千葉の幕張メッセで開催の国際放送機器展「Inter BEE 2017」に行ってきました。どこのブースも4Kとか8Kという看板が目につき、特にHDRという文字が目立っていました。特に気になったアストロデザインとシャープの8K製品を見ていきます。
Inter BEE 2017
11月15日~17日まで開催された「Inter BEE 2017」今年は例年に比べても更に人が多いという印象でした。また女子も毎年増えてますね。
みどころが多すぎて、なかなかすべてを回り切れませんでした。
12月発売の70型8Kテレビ「LC-70X500」
気になったのは、12月発売の70型8Kテレビ「LC-70X500」です。
この写真も上の写真も、右の下の隅のところが黒く見えます。映像によっては、四隅どれも暗くなっていました。
8Kということで、まあキレイなのですが、このテレビは100万円するので、実際に100万円の価値があるかどうかは何とも言えません・・・。私ならもう少し待つかなあ・・・。
こちらは8Kテレビと並べて展示されていた85型モニターの「LV-85001」
シャープの8Kカムコーダー 8C-B60A
この8K カムコーダ―「8C-B60A」は、8K映像の「撮影」「収録」「再生」「ライン出力」が同時にできる世界で初めての8Kカムコーダ―。アストロデザインの技術協力を得て開発しました。
展示ブースもアストロデザインとシャープの共同ブース。さらにNHKのブースの隣ということもあって、もちろん8K!を推してます!
会場では、この「8C-B60A」の実機を展示し、実際の使い勝手を体験することができました。さらに、収録メディアはSSDパックであり、カメラ展示隣のスペースでは、8Kノンリニア編集のデモも行なっていました。
撮像素子は、3,300万画素のSuper 35mm相当の大型CMOSイメージセンサー。圧縮方式にはCPU負荷の低いコーデック Grass Valley HQXを採用。
映像を収録しながら、8K(60p)の非圧縮映像をリアルタイムで出力できるため、ライブ配信にも活用できます。
Grass Valley HQXコーデックによる収録により、8K 60pのネイティブ編集のレスポンスが、実用レベルであることを目で確認できます!
スタッフも異様に多く気合いを感じました。
8K放送開始に向けてシステム紹介
展示には、8K映像を、4Kや2K映像にして切り出すシステムを紹介していました。こちらの例だと、舞台の映像を8Kで撮影し、その一部を4Kで切り抜いて利用するというもの。切り出された4K映像もまだまだ綺麗でした。右下のものが切り出されたもの。
スイッチャーですべて行えるとのことで、カメラマンを置かなくても、据え置きカメラで対応できるようです。スポーツ放送やコンサート、舞台などの中継で活躍しそうです。
8Kに対応した8KフルスペックSSD レコーダなど。
こちらは、Grass Valley HQX Codec(以下 HQX)に対応するSSDレコーダ。また拡張により、8K RGB4:4:4 120pの記録も可能です。
世界初のDLP 8Kプロジェクタ
アストロデザイン(株)と台湾Delta Electronics社、Deltaグループ傘下の英Digital Projection社の3社が、世界初となるDLP 8Kプロジェクター「8Kプロジェクタ INSIGHT LASER 8K」を共同で開発。2018年9月に発売開始する予定。
「暗い」「重い」「設置が大変」という、プロジェクターのイメージを変える商品。
世界初のDLP 8Kプロジェクタ。光源はレーザーで、明るさは25,000ルーメン。HLG(Hybrid Log Gamma)方式のHDRに対応します。
光源を完全に密閉する事に成功し、光源を密閉することで、2万時間という長寿命を実現。設置についても、天吊りと台置きの両方に対応。難しい調整を行わなくても、設置してすぐに起動し上映できるとのこと。
こちらのプロジェクターで上映したものも視聴可能でした。
さいごに
シャープの8KカメラがInterBEEで初披露され、いよいよ東京オリンピック2020に向けて、動き出そうとしていますね。
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