先日、海外でソニーのミラーレスカメラ「α7 IV」(ILCE-7M4)が発表されました。見ていくとかなり万人受けモデルの予感がします。なぜって?α1とα7S IIIの良いとこどりのモデルなのです。
まず、北米で2021年12月か2022年1月に発売されるようで、現在、日本のソニーサイトでは、販売検討中と発表され国内の発売はありそうです。
お値段は、2021年12月に約2,500米ドルと3,200カナダドルで発売(FE28-70mm F3.5-5.6OSSズームレンズキットバージョンは、約$ 2,700米ドルと$ 3,400カナダドル)
日本の発売日はいつなのか?気になります。
ソニー「α7 IV」(ILCE-7M4)
現段階では、海外でのみの発表となっています。が、当サイト後半にスペックは載せたので検討材料にしましょう!!


「α7 IV」(ILCE-7M4)で使える レンズ&アクセサリー
こちらから、探すことが可能です。
https://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cscs/lens_body/index.php?mdl=ILCE-7M4&area=ap&lang=en
使用制限はあるものの、Aマウントのレンズも使えるようです。
環境にも配慮

カメラ本体は、再生不可能な資源に依存していない、と書かれ、すべて再生可能ってことでしょうか・・・
プラスチック部分は、ソニー独自の再生プラスチックSORPLAS™を使用し、太陽光発電などの再生可能エネルギーを使用し生産しています。
製品のパッケージにも、リサイクル可能なプラスチックを削減した材料を採用し、環境に配慮しています。
詳しくはこちらも https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/eco/technology/sorplas.html
BIONZXR 処理エンジン搭載(α1) フラッグシップレベルの処理

画像処理エンジンはBIONZ XR。α1で開発された最新の画像処理アルゴリズムを搭載。
処理速度が速いため、快適な連続撮影とデータ転送時の応答性の高い操作が可能です。
3300万画素CMOSセンサー

イメージセンサーは有効約3,300万画素の裏面照射型CMOS。
海外の「alphauniverse」ソニーαシリーズを楽しむサイトも見よう!
日本にも同じ名前のサイトがありますが、こちら海外の「α Universe」サイトになります。
ソニーαシリーズを楽しむサイトで、「α7 IV」(ILCE-7M4)でどんな写真や動画が撮れるか見ると楽しいです。英語ですが、写真や動画ばかりなので大丈夫です。
↓これは、一部です。自分の目でサイトチェックしてください。早く日本で発売して!!と本当に思いますよ!
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サンプル画像はこちらでも見られます。↓
https://www.sony.net/Products/di_photo-gallery/camera/ILCE-7M4/
目指したのは、カメラ+ビデオのハイブリッドモデル
このカメラの目指すところは、ハイブリッドなスチールカメラであり、ビデオカメラ。
私達ユーザーが、写真からビデオに簡単に切り替えたり、元に戻した・・・と、これまでのソニー製品のカメラの様にどちらに特化した感じではないのです。
写真下赤い囲みのダイヤルが、静止画と動画の動作を切り替えるダイヤル。このダイヤルを切り替えると、メニュー画面の内容も静止画向け、動画向けと切り替わるります。
静止画/動画/ S&Qを選択し、設定をすばやく選択して切り替えられます。

静止画撮影 カメラの場合


カメラ専用の設定をすばやく選択して切り替えられます。
写真の記録画素数は7008×4672ピクセル

写真の記録画素数は7008×4672ピクセル。
バッファメモリは連続撮影と記録をサポートします
メカニカルシャッターと電子シャッターの両方で、最大10fpsでの連続撮影が可能です。
処理エンジンとバッファメモリにより、メモリカードへの書き込みが高速化され、800枚以上を撮影できます。31 非圧縮RAW + JPEGフレーム(合計で1600以上)、または1000以上の圧縮RAW + JPEGフレーム(合計で2000以上、フルメモリカードまで)32。処理能力の向上により、メモリカードにデータを書き込んでいるときでもメニュー設定を変更することができます。
動画撮影 ムービーの場合


なるほど、便利ですよね!!
4K 60p 10bit 4:2:2ビデオ を1時間以上連続 録画可能

動画は4K60p 4:2:2 10bitに対応。滑らかな色調で撮影が可能です。
また、センサーの熱を効率よく排出するクーリングシステムのおかげで、4K 60p 10bit 4:2:2ビデオを1時間以上連続して録画できると言います。
熱暴走を気にせずに、撮れるのは嬉しいですね。
キャノン EOS R6は、4K/30pで約40分に制限されていますので、ソニーに分がありそうです。
また、大容量なZシリーズバッテリーも利用可能。
7Kからのオーバーサンプリングで4K 30p動画が撮影

