パナソニック、米国HPA優秀技術賞を受賞したスーパー35mm MOSセンサー搭載業務用4Kカメラ「VARICAM LT」発表

パナソニックは、2/11日に、小型軽量かつ映画制作や高品質な映像制作に対応する4Kカメラレコーダ「VARICAM LT」を3月から発売すると発表しました、価格は本体のみで250万円。

カメラ概要

パナソニックの業務用ビデオカメラシリーズで最高の画質を持つ「VARICAM 35」と同じ「スーパー35mm MOSセンサー」を搭載。このMOSセンサーは、米国HPA優秀技術賞を受賞しており、解像度・高感度・広ダイナミックレンジ・深い被写界深度を実現しています。

「VARICAM 35」に迫る 14+ストップの広ダイナミックレンジや、フィルムに迫る広色域の”V-Gamut”が搭載されています。

また、デュアルネイティブISO(800/5000)を搭載、光量が少ない夜間や室内の自然光撮影においても、低ノイズかつナチュラルな色表現が可能となっています。

上記のハイエンド機能を本体重量2.7kgの小型軽量かつ、マグネシウム合金製で出来た堅牢な一体型筐体に搭載しており、ジンバルやドローン搭載などに搭載可能なサイズ・重量におさめられています。

サイズ上の課題はありますが、本体重量が2.7kgであればDJIのRONINにも搭載可能なレベルです。また、「VARICAMシリーズ」で初のEFレンズマウントを採用が採用されております。PLレンズマウントについては、オプションにてユーザーが交換可能となっており、レンズ選択の幅が広いカメラです。

コーデックは「AVC-Intra 4K」とApple ProResに対応

記録コーデックはAVC-Intra 4K(4,096×2,160/3,840×2,160)とApple ProResに対応。

2K撮影時には、AVC-Intra 2K444/2K422/2K-LTで2K(2048×1080)に対応し、HD撮影時にはAVC-Intra 444/422/100/LTまたはApple ProRes4444/HQのマルチコーデックが搭載されています。

DCI-4K(4,096×2,160)からHD設定において幅広いコーデックに対応しており、マルチに活用可能な4Kカメラです。

記録は「expressP2カード」と「SDメモリーカードスロット」のデュアル

expressP2カードとSDメモリーカードスロットのデュアルスロットとなっており、デュアルコーデック記録によるメイン/プロキシファイルの同時記録に対応します。

expressP2カードにメインの記録、SDカードへは、主に確認用のプレビュー/オフライン編集用HDプロキシをSDメモリーカードに同時収録が可能です。

“V-Log”ガンマにて撮影した映像をその場で確認出来るカラー・グレーディングを内蔵しており、現場で仕上がりの確認が可能です。

オプションリスト

品名品番メーカー希望小売価格
(税別)
カラービューファインダーAU-VCVF10G800,000 円
PLレンズマウントモジュールAU-VMPL1G195,000 円
グリップモジュールAU-VGRP1G185,000 円
ショルダーマウントモジュールAU-VSHL2G225,000 円
ショルダーマウントモジュールAU-VSHL1G250,000 円
ステレオマイクロホンAJ-MC900G150,000 円
マイクホルダーAJ-MH800G35,000 円
ワイヤレスモジュールAJ-WM3015,000 円
メモリーカード(256GB)
「expressP2カード」
AU-XP0256AGオープン価格
メモリーカード・ドライブ
「expressP2ドライブ」
AU-XPD159,500 円

まとめ

業務用のカメラですが、EFマウントが使えたり・ドローン搭載可能なサイズであるため、個人で購入される方もいるかも。このカメラ「VARICAM LT」は、4月に開催される全米国際放送機器展「2016 NAB」でも展示される予定です。

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