NHKは、江戸時代の木版画家「葛飾北斎」の謎をテーマにした、8Kビデオプロジェクトで大英博物館と協力する予定です。8Kカメラを使って今年の秋以降に、BSプレミアム、国際放送・NHKワールドTV、さらに8K放送でのオンエアも予定しているという。
NHK「葛飾北斎」の謎をテーマにした、8K番組制作
北斎の作品は世界的に有名で、モネやその他の印象派の絵画からドビュッシーの音楽作品まで、芸術全体に影響を与えてきたことは有名。
8Kの超高精細映像に、以前から関心を持っていた大英博物館からNHKにアプローチがあり、共同制作が実現。
NHKも、大英博物館が8Kの超高精細画像技術の可能性に熱心に関心を示していたそう。
どの様な8K作品になりそうなのか?
大英博物館でのコレクション、世界の博物館やプライベートコレクションの北斎作品など。
「富嶽三十六景」の「凱風快晴」、通称「赤富士」、「鎮西八郎為朝図」など。また大英博物館は、そのイメージに基づいて専門家の解説をしてくれる。
このプログラムは、今秋の8KとBS(放送衛星)プレミアムサービスにも展示される予定です。
8Kによる映像は、肉眼では確認できないような細部まで再現できます。
これまででも、ルーブル美術館について8Kで撮影した作品がありましたが、臨場感も半端ないし、製作者がどのようにしてその色を塗ったかなど知ることが出来ました。様々な技法を駆使した北斎作品の秘密に迫れる素晴らしい8K作品になることは間違いないでしょう。
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