4K動画は、7Kオーバーサンプリングで生成し、さらに解像度の高い映像に!!
4Kスーパー35mmフィルムモードの60P記録、最大4Kで30pの記録7Kオーバーサンプリングは、フルフレームモードで使用可能とのこと。
S-Cinetone™画像プロファイル継承
肌の色をシネマチックに表現する「S-Cinetone」を搭載。
「S-Cinetone」は、FX9やFX6というプロ用カメラで使われているもので、肌の色を美しく見せる人気の設定です。
映画制作で使われているCineAltaカメラ VENICEの開発を通じて得られた知見を基に作られたものです。
今年2月には、「α7S III」のアップデートVer. 2.00でも追加されました。
人の肌を描写する際に使われる中間色の表現力をアップ。色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンです。制作者のさらなるクリエイティブな表現要求に応えます。
ソニーの業務用カメラに搭載されているS-Log3/S-Gamut3にも対応し、S-Log3・S-Gamut3使用時のダイナミックレンジは15段。
映像制作時の業務用カメラとの親和性も高いです。
10個のクリエイティブルックプリセットも
10個のクリエイティブルックプリセットと8個のパラメーターを選択すると、静止画像、ムービー、ライブストリームのムードをすばやく作成できます。また、後編集が不要なため、撮影後すぐにビジョンを共有できます。
動物の目も検出!AFポイントは759(α1やα7S IIIと同じ)
もともとソニーのAFは感度も良く好きですが、AFポイントは759で、ピントはさらに合いやすくなっています。
画像領域の約94%をカバーする高密度焦点面位相検出AFシステムで、粘り強いリアルタイム追跡が可能。

さらに、動物の目もどこを向いていても検出し、動画、静止画どちらでも鳥の目も検出するそうです。α7 IIIと比較して約30%向上していると言います。

鳥って予測不能な動きですが、この鳥の動きにも対応。もちろん、人の顔でも不鮮明なものにも対応します。
さらに、フラッシュと組み合わせると、撮影に最適な光量やホワイトバランスが得られるそうです。
同時発売される、フラッシュ「HVL-F60RM2」「HVL-F46RM」も組み合わせても良いかもしれません。

ISO感度は、50-204800

ISO感度のレンジは、50~204800。ノイズを低減しながら被写体の滑らかなグラデーション、細かいディテールや質感を表現できます。
クアッドVGAのビューファインダー&バリアングルモニター
クアッドVGAのビューファインダーを搭載し、背面モニターはバリアングルモニターとなっています。
368万ドットのOLED Quad-VGAビューファインダー

「α7 III」ビューファインダーの1.6倍の解像度を持つ、368万ドットのOLED Quad-VGAビューファインダーも魅力。

メニュー画面は、「α7S III」と同じ模様でタッチ操作対応。

背面モニターはバリアングル式となっています。可動範囲が広く、自撮りする方にも嬉しい。
CFexpressタイプA互換のメディアスロット
「α7 IV」は2つのスロットがあり、ソニー「α1」「α7S III」と同じく、CFexpress TypeAに対応したカメラです。
上部のデュアルスロットはSDXC UHS II(最大300 MB / sの速度またはCFexpressタイプA(最大800 MB / s)のいずれかを使用。
下部のスロットはSDXCと互換性があります。
書き込み速度を必要とする4Kや8K動画の撮影なら、SDカードよりも高速に読み書き可能な、CFexpress TypeAを使った方が快適に撮影でき、記録にも有利でしょう。
しかし、価格がかなり高いのがネックかも・・・
ソニー CFexpress Type Aメモリーカードは、ちなみに価格は80GBで2万円、160GBで3.6万円です。
5軸光学式手ぶれ補正
最大5.5ステップ。ボディ内スタビライザーユニットからのシャッタースピード補正。
ストリーミングの簡素化で、ワークフロー強化
PCとUSB接続時は4Kライブストリーミングカメラとしても使えると動画でも言ってる通り、これからこの手は増えそうですね。
カメラとアプリ「ImagingEdgeMobile™」間の接続は、Bluetoothで接続。5GHz / 2.4.GHz Wi-Fiによって高速データ転送が可能。

