、Neural Engineの性能が劇的にアップ。結果、負荷が高い機械学習のタスクを最大80%速くこなすことができるからだそうです。
だんだん難しくなってきましたが、とにかく早いことは良いことですね。そして折角5Gに対応した iPhone 12 が本体のスペックのせいで遅かったらシャレになりませんしね。
カメラ:フロントカメラ(自撮り用)
iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
画素数 | 12MP | |
F値 | ƒ/2.2 | |
動画 | 4K HDR(30fps、60fps) フルHD(120fps) |
カメラ:トリプルカメラ搭載 ①静止画
カメラは3基搭載のトリプルカメラです。
ただ、調べてみると、iPhone 12 Proと、iPhone 12 Pro Max搭載のカメラは全然違います。私は、断然「iPhone 12 Pro Max」が欲しいです。
iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
画像撮影フォーマット | HEIF・JPEG | |
レンズカバー | サファイアクリスタル製 | |
画素数 | 12MP | |
超広角 | 5枚構成のレンズ ƒ/2.4 視野角120° | |
広角 | 7枚構成のレンズ ƒ/1.6 | |
望遠 | 6枚構成のレンズ ƒ/2.0 | 6枚構成のレンズ ƒ/2.2 |
デジタルズーム | 10倍 | 12倍 |
光学ズーム | 4倍 | 5倍 |
手ぶれ補正 | デュアル光学式(広角、望遠) | デュアル光学式(広角、望遠) センサーシフト式 (広角のみ) |
パノラマ | 最大63MP |
どうやら「iPhone 12 Pro Max」のカメラのセンサーだけ、1.7μmにサイズアップしています。
イベントの発表でも担当者が「今まで以上に多く光を取り込めるため、夜景・低照度撮影に強くなります。」と力説してました。
さらに、「iPhone 12 Pro Max」は、広角のみ使えるのですが、カメラに高性能な一眼レフに搭載のセンサーシフト式手振れ補正が搭載され、かなり良さげです。
このほか、写真のモードは以下の通り
- LiDARスキャナ(ナイトモードポートレート)
- Apple ProRAW
- ポートレートモード(ボケ効果と深度コントロール)
- ポートレートライティング(6つのエフェクト:自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ))
- True Toneフラッシュとスローシンクロ
- 100% Focus Pixels(広角)
- ナイトモード(超広角、広角)
- Deep Fusion(超広角、広角、望遠)
- レンズ補正(超広角)
- シーン検出に対応するスマートHDR 3
- 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
- 高度な赤目修正
- 写真へのジオタグ添付
- 自動手ぶれ補正
- バーストモード
また、iPhone 12からは、「Apple ProRAW」と言うスマホで使える写真のRAW機能が使えるようになるのです。これ良いですよね!!
Apple ProRAWって?
「Apple ProRAW」は、すぐには利用できなく、2020年年末には利用できる予定です。
写真撮影での新しい機能に新しく開発された「Apple ProRAW」が追加されました。RAW撮影を進化させたものなのですが、カメラのRAW機能と同じかと思っている方、全然違います!!
「Apple ProRAW」は、「コンピュテーショナルフォトグラフィー(Computational photography)」とカメラのRAW機能を組み合わせたモノ。
「Deep Fusion」 ( iOS 13.2からサポートの写真ソフトウェア ) や「スマートHDR」(HDR合成機能)の様な、複数のフレームをコンピューターによって処理された画像処理やHDR合成のことを指します。
実際に発表したものを見ても印象的な良い写真でした。↓
シャープネス、ホワイトバランス、トーンマッピングが、色、細部、ダイナミックレンジに影響させ、4台のカメラを駆使し、複数のショットから広いレンジの光と影が取り入れられ、物理的にもソフト的にも仕上げるのが、「Apple ProRAW」の様です。
「Apple ProRAW」は、アップルのアプリでも利用可能ですが、他社でも使用可能だと言っているので、スマホ用のAdobe Photoshopなどでも利用可能になると思われます。私もスマホ用のAdobe Photoshopも使っているので、使えると嬉しいです。
写真が好きでカメラをたくさん所有している我が家ですが、最近はiPhoneの性能が大分良いので、つい、iPhoneで撮影しちゃいます。だけど、RAWモードはなかったので撮影に失敗したときはiPhoneで撮ったことを後悔したこともありました。でも、これからそういう事もなくなりそうです。
でも、何とも恐ろしい機能がついてきて、怖いです・・・
LiDARスキャナ (ナイトモードポートレート)って?
