「日本の上質なおもてなし」の表現手法として、高品質な4K映像を、ホテル椿山荘東京のプラザロビーで上映。4K映像とスマートフォンを連動させたブランド訴求に関する実証実験をしています。スマホで見られる動画コンテンツから、Webサイトへの来訪を促進させるのが目的。
制作は凸版印刷
凸版印刷株式会社は、凸版印刷の映像クリエイターが最新鋭の4K用撮影機材を駆使し、日本各地の季節感あふれる風景や日本文化、地域の魅力が伝わる風物などを撮影したオリジナル高品質4K映像コンテンツを提供しています。
ホテル椿山荘東京にて実験
凸版印刷が制作した4K映像を活用し、新たなブランド訴求の効果に関する実証実験を2016年10月3日から行っています。
ロビーでの4K映像の上映とあわせて、スマートフォンでも4K由来の動画を配信し、上質なおもてなし品質を再現。
具体的には?
4K映像をホテルのプラザロビーで上映。この映像とあわせて配布カードをスマートフォンで読み取ると、ホテルの施設を紹介する4K由来の動画が視聴でき、再生後には、そのまま公式サイトに自動遷移するつくりです。
サイトへのアクセス数をもとに、顧客満足向上策の有効性について検証を行います。
実証実験の概要や期間は?
・実験期間:2016年10月3日~11月2日まで
・設置場所:ホテル椿山荘東京 プラザロビー
・上映方法:58インチ4Kデジタルサイネージ
・放映コンテンツ:庭園美や婚礼・美食など、四季を織り交ぜながらご紹介する4K映像コンテンツ
・放映時間:約3分(ループ)
・検証方法:4K映像に連動したホテルの施設紹介動画やサイトに誘導するカードを製作し、4Kサイネージ設置場所でのカード配布枚数を把握。アクセスログ解析により、配布したカード経由のサイトアクセス数と、通常のサイトアクセス数の比較・検証を実施予定。
今後の目標
今後は、凸版印刷が推進する旅道®プロジェクト※と連動し、4K映像ソリューションを活用、日本の魅力を国内外に発信しくといいます。とくに、訪日訪日外国人へのおもてなしを支援する取り組みに使われるそうです。「何度も旅したくなる日本」の実現を目指します。
※旅道®プロジェクト //www.toppan.co.jp/solution/service/tabido/
これからの街は、デジタルの4Kサイネージがあふれ、スマートフォン片手に翻訳や地図、ARを駆使しさらに便利で、また旅行したい街に変わりそうです。
4K利用のすぐ先の未来
また、凸版印刷は、九州ナノテック工学と協業で、「機能性フィルム」と呼ばれる画像や映像を映し出せるフィルムを生産しています。先日10月15日もJA2016というイベントに行ったのですが、そのコーナーでこのフィルムの紹介をしていました。
上の写真は、九州ナノテック工学のHPより
同じお店の窓でも、左のように写真や映像を映し出すことも可能だそう。
この「機能性フィルム」にプロジェクターで投影すると、4K映像も映し出し映像も綺麗だそう。この技術は、固形した液晶を薄く塗ることで実現するそうです。
この機能性フィルムは、自動車の窓や飛行機の窓を一瞬にして透明からスクリーンにしたり、写真に変わるというもの。ドラマでも、応接間のガラスをボタン1つでスクリーンにして、見えなくしてしまうものを以前観たことがあります。
飛行機も、ボーイング787で採用された窓が同じように、窓の色が変わったり、スクリーンになったりしますが、同じものかどうかは不明・・・。
フィルムに4K映像が映るようになれば、本当にいろいろな使い方ができて、街中は4K8Kの高解像サイネージや映像だらけになりますよね。そんな世の中ももうすぐかもしれません。
興味がある方はこちらの動画も。
サイトは、//www.kyunano.jp/index.php
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