5GHz Wi-FiでRAWや動画の転送も早い。
USB Type-C端子は、USB3.2 Gen2で10Gbpsでの有線転送も可能です。
また、カメラには、専用のソフトウェアを必要とせずにライブストリーミングとリモート通信をサポートするための新機能もあると言うので、詳しい情報が欲しいところ。
2022年に「AI Video Editing Studio」提供予定
ソニーは来年、AI技術による自動編集クラウドサービス「AI Video Editing Studio」を提供する予定とのこと。海外しか提供しないなんてことはないと思いますが、現時点では日本のサービスは不明。
私も動画編集にときどきAI技術使いますが、物凄く便利です。AIのテクノロジーを使用し、初期編集を自動的に実行してくれて、ハイライトシーンを選んでくれるということですよね。年々、素晴らしいものになっているので、ソニー開発のAI技術による自動編集クラウドサービスなら、ぜひ使いたい!と言う方は多いでしょうね。
「AI Video Editing Studio」に期待です!!
Visual StoryがAndroidでもサポート
海外でしか使えないアプリみたいですが「VisualStory」というアプリがiOSユーザーだけでなく、Androidユーザーでも使用可能と書いています。
こちら、プロのイベント写真家やビデオクリエーター向けのモバイルアプリケーションで、ギャラリーの作成を通じてイベント後に写真や映画をクライアントに即座に自動配信し、AI(人工知能)支援を利用できるものらしいです。
でも、時代を考えると、このようなアプリも日本でも出てくるでしょうね。私も先日イベントで写真撮影しましたが、2か月経ってメールに添付されてきたんです。
もうそんな時代ではないですよね・・・・。
10月29日、パナソニックから7機種、4Kチューナー内蔵のレコーダーDIGAが発売されます。今度のDIGAはスマホ、タブレットで、”4K放送のリアルタイム視聴”※が可能です。これは便利だし良いですね!!(※4K画質にはならない)外出先で視聴[…]
スペック
| 「α7 IV」(ILCE-7M4) | |
| レンズマウント | Eマウント |
| センサータイプ | 35 mmフルフレーム(35.9 x 23.9 mm)Exmor RCMOSセンサー |
| 静止画:フォーマット | JPEG(DCFVer.2.0、ExifVer.2.32、MPFベースライン準拠)、HEIF(MPEG-A MIAF準拠)、RAW(Sony ARW 4.0形式準拠) |
| 静止画:クリエイティブルック | ST、PT、NT、VV、VV2、FL、IN、SH、BW、SE、カスタムルック(1-6) |
| 静止画:色空間 | sRGB標準(sYCC色域を使用)、AdobeRGB標準およびRec.ITU-R BT.2100標準(BT.2020色域) |
| 動画:フォーマット | XAVC S、XAVC HS |
| 動画:ビデオ圧縮 | XAVC S:MPEG-4 AVC / H.264、XAVC HS:MPEG-H HEVC / H.265 |
| オーディオ録音フォーマット | LPCM 2 ch(48 kHz 16ビット)、LPCM 2 ch(48 kHz 24ビット)、LPCM 4 ch(48 kHz 24ビット)、MPEG-4 AAC-LC 2 ch |
| 動画:色空間 | Rec。ITU-R BT.2100標準互換(BT.2020色域) |
| レコーディングシステム (XAVC HS 4K) | 3840 x 2160 (4:2:0, 10bit, NTSC) (Approx.): 60p (150 Mbps / 75 Mbps / 45 Mbps) 24p (100 Mbps / 50 Mbps / 30 Mbps)3840 x 2160 (4:2:0, 10bit, PAL) (Approx.): 50p (150 Mbps / 75 Mbps / 45 Mbps)3840 x 2160 (4:2:2, 10bit, NTSC) (Approx.): 60p (200 Mbps / 100 Mbps)24p (100 Mbps / 50 Mbps) 3840 x 2160 (4:2:2, 10bit, PAL) (Approx.): 50p (200 Mbps / 100 Mbps) |
| レコーディングシステム (XAVC S 4K) | 3840 x 2160 (4:2:0, 8bit, NTSC) (Approx.): 60p (150 Mbps) 30p (100 Mbps / 60 Mbps) 24p (100 Mbps / 60 Mbps) 3840 x 2160 (4:2:0, 8bit, PAL) (Approx.): 50p (150 Mbps)25p (100 Mbps / 60 Mbps), 3840 x 2160 (4:2:2, 10bit, NTSC) (Approx.): 60p (200 Mbps) 30p (140 Mbps) 24p (100 Mbps) 3840 x 2160 (4:2:2, 10bit, PAL) (Approx.): 50p (200 Mbps) 25p (140 Mbps) |
