ソニー マイクロLEDディスプレイ 新「Crystal LED」発表

ソニー株式会社は、2021年1月26日、業務用の直視型マイクロLEDディスプレイ「Crystal LED」新製品2シリーズ(Crystal LED BシリーズとCシリーズ)を発表しました。用途は業務用。オフィスエントランス、ショールーム、博物館、自動車などの工業デザインや、医療/先端研究といった分野での活用を見込んでいる。

一般家庭向けはどうか?と言いますと、昨年9月に米国で販売を始めました。工事も伴うし、サイズ感も大きいので日本の市場には向きませんが、厚みが薄くなれば日本の一般家庭でもいける感じ。そこに期待です。

Crystal LEDとは?

これまで、国内の展示会には必ず入口に設置され、来場者が釘付けになってきた「Crystal LED」。業務用での販売(2020年9月に米国で、一般家庭向けの販売も始まっています。ただ、日本での一般向け販売は未定)

工事が必要ですが、将来的には薄くできたら一般向けでも良い感じ。ベゼルがなく自由な画面構成が魅力。サイズも自分で決められます。

次世代ディスプレイとして挙げられるマイクロLEDは、マイクロメートル(μm)単位の超小型LEDを利用したもので、バックライトやカラーフィルターなどの構造をなくし、LED自体が自ら光と色を出す自発光ディスプレイ。

マイクロLED 特長は?

次世代ディスプレイとして挙げられるマイクロLEDは、マイクロメートル(μm)単位の超小型LEDを利用したもので、バックライトやカラーフィルターなどの構造をなくし、LED自体が自ら光と色を出す自発光ディスプレイ。

表面にR(赤)/G(緑)/B(青)の微細なLED素子を並べて1画素を構成し、画素ごとに駆動させる自発光のディスプレイです。

Crystal LED 仕組み

RGBを1画素とする光源サイズは0.003mm²と極めて微細で、画面表面の黒色が占める割合を99%以上に高め、1,000,000:1以上の高コントラストを実現しHDRに対応している。

光源サイズは、面積にして約0.003mm²と、人間の髪の毛の断面よりも小さい。またフレームレートは最大120fpsで映像表示が可能。

キャビネットを組み合わせ、2K、4K、8K、16Kなど自分好みにカスタム

crystal-led システム構成
https://www.sony.jp/crystal-led/system/

以下の様なキャビネットを組み合わせます。組み合わせて大画面にしていくのです。

表面
背面

また、入出力には、以下の様なディスプレイコントローラーが必要です。

キャビネットを組み合わせ、2K、4K、8K、16Kなど自分好みにカスタムします。

以下の組み合わせは従来品のもの。イメージとして見ると分かりやすいです。

crystal-led
https://www.sony.jp/crystal-led/system/

また、こちらは側面の写真ですが、継ぎ目がないかなと一生懸命アラ探ししたんですけど、滑らかに繋げてあって感動したのも覚えています。ぱっと見では、分かりませんよね。↓

これまでの展示

Inter BEEやCEATEC、4K8K技術展で撮影した一部です。明るくてとても綺麗で動きもスムーズ・・・良い印象しかありません。

Crystal LED 2017

Crystal LED 2018

Crystal LED 2019

Crystal LED 2019

Crystal LEDの利用・活用・未来は?

Crystal LEDは、2012年のCESに発表しました。2017年から「CLEDIS(クレディス)」という名称で販売しています。

資生堂や、NTTドコモ本田技研工業(ホンダ)など大手企業で採用されています。使用用途は、ロビー展示での空間演出が多いように見受けられますが、ホンダの様にデザインを決めていくうえでCGにしてイメージし製品開発に利用している企業もあり、博物館での展示などにも向いています。

でも、ここ最近のソニーの活動や発表を考えると、やはり映画がどうなっていくのか楽しみになるんですよ。ソニーには「Sony Digital Cinema 3D」があるけど、近い未来、もう映画館で見る映画は後ろから投影しないと、感じます。この映写室がなくなれば、映画ってけっこう狭い場所でも上映できるから面白いかも。

また、撮影➡編集➡上映までを考えると、映画をソニー製カメラで撮影し、ソニー開発のソフトで動画・音を編集し、ソニーの製品の例えばこの「Crystal LED」で上映する。

音響も、最近CESで発表した360度音響のスピーカーがあるし、ドルビーとか使わなくとも、もう自前で行けそう・・・

他にも、この8Kの「Crystal LED」を背景に映画を撮影したり、「360 Virtual Mixing Environment」で音を編集したり・・・ソニー製品だけで完結しそう。

ソニー・ピクチャーズっていう会社がすでにあるけど、ここまで作り手側の意図が伝わる環境があれば、クリエイターもここでやりたい!となりますよね。

映画を待っている私たちにとっても、撮影した人の意図が分かる映画って、私もそうなんですけど望んでる人いるでしょうね。

個人的には、大好きな「Breaking Bad」「Better Call Saul」とかみたいなあ。これ、ソニー・ピクチャーズだし。

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ニーズもあると思います。色々な意味で楽しみですね。

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新製品の概要

Bシリーズ: ZRD-B12A / ZRD-B15A

( ⾼輝度モデル)

⾼輝度で反射の少ないクリアな映像を映し出すディスプレイシステム。

⾼輝度で、ディスプレイ表⾯が低反射コーティングとなっており、さまざまな環境光において使⽤可能。

特にバーチャルプロダクション、放送局のスタジオ、撮影現場の背景など映像制作⽤途に適しています。

Cシリーズ: ZRD-C12A/C15A

( ⾼コントラストモデル)

⾼コントラストで漆⿊が際⽴つ映像表現が可能なディスプレイシステム。

ディスプレイ表⾯がディープブラックコーティングとなっており、明るい場所でも外光による⿊浮きを抑え、美しい映像を映し出すことができます。

特に、オフィスエントランスやロビー、ショールーム、博物館・美術館などでの使⽤に適しています。

特長

新開発の⾼画質プロセッサー「X1™ for Crystal LED」

新しい Crystal LED シリーズは、これまでのCrystal LEDで培った独自のLED 制御技術と、ソニーのテレビ「ブラビア®」で培った信号処理技術を融合させた高画質プロセッサー「X1™ for Crystal LED」を搭載しました。

画⾯に近づいてもきれいな映像

画面に合わせた超解像処理を行うことで、さまざまなコンテンツをよりリアルに表現する「リアリティークリエーション」機能により、自然で美しい映像を映し出します。

なめらかな動画像の再現が可能

「モーションフロー」機能により、⾼速動画応答性能に優れており、大画面における撮像ボケを低減し、高精細な映像をなめらかで自然な動きで表現可能です。

豊かな階調表現

22ビットスーパービットマッピングにより、豊かでなめらかな階調表現を実現します。

Cシリーズは、高コントラストで豊かな階調表現が特長です。明るい場所でも漆黒が際立つ美しい映像を映し出すことができ、オフィスエントランスやロビー、ショールーム、博物館・美術館などでの使用に適しています。

Bシリーズは、広色域を維持しながらも高輝度な映像を映し出します。外光の反射を抑えた表面処理により、特にバーチャルプロダクションや放送局スタジオ、撮影現場の背景など映像制作用途に適しています。

さいごに

法人向けの商品ですが、昨年9月に米国で販売を始めています。日本の家に導入するには、サイズも大きいので日本の市場には向きませんが、この先の動向には注目していきたいです。

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