KDDIは、2/12日に全国のプリンスホテルで快適なWi-Fi環境を提供すると発表しました。すでに多くのホテルで宿泊者向けWi-Fiサービスが提供されていますが、今回KDDIが提供を開始したWi-Fi環境は、強固なセキュリティや帯域保証型サービスが可能となっており、4K/8Kの映像伝送も可能な高速Wi-Fi環境が提供されているとのこと。
どこでサービスうけられるか?
2015年12月末現在、すでに北海道から宮崎の26か所のプリンスホテルに設置されています。プリンスホテルでは、客室だけなく、ロビー、宴会場などでWi-Fi環境を提供しているため、宿泊者はホテルの様々な場所で上記の環境へ接続可能とのこと。
Wi-Fiネットワーク及び設備には、金融機関などでも採用されているネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」が採用されているおりセキュアな接続が可能です。
高速なインターネット通信を快適に利用できるよう、帯域保証型サービスも採用されているようです。
帯域保証型のサービスは、函館大沼プリンスホテル、新富良野プリンスホテル、芦ノ湖畔 蛸川温泉 龍宮殿、志賀高原プリンスホテルは提供されないものの、その他の全国プリンスホテルでは、4K/8K映像データの伝送可能なほどの帯域保証がされているため、快適にインターネット利用出来ます。
利便性もいい
ホテル利用者が宿泊している間は、ホテル館内だけでなく関連施設でも1度の認証でWi-Fiの継続利用が可能になるそう、嬉しいですね。
一部ホテルではチェックインと同時にテレビ画面上にパスワードを表示する仕組みも導入し、パスワードを表示したチケットの紛失対策と、利便性向上を両立。
また、訪日外国人向けに4カ国語(日本語・英語・中国語・韓国語)に対応した「多言語ヘルプデスク」を、24時間365日常設されています。
軽井沢プリンスホテルにはG-PONを導入
2015年12月からは、軽井沢プリンスホテルのイーストコテージエリアにて次世代光ファイバー通信技術「G-PON(Gigabit Passive Optical Network)」を使ったWi-Fi環境を構築。
「G-PON」は上り最大1.25Gbps、下り最大2.5Gbpsの高速通信を行える通信技術で、4K/8Kの映像伝送も可能としている。また導入コストも抑えられるのが特長です。
今回導入された「G-PON」はノキア製の機器を使用しているとのこと。
G-PONとは?
光ファイバを用いた公衆回線網(FTTH)で1Gbpsの通信速度を実現する方式の1つ。
通信局から加入者宅までの光ファイバー回線において、一本のファイバーを複数の利用者で共有するPON技術の方式の一つで、独自形式の固定長のフレームを用い、内部にATMやEthernetなど様々な通信方式のフレームを混載できるのが特徴。
まとめ
Full HDや4Kなど動画の高画質化により、インターネットのデータ量が爆発的に増えています。今後もこの傾向は続くと思われるため、今回のような高速Wi-Fi環境が充実していけば、どこでも高画質な映像サービスが利用出来るようになりそうです。