パナソニック、4K/60p対応するGH5の開発を表明!2017年前半に発売予定

 

明日、9/20から開幕するPhotokina2016(フォトキナ2016)にて、パナソニックが新製品の発表会を実施しました。

パナソニックのハイエンドミラーレス一眼の「LUMIX GH5」の開発発表を行いました。最大の注目点は4K/60p撮影に対応するということ。

一眼デジタルで4K放送と同等の4K/60p撮影が可能に!

現在のハイエンドミラーレス一眼「LUMIX GH4」が登場したのは、今から2年前の2014年。ようやく、待望の後継機が発表されました。

発売は、2017年前半を予定しているとのこと。

個人的には、今年の前半あたりに出るのは?と思っていたのですが、思ったより長かったです。このGH5の発表・発売がもう少し早ければ、我が家の撮影機材はソニーメインではなく、パナソニックメインになっていた可能性もあるぐらいです。

フォーサーズ(4/3)型センサー搭載

センサーの具体的な有効画素数はまだ発表されていませんが、サイズはもちろんフォーサーズ(4/3)型センサーですので、従来のレンズ資産は活用出来ます。

また、今回の発表会に合わせて合計3本のLEICAブランドマイクロフォーサーズレンズ「LEICA DG VARIO-ELMARIT F2.8-4.0」が発表されました、レンズ概要は以下となります。

  • 広角ズームレンズ:8-18mm
  • 標準ズームレンズ:12-60mm
  • 望遠ズームレンズ:50-200mm

6K/30p撮影にも対応

詳細についてはまだこれからとなりますが、4K/60pだけでなく、6K/30pの撮影にも対応するようです。

6K/30pの撮影はあまり一般的にはメジャーではありませんが、6K撮影といえば、ハリウッドでよく使用されているシネマカメラ「RED」が搭載している「6K RED DRAGON」センサーが有名です。

外部出力にて10bit 4:2:2出力も可能!

外部出力(恐らくHDMI)では、10bit 4:2:2での記録にも対応するようです!

ということは、このGH5とATOMSなどの対応する外部レコーダ機器で4K/HDR撮影が可能になるということです。

これはかなり期待されます、なぜなら従来は4K/HDR撮影を行うには、高額な放送機器が必要だったからです。今後はより多くの4K/HDRコンテンツが製作されるようになりそうです。

4K/60pの撮影ビットレートは150Mbpsか?

4K/60p撮影でのビットレートについてもまだ発表はないようです。SDカードのスロット数にもよると思いますが、恐らく撮影のビットレートは150Mbpsではないかと想定しています。

理由として、パナソニック製の業務用ビデオカメラAG-DVX200があげられます。このカメラは、フォーサーズセンサーを搭載し、4K/60pをSDカードに保存することが出来るカメラとなっています。撮影記録のビットレートは150Mbpsとなっています。

昨年のInterBEE2015にて、担当者の方にどうして最大ビットレートを200Mbpsにしなかったかを尋ねたところ、SDカードに安定して記録出来るビートレートの上限が150Mbpsだったため、このレートになったと仰ってました。

当然、SDカード自体もどんどん高速化しているので、さらに高いビットレートを利用出来る可能性はありますが、現実的にはこのAG-DVX200と一緒ぐらいではないかと考えています。

まとめ

発売が2017年前半とまだまだ時間がありますが、非常に楽しみなカメラが登場しそうです。もはやスペック上では、ミラーレス一眼というよりレンズ交換型のビデオカメラ本体に近い感覚です。

一方で気になるのは、ソニーのα7シリーズ。具体的な発表はまだ見えていませんが、対抗機が出てくることを期待しています。

来年用にこれから貯金しておかないといけないですね。

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