この「LiDARスキャナ」は、赤外線を使って奥行きを計測するセンサーです。
やり方は、赤外線を発射し、対象物に反射して戻ってくるまでの時間をナノ秒単位で計測し、3次元形状で計測します。
この「LiDARスキャナ」は、暗い場所のオートフォーカススピードの向上や、また「ナイトモード ポートレート」(暗い場所の撮影時にも背景をきれいにボケさせる)が使えて、フロントのTrueDepthカメラでも、ナイトモードが撮影可能になります。
また、「ポケモンGO」などのARアプリ利用している方には嬉しい機能となりそうで、3次元形状で計測するので、レスポンスが早くなるでしょう。
カメラ:トリプルカメラ搭載 ②動画 HDRビデオ撮影機能
iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
光学ズーム | 4倍 | 5倍 |
デジタルズーム | 6倍 | 7倍 |
ビデオ撮影フォーマット | HEVC、H.264 | |
Dolby Vision対応HDRビデオ撮影 | 最大60fps | |
4Kビデオ撮影 | 4K HDR(24fps、30fps、60fps) | |
1080p HDビデオ撮影 | 1080p(30fps、60fps) | |
720p HDビデオ撮影 | 720p (30fps) |
このほか、動画の機能は以下の通り
- オーディオズーム
- より明るいTrue Toneフラッシュ
- QuickTakeビデオ
- 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
- ナイトモードのタイムラプス
- 連続オートフォーカスビデオ
- 4Kビデオの撮影中に8MPの静止画を撮影
- 再生ズーム
- ステレオ録音
- 映画レベルのビデオ手ぶれ補正(4K、1080p、720p)
- 1080pスローモーションビデオ(120fpsまたは240fps)対応
- フロントのTrueDepthカメラで最大30fps Dolby Visionビデオの撮影に対応
Dolby Visionのグレーディングも「iPhone 12 Pro/Pro Max」で行う
現在も、iPhone を利用した放送番組の制作や映画製作がされていますが、Dolby Vision録画で初HDR対応 10bit対応ということで、2020年は映像革命が起きそう・・・
- Dolby Vision録画で初HDR対応
- 10bit対応でHDRビデオが撮影可能で、7億色以上の表現が可能
- 撮影中もライブビュー可能
- 動画撮影は4K/60pまで対応
- Dolby Visionのグレーディングも本体がリアルタイムで行う
また、「iPhone 12 Pro/Pro Max」は、Dolby Visionのグレーディングもスマートフォンでリアルタイムで行うと言うのです!!普通、映画なども撮影後、処理やエンコードをお願いするところ、なんとスマートフォンだけでできちゃうなんて・・・・なんか信じられないのですがそのようです。
以下、Dolby Visionのグレーディングの様子。
それらを可能にするのも、先ほど紹介した5nmプロセス「A14 Bionicチップ」と次世代の「Neural Engine」のおかげ!
「リアリティ・バイツ」でお馴染みの映画監督 エマニュエル・ルベツキ氏も、今回のiPhone12の発表の為に動画制作してくれたそうで、これまでは高価なカメラやフィルムを購入し準備するのだし、編集機材も高価で準備が大変だったけど、これからは「iPhone 12 Pro/Pro Max」で気軽にもっと自由に映画が製作できると!!

最近も、4K8Kカメラを開発し、ISSで撮影するという記事や、宇宙でトム・クルーズが映画を撮影するという記事を書きましたが、もう実現可能ですね。
JAXAとNHKが、宇宙での撮影が可能となる4K・8Kカメラを共同開発し、2024年度の打上げを目標に、JAXAの火星衛星探査機(MMX:Martian Moons eXploration)に搭載すると発表しました。まずは打ち上げ成功を祈る[…]
トム・クルーズの宇宙での映画撮影の話が進んでいるとWEBニュースでも時々目にしてきましたが、来年の10月に映画撮影を予定している模様です。映画は、「スペースX」と、「NASA」と手を組み、実際の宇宙で撮影するもの。成功すれば、宇宙で初めて撮[…]
だって、この「iPhone 12 Pro/Pro Max」ならば、Dolby Vision対応ですし・・これまで以上に編集スタッフが要らない。ということは映画を撮影した監督が編集することも容易になり、完全なるディレクターズカット映画も増えるかもしれません。
もちろん、私たち素人がYoutubeなど動画を投稿するのが簡単にもなりそうで期待大ですね。
また5G対応だから、現場から最速で映像も共有可能です。凄いです!↓
5G対応は?
アップルの新しい iPhone 12 全てのモデルで、5Gに対応。
最上位機種のみだけ対応なんていう前情報もあったので、安心しました。
5G対応(sub‑6 GHz) | 5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n38、n40、n41、n66、n77、n78、n79) |
さいごに
このほか、デジタルコンパス、Face ID、気圧計、3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサーも搭載する。ますます携帯電話は進化していってるのですね。
個人的には、Dolby Visionで4K撮影・編集可能というだけで、「iPhone 12 Pro/Pro Max」が欲しいし、もう一つの魅力「Apple ProRAW」があれば、一眼レフ購入につぎ込んでいたカメラ代を携帯代に補填しても良いかなと思ってしまいました。
ただ、最上位機種の「iPhone 12 Pro Max」は128GBでも117,800円と、なかなかいいお値段!じっくり考えないといけませんね。
追記:Appleが2021年4月21日に開催した配信イベントで、「iPhone 12」の新色パープルが発表されました。パープルの予約注文は4月23日金曜日、発売は4月30日です。色が綺麗だから、iPhone 12 Proじゃないけど欲しいかも・・・。
関連記事はこちらも
Samsung(サムスン)は、2月11日のサンフランシスコで開催のイベントで「Galaxy S20シリーズ」3モデル「Galaxy S20」「Galaxy S20+」「Galaxy S20 Ultra」を発表しました。日本国内での発売時期や[…]
トム・クルーズの宇宙での映画撮影の話が進んでいるとWEBニュースでも時々目にしてきましたが、来年の10月に映画撮影を予定している模様です。映画は、「スペースX」と、「NASA」と手を組み、実際の宇宙で撮影するもの。成功すれば、宇宙で初めて撮[…]