DJI と東京都あきる野市、ドローン操縦者の育成プログラム「DJI CAMP」を開催

東京都あきる野市とDJI が、平成28年度から無人航空機「ドローン」操縦者の育成において連携し、4月からドローン(無人航空機)の操縦技能認定のためのプログラム「DJI CAMP」を開催する。場所はあきる野市内の廃校を利用する予定で、またこの運営は、株式会社スカイシーカーが行う。

連携事業の内容

無人航空機「ドローン」の安全かつ有効な活用の促進

DJI製品の飛行プラットフォームを正しく、より安全に使用できる操縦者の技能を認定するプログラム「DJI CAMP」開催

対象:DJI マルチコプターユーザー
内容:安全講習と操縦技能検定、および関連する研修プログラム

「戸倉しろやまテラス」をDJI CAMP開催地として提供

閉校した戸倉小学校の校舎「戸倉しろやまテラス」をDJI CAMP開催地として提供。一般の方が操縦技術の習得ができる場所として、地域の協力を得ながら進める。4月9日オープン。

場所:東京都あきる野市戸倉325番地

株式会社スカイシーカーとは?

DJI JAPAN株式会社と共同で、DJI CAMPの育成プログラムと、パイロットの育成を行います。「正しい知識」「正しい操作方法」「モラルの習得」を身につけ、今後必要とされる技術資格者を育成するのが目的。

このプログラムを運営するスカイシーカーが、都心ではドローンを飛行させる研修を実施できる場所が少なく、地域の理解も必要であることから、同市との連携を提案したそう。

明確にはされていませんが、エントリーユーザー向けのプログラムも、DJI CAMPやるのでは?と思うので、これからの活動を見ていきたいです。

また操縦習得以外も、ドローンや最先端技術を利用し、農作物の生育調査、太陽光パネル、パワコンの清掃・調査、TV / イベント / 結婚式などでの空撮の請負。また消防・警察・自衛隊と連動した、ドローンによる災害対策調査を実施予定とのこと。

第1回のプログラムは6月1〜3日、2泊3日で行われる予定で、「農作物被害対策のためのニホンジカの生態調査」などドローンを活用した事業を行う。

DJIとは?

中国・深センに本社に、世界の民生用ドローンのシェア7割を持つドローンメーカー。

空撮を行う際に、使いやすく、安全な商品を作ることを目的としており、営業拠点は北アメリカ、ヨーロッパ、アジアまで拡大。世界100ヵ国のユーザーが、映画、広告、建設、消防、農業、その他多くの産業分野においてDJI の商品を愛用しています。

DJI 公式サイト

では、DJI CAMPで何ができる?

DJI CAMPでは下記2つの技能資格が設けられています。

DJIインストラクター

DJI インストラクターは、DJIマスターの指導による DJI CAMP(座学教育と実技指導)を受講した、30時間以上の飛行操縦経験がある操縦者。

DJI スペシャリストの教育、監督、技能資格証明を行う。DJIインストラクター技能資格証明発行数には年間の上限あり。

DJIスペシャリスト

DJIスペシャリストは、DJIインストラクターの指導によるDJI CAMP(座学教育と実技指導)を受講した、10時間以上の飛行操縦経験がある操縦者。

DJIスペシャリストは、DJIインストラクターから教育、監督、技能資格証明を受け、実際の業務に従事する。

今後は、企業のみならず 一般の人が操縦技術の習得ができる場所として地域の協力を得ながら進めていくという。

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