富士スピードウェイ、日本で初めてサーキットに4Kカメラを導入

 

来年、50周年を迎える「富士スピードウェイ(FSW)」は、感謝イベントの開催を発表しました。感謝イベントは、2017年3月に実施する予定となっています。

富士スピードウェイ(FSW)は、今シーズンを前に、4Kカメラ導入等の設備リニューアルも感謝イベント発表と合わせて発表しました。

富士スピードウェイとは?

富士スピードウェイは、静岡県駿東郡小山町にあるサーキット。略称は「FSW」富士山のすそ野で標高545-580m。天候が不安定であることで知られています。

主要株主は、トヨタ自動車株式会社 93.4%・三菱地所株式会社 4%・大成建設株式会社 2.6%である。

悪天候でバス輸送が大混乱になった過去などから一時F1誘致に成功しましたが、現在は、F1の開催地は鈴鹿サーキットに戻っています。現在は、「FIA 世界耐久選手権」・「SUPER GT」・「スーパーフォーミュラ」・「スーパー耐久」などが開催されています。

何がリニューアル?

レーシングコースでは、コースを監視するコース管制システムのリニューアルを実施。

コントロールセンター1階にあった管制室を2階に移動し、部屋面積も拡大させたことにより、収容人数が増え、観客席床面の化粧直しと耐震強化をされています。

また、コース監視カメラについては、コースの安全性向上と、精度の高い監視を行うため、デジタルハイビジョン対応としたほか、日本のサーキットでは初めてとなる4Kカメラも4台追加導入し、録画機器も一新されています。

CAR Watchによると、管制室には、24時間稼働に対応した、パナソニック製の49インチ フルHDディスプレイ「TH-49LF8J」14台のほか、2台の4Kテレビなど合計81台が設置されるそう。

通常のコース上カメラはフルHD収録で、HD-SDI規格対応のミカミ製「HD-113」に変更。24時間の長時間録画が可能なほか、電子ズームによる切り出し再生も可能となっている。設置台数も従来の29台から1台増え、計30台体制となった。

レースのスタート監視などを行なうカメラも、パナソニック製フルHDIPカメラ「WV-SW598J」とすることでフルHD解像度に対応。ピット入口付近やピットロードの管制にも利用される。ピット上に8台、グランドスタンドに1台、Aパドックに1台の計10台が配置されている。

コース監視システムには日本国内のサーキットで初となる「4Kコース監視システム」を導入。「第1コーナー」「アドバンコーナー」「ダンロップコーナー」「パナソニックコーナー」の4カ所に、パナソニック製4Kカメラ「VARICAM 35」が設置される。

撮影した4K映像は10時間の長時間記録が可能となっているほか、電子ズームによりフルHDでの切り出し再生にも対応。車両の特定を容易にしている。

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