4Kドローンで撮影された「海難1890」は多くの日本人が知らない感動の実話

12月5日(土)「海難1890」が公開されました。冒頭の部分で串本町の海を撮影しているのが、4Kドローン。現場は古くから海の難所として有名な場所だそうです。

このドローンはどこの?

撮影の様子に少しだけドローンの写真が載っていました。その写真から推測するに撮影で使われている4Kドローンは、DJIのPhantomシリーズ「プロ仕様」のモデル。

詳しくは、DJI 公式サイト をご覧になってください。

Inspire-1-pro

DJIとは、商用ドローン業界最大手であり、世界シェアの70%を占めている中国の会社。今映像関係で最も勢いに乗ってる会社と言っても過言ではないと思います。最近ではスウェーデンの老舗カメラメーカーであるハッセルブラッドと資本提携したことでも話題となった会社です。

また、ジンバルと呼ばれる、1つの軸を中心として物体を回転させる回転台に、カメラを載せることで、スムースで滑らかな映像が撮影可能で今とても人気です。

一瞬、お値段高いなあと思いましたが、4Kが空撮出来てこの値段ならむしろ安いでしょう。欲しいです。スペックを見ると、本格的な4Kカメラおよび、3軸ジンバルを搭載とあるので、キレイなのも頷けます。

我が家にもいくつかジンバルがありますが、これを使うとかなり手ぶれを抑えた映像を撮ることが出来ます。ジンバルを使った映像はまた紹介します。

最大5km離れたところから動画を送ることができるそうで、数百メートルとか記載有ったり、多くて2kmが良い方だし。この5kmも離れて操縦出来るのはすごいです。

映画のストーリーはもちろん実話です

見返りを求めぬ良心・・・これこそが、はじまり。

物語はトルコ人の乗った船が和歌山県沖で、海難事故に遭う。そこで和歌山の人たちが命がけでトルコの人を助ける。後にこの事がトルコ人の心を動かし、イランイラク戦争時の在留邦人の救出が実現するという話です。

今年はエルトゥールル号事件125周年、トルコ航空による日本人救出30周年になります。

映画自体はまだ見てませんが、関西や和歌山では有名な話。関西に住んでいる際、この「エルトゥール号」のニュースをNHKで毎年やっていて、お互いの国の心を通わせる、この素晴らしい友情の物語を知りました。

この素晴らしい出来事を、日本の多くの方に知ってもらいたいと思ったので、映画化の話を聞いた際は、素直に嬉しかったです。

私は、ダイビングをやる人間なので、実は、串本町=ダイビングでした。この船も沈んでいるのかもしれませんね。

この映画を作るにあたり、国や企業から協力を働きかけ、和歌山県も2014年度に1000万円の補助をしたりして、この映画は完成しました。

トルコからの協力もあって、いつもは撮影が不可能だと言われる場所でも撮影でき、ここでもトルコとの友情を感じたと言います。

また、2015年11月13日(※現地)に、安倍総理大臣と、トルコの大統領がトルコプレミア上映会が行われ、トルコのアンタルヤで開催の20カ国・地域首脳会議(G20)に先駆けてごらんになったようですね。

この不安定な時代に、友情が友情を生み、誰かの為に一生懸命になること、誰かの為に祈ることが素敵なことだと教えてくれる映画です。多くの人の心を動かすこの映画。お勧めです!

第39回日本アカデミー賞優秀賞を10部門で受賞した快作

優秀作品賞
優秀監督賞
優秀脚本賞
優秀主演男優賞
優秀音楽賞
優秀撮影賞
優秀照明賞
優秀美術賞
優秀録音賞
優秀編集賞

公式Youtube

海難1890 [Blu-ray]発売決定

発売予定日は2016年6月8日です

映像特典(予定)
・予告
・特報
・メイキング

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