| レコーディングシステム (XAVC S HD) | 1920 x 1080 (4:2:0, 8bit, NTSC) (Approx.): 120p (100 Mbps / 60 Mbps) 60p (50 Mbps / 25 Mbps) 30p (50 Mbps / 16 Mbps) 24p (50 Mbps) 1920 x 1080 (4:2:0, 8bit, PAL) (Approx.): 100p (100 Mbps / 60 Mbps) 50p (50 Mbps / 25 Mbps) 25p (50 Mbps / 16 Mbps)1920 x 1080 (4:2:2, 10bit, NTSC) (Approx.): 60p (50 Mbps) 30p (50 Mbps) 24p (50 Mbps) 1920 x 1080 (4:2:2, 10bit, PAL) (Approx.): 50p (50 Mbps) 25p (50 Mbps) |
| レコーディングシステム (XAVC S-I 4K) | 3840 x 2160 (4:2:2, 10bit, NTSC) (Approx.): 60p (600 Mbps) 30p (300 Mbps) 24p (240 Mbps) 3840 x 2160 (4:2:2, 10bit, PAL) (Approx.): 50p (500 Mbps) 25p (250 Mbps) |
| レコーディングシステム(XAVC S-I HD) | 1920 x 1080 (4:2:2, 10bit, NTSC) (Approx.): 60p (222 Mbps) 30p (111 Mbps) 24p (89 Mbps) 1920 x 1080 (4:2:2, 10bit, PAL) (Approx.): 50p (185 Mbps), 25p (93 Mbps) |
| スロー&クイックモーション (SHOOTING FRAME RATE) | NTSC mode: 1 fps, 2 fps, 4 fps, 8 fps, 15 fps, 30 fps, 60 fps, 120 fps PAL mode: 1 fps, 2fps, 3fps, 6fps, 12fps, 25fps, 50fps, 100fps |
| メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード(UHS-I / II準拠)、SDXCメモリーカード(UHS-I / II準拠)、CFexpress TypeAメモリーカード |
| メモリーカードスロット | スロット1:SD(UHS-I / II準拠)/ CFexpress Type Aカード スロット2:SD(UHS-I / II準拠) |
| ホワイトバランス | 自動/昼光/日陰/曇り/白熱灯/蛍光灯/フラッシュ/水中/色温度(2500〜9900 K)&カラーフィルター/カスタム |
| ISO感度(推奨暴露指数) | 静止画:ISO 100-51200(ISO番号50〜204800は拡張ISOとして設定可能)、AUTO(ISO 100-12800、下限と上限を選択可能)、動画:ISO 100-51200相当(ISO番号102400まで)拡張ISOとして設定可能)、AUTO(ISO 100-12800) |
| ビューファインダータイプ | 1.3cm電子ビューファインダー(Quad-VGA OLED) |
| モニタータイプ | 7.5cm(3.0型)タイプTFT |
| 調整可能な角度 | 開き角度:約176°、回転角:約 270° |
| シャッター速度 | 静止画:1 / 8000〜30秒、電球、動画(NTSCモード):1 / 8000〜1 / 4(1/3ステップ)、AUTOモードで最大1/60(自動スローシャッターで最大1/30)モード)、動画(PALモード):1 / 8000〜1 / 4(1/3ステップ)、AUTOモードで最大1/50(自動スローシャッターモードで最大1/25) |
| 重量(バッテリーとメモリーカードを含む) | 約 658 g |
| 寸法(幅X高さX奥行き) | 約 131.3 mm x 96.4 mm x 79.8 mm |
| USBストリーミング: ビデオ解像度 | 3840 x 2160(15p / 12.5p)/ 1920 x 1080(60p / 50p / 30p / 25p)/ 1280 x 720(30p / 25p) |
さいごに
ソニー ミラーレスカメラ「α7 IV」(ILCE-7M4)は、やはり万人受けモデルの予感。なぜって?α1やα7S IIIの良いとこどりのボディなのです。
日本でいくらで発売するのか気になるけど、現状、海外の価格を日本円にすると28-29万円ほどとギリギリ買えるかな・・・・
個人的には、AI自動編集クラウドサービス「AI Video Editing Studio」も気になる。GOPROみたいにアプリをサブスクにせず、もっと良い方法で使えたら良いなあと願っております。
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