Samsung(サムスン電子)のGear 360が、7/15日に日本でも発売開始となりました。海外ではすでに発売されていたため、Amazonにて平行輸入版を購入していろいろと試してみましたのでGear 360のいい点・悪い点を紹介したいと思います。
現在では、日本国内向けも発売されていますが、価格的には若干平行輸入版の方が安く買えます。ただ保証等のことを考えると日本国内向けを購入する方がいいかと思われます。
まずは、開封レビュー
Samsung Gear 360は、円筒形の入れ物に入って発売されています。
付属品の一式は円筒形の下半分の黒い部分に収められていました。
一式を並べると上記の通り、いたってシンプルな内容です。付属のミニ三脚を付けていないと、カメラ本体部分がほぼ球体なのでまるで目のような印象を受けます。
我が家ではすでにこのGear 360のことを「目玉のおやじ」と呼んでいます。
バッテリは輸入版であるため、ハングル文字で書かれていました。
カメラ本体の下部には、一般的な三脚が取り付けられるネジ穴があります。
バッテリ、メモリーカード(microSD)は、カメラ側面にあるキャップを開けて中に格納します。USB端子もこの中にあり、USBケーブルを差し込んで充電を行います。
バッテリ等々を格納する反対側には、電源ボタンとMENUボタン(接続キー)があります。
カメラの上部には録画のスタート・ストップボタンがあります。最初から写真のように保護シールがズレているのは愛嬌でしょう。
まずは、充電!
Gear 360にUSBケーブルを接続し、充電が完了すると緑色のランプが点灯します。ちなみに充電中は赤色に点灯しています。
Galaxy S7 Edgeと専用アプリで接続
充電完了後、電源ボタンを押すと、ランプが点灯するので接続準備完了です。
Gear 360との接続方法は、専用アプリであれば説明書を読まなくて簡単に出来ました。
実は・・・輸入版はマニュアルが韓国語で書かれていたので、最初見たときにかなり困ったのですが、日本語版の専用アプリがすでにリリースされていたのでマニュアルを見ずに接続することが出来ました。
Playストアから「Gear 360マネージャー」をDLしてアプリ起動!
アプリを起動するとまずは、上記の画面が出てきます。
Android 6.0(M)から始まったRuntime Permissionにて3つの許可を求められます。
1つ目のメディアへのアクセスと2つ目の位置情報については、何となく理解できますが、最後の「通話の発信と管理を許可しますか?」は最初戸惑います。
しかし、いろいろとAndroidアプリについて調べてみると、主にアプリ動作中への割り込み要求に対しての許可有無なので「許可」して問題はないと思われます。
いよいよ接続開始!
アプリの画面に沿って、Gear 360との接続を進めます。
Bluetoothにて接続を行うため、BluetoothがOFFの場合は、ONにしますか?というメッセージが出てきて本体のBluetooth設定をONに変更します。
カメラ本体の上部にある「OKキー」を押して、アプリ側にてGear 360を検索出来るようにします。
なぜか最初はうまくペアリング出来ず、電源を入れなおしてやり直してみました。
「Bluetoothペアリングの要求」が出てきたら前進です。
本体側面にある「接続キー」を長押しをして アプリとGear 360の接続が開始されます。
接続完了!
接続が完了すると、アプリの簡単な紹介画面が4枚表示されます。「スキップ」をクリックして、飛ばすこともできます。
録画のスタート・ストップやフロント・リア及びデュアルでのカメラアングルをアプリから確認することが出来ます。
アプリでの確認画面がなぜかうまくキャプチャ出来なかったので後日追加アップします。
Gear 360サンプル動画
サンプル動画です。
そろそろ見頃かと思い車で1時間弱ほど行った場所にあるひまわり畑でのテスト撮影です。
しかし、残念ながら1週間ほど早かったようで、黄色いヒマワリはなく・・・。
来週出直しです。
Gear 360のいい点・悪い点
まずはいい点から!
Gear 360の素晴らしい点は、まずサイズ&解像度です。非常に小型ながら4K/30fpsの解像度で360度の映像が撮影出来ることが素晴らしいです。
搭載されているレンズもf2.0と非常に明るいレンズであるため、ある程度の暗闇で撮影出来そうですし、ISO感度も最大6400まであるため、高感度撮影が可能です。
悪い点
今後の改善を期待したい点(悪い点)は映像の合成(stitch)が荒い点です。サンプル映像を見て頂くとわかりやすいのですが、フロント・リアそれぞれで撮影した映像のつなぎ合わせた場所が明らかにわかります。このあたりは今後のUpdateに要期待です!
画面合成に関しては、「RICOH THETA」の方が完成度が高いように感じました。
また、アプリにてライブビュー確認をしていると、スマホ本体がかなり熱くなりました。同様にGear 360もかなり発熱しました。また、専用アプリが一部のGalaxy端末でしか使えないこともちょっとネックです。
テスト撮影した日は30度を超える気温だったこともあり、15分ほど撮影したら発熱で録画一旦止まってしまいました。あまり長時間の撮影には向いてないのが実情のようです。
まとめ
4K/VR動画を手軽に撮影出来るGear 360は、旅のお供に必須のアイテムになりそうです。コンパクトなことが何よりも便利です。ただ、三脚を取るとほぼ球体なので坂道等で落としたらコロコロと転がって行きそうで怖いですが・・・
映像の合成精度から考えると、もう一回り大きい3眼式の開発か、動画の合成をリアルタイムで処理のとは別に後から専用ソフトでも可能してほしいというのが個人的な希望です。
YoutubeへのUploadやVR動画の編集については改めて紹介します!
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