近頃、360°映像の撮れるVRカメラを各社発売していますが、「360度」「4K」「VR」・・これら全てを備えたカメラ「Orah 4i」が、フランスのVideoStitch社から発表されました。希望価格は3595ドルで夏に販売の予定。しかし4月30日までなら1795ドルで予約でき、日本までの送料も180ドルで手に入ります。
VideoStitch社とは?
メディアやFacebook、レッドブル、ソニー・エンターテイメントなど、フォーチュン500企業を含む45カ国で1000以上の顧客を持っています。
2012年、Nicolas Burtey氏により設立された、放送など制作会社用のソフトウエアや360°パノラマ動画コンテンツ作成用のソフトウエア開発・販売会社です。
「Orah 4i」ってどんなカメラか?

手のひらに収まるコンパクトなカメラで、4Kの360度VR動画をライブ配信できる。使い方は、このカメラと三脚や一脚にマウントさせて使います。
また撮影された映像は、Gear VRやCardboard等、VRヘッドセットでリアルタイムで視聴することが可能。
しかし動画を見て驚くのは、私にも撮れそう!という手軽さでしょうか。また8×7×6.5cmと小型で、重量は約482グラム。4つのF2.0の魚眼レンズで360度の世界を捉え、スタビライザーが搭載され、Youtubeに公開されている映像にはブレも少なく、滑らかな映像で驚いた。
こんなに滑らかに撮影できるならば、この値段は安いと思う。
さらに「VR」では、空間を感じられるような音が効果的とされていますが、この内蔵マイクは3Dオーディオの録音も可能という。
接続が簡単 ケーブル1本で配信可能
動画は4K、30fpsで撮影。ライブストリーミングの場合も、4Kで30fps。
またインテルのCPU、Nvidia GPU、120ギガバイトSSDストレージ内蔵のBOX「StichingBOX」とを接続して使用します。セットアップも簡単、ストリーミングはケーブル1本を差し込むだけという手軽さはこれまでにないでしょう。
録画した映像は、YouTubeやFacebookなどのプラットフォームにそのまま公開できます。開発したVideoStitch社は「結婚式やコンサート、スポーツゲームといったイベントを、このカメラ1台を使って1人でVR配信できる」と同社はアピールする。
このあたりは、さすがソフトも開発している強みだろうか。今後は、FacebookやYouTubeなどでの配信もできるようにするという。
カメラ寸法 | 80x70x65mm |
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重量 | 重量480グラム |
ビデオ解像度 | 4096×2048 (4K) H.264ハイプロファイル |
プロセッサ | 2× Ambarella™ processor |
イメージセンサー | 4x Sony EXMOR™ |
レンズ | 4x F2.0 fisheye 8Layer MC Glass |
キャプチャフレームレート | 30fps |