海外情報ですが、米国、Sony Electronics Inc.は「Crystal LEDディスプレイシステム」を家庭向けに発売すると発表しました。これまでは展示会での展示や、企業への納入のみでしたが、一歩前進と言うところでしょうか?日本でも家庭向けにも販売するのでしょうか?
Crystal LEDディスプレイシステムは、NTT docomoでは12K、資生堂には16K4Kで納入済みです。また、9月以降のNHKの8K・4Kでのパブリックビューイング「ラグビーワールドカップ2019」でも見られます。気になる方は出かけてみてはいかがでしょうか?
米国でSONYの「Crystal LEDディスプレイシステム」を家庭向けに発売すると発表
こちらの製品、2017年のInterBEEあたりに初めて見たような気がします。当時は「CLEDIS(クレディス)」と言い220型で4K。展示されていた構成である220型の価格は1.2億円。
最近だと、今年6月に幕張で開催した「デジタルサイネージジャパン2019」などで、「Crystal LEDディスプレイシステム」を見ました。
「デジタルサイネージジャパン2019」での展示は、4Kで横約4.8m×高さ約2.7mのディスプレイ。この「Crystal LEDディスプレイシステム」は、ディスプレイユニットの組み合わせで、110インチならフルHD、220インチなら4K2K、400インチなら8K2Kとなると言ってましたね。
ユニットの組み合わせでサイズや解像度を替えられとなると、可能であれば、壁全体を4Kや8K、16Kモニターにもなるし、将来性を感じますよね。テレビとはまた違う違う楽しみ方ができそう。
日本国内向けも気になりますが、まあお値段が高くて手が出せないかもしれませんよね。
「Crystal LEDディスプレイシステム」とは?
世界最小の0.003㎟のLEDを使い、RGBのLED素子を画素ごとに駆動させている自発光ディスプレイ。
以前見たときは、大きいのにスムーズに動き、視野角はほぼ180度あり、斜めから見ても見えて綺麗だったと覚えています。
Crystal LEDディスプレイシステムの特徴
「Crystal LEDディスプレイシステム」は、0.003mm²(人間の髪の幅の半分)の超微細マイクロLEDを使用。 最高120pの高フレームレートで、鮮明でぼやけのない動画が魅力です。
- 約0.003㎟のLED
- 高輝度(1,000 nit)のHDR
- ビット深度10bit
- 正確な色再現
- 色域:sRGBの140%
- 120fpsのフレームレート
- 垂直・水平ともに視野角約180度
- 3D
- 非標準のアスペクト比
- 高コントラストと高解像度を実現する99%の黒い表面積
詳細は https://www.sony.jp/crystal-led/
サンプルサイズは?
フルHDサイズ(18ユニット) | 110インチ | 2.4m(W)x 1.2m(H) |
4Kサイズ(72ユニット) | 220インチ | 4.8m(W)x 2.7m(H) |
8Kサイズ (288ユニット) | 440インチ | 9.7m(W)x 5.4m(H) |
16Kサイズ (576ユニット) | 790インチ | 19m(W)x 5.4m(H) |
プレスリリースによると、ソニー・エレクトロニクス・ノースアメリカの社長兼最高執行責任者であるマイク・ファスロは、「クリスタルLEDは、100万対1のコントラスト比、最も正確な光レベル、低熱放射、そして息をのむような画質を実現します。ディスプレイをモジュラー構成で提供することにより、消費者はホームプロジェクションシステムや大画面テレビからの移行のためのエキサイティングな新しいオプションを利用できるようになりました。」と言っています。
また、こちらは海外向けの発表だったので、将来的に日本向けの商品がどうなるかわかりませんが、家庭用の「Crystal LEDディスプレイシステム」は、特別に訓練され認定されたSonyディーラーを通じて入手できる模様。
また、米国でディスプレイ産業省2019を受賞し、Society for Information Display(SID)に認定されたそうです。
米国でこの「Crystal LEDディスプレイシステム」を購入する際は、受賞歴のあるSonyのテクニカルサポートチームがサポートしてくれるそうです。
参考:SONY https://pro.sony/ue_US/technology/crystal-led
さいごに
海外で発売するのは分かりましたが、この先、どういう方向に向かっていくんでしょうね?
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