Digital Foundryによると、最近話題になっている4K対応PS4(PS4.5)は、噂ではなく、本当の話だと述べています。
4K対応版のPS4(PS4.5)は、「PlayStation 4K(プレイステーション4K)」と呼ばれており、ポラリス(Polaris)と呼ばれるAMD製次世代CPU&GPUを搭載し、単に4K出力に対応するだけでなく、HDRや広色域にも対応可能とのこと。
4K対応PS4は、「プレイステーション4K」?
4K対応PS4は、当初ゲームサイトのKOTAKU.comにて報じられました。
KOTAKU.comでは、4K対応PS4をPS4.5やPlayStation 4Kと言及していましたが、Digital Foundryによると、既存のPS4によるマイナーチェンジではなく、プロジェクト的にも独立しており、内部では「プレイステーション4K(PlayStaion 4K)」と呼ばれていること言及しています。
次世代CPU&GPUの名称は「ポラリス(Polaris)」
ゲーム機の心臓となる映像処理エンジンは、AMD製次世代CPU&GPUにて構成され、名前はポラリス(Polaris)と言い、14nm もしくは16nmチップにて構成されるようです。
ちなみに現在のプレイステーション4は、28nmチップにて構成されているため、かなりの微細化が進むことになります。
台湾のTSMCによると、16nmプロセスにて、プロセッサを製造すれば、既存の28nmチップに比べて、グラフィックス性能を65%向上し、また消費電力を70%削減すると発表しました。
14nm or 16nmプロセスの最新チップは、すでにiPhone6sにて採用されています。
ちなみにiPhone6s向けチップ(A9)をTSMCは、16nmにてプロセスで製造し、Samsungは、14nmプロセスにてチップを製造しています。
4K/HDRかつ広色域(wide color gamut)をサポート
4K対応PS4(プレイステーション4K)は、次世代CPU&GPUであるポラリス(Polaris)によって、4K/HDRかつ広色域をサポートするようです。
搭載されるポラリス(Polaris)によって再現される画質は、ソニーの最新4KテレビであるAndroid TV搭載BRAVIAと同等レベルとのこと。
4K/60fpsによるHEVCデコード及び4Kストリーミングに対応
また、ポラリス(Polaris)は4K/60fpsでのHEVCデコード処理に対応しているようです。
プレイステーション4Kでは、ゲームだけでなく、Netflixなどの4Kストリーミング再生もサポートされる予定です。
まだまだ課題は多いのか?
しかし、Digital Foundryは、プレイステーション4Kにて、ゲームが4K解像度にて、十分に動作するかにについては、懐疑的とも述べています。
何故なら、PS4の多くのゲームが、FullHDである1080/60pにて動作していますが、処理が非常に重たいゲームでは、フレームレートを30fpsと半減させ、解像度も900pに下げて動作させており、新世代CPU/GPUであるポラリス(Polaris)が、現在のPS4に搭載されているチップの2倍パワフルであっても、ゲームを4K/60fpsにて動作させるには、まだまだ困難なことであると想定しているからのようです。
これらの情報に基づいて、プレイステーション4K(PlayStation 4K)は、2017年に発売になると予想されています。
思ったよりは、まだまだ先になりそうですが、非常に期待してしまう内容です。
情報元海外サイト
//www.flatpanelshd.com/news.php?subaction=showfull&id=1459150420