4Kレストア版「哀しみのベラドンナ」が、全米で順次公開!

虫プロダクションとヘラルド映画が、半世紀前につくった大人の劇場アニメがある。公開後、ほとんど陽の目はみなかった「哀しみのベラドンナ」が、米国で4Kにレストアされ、同国で初めて劇場公開されます。

哀しみのベラドンナとは?

英題は「Belladonna of Sadness」

1969年に「千夜一夜物語」・1970年に「クレオパトラ」・1973年に「哀しみのベラドンナ」が劇場アニメ第3作として制作、公開された。虫プロダクションとヘラルド映画がつくった、大人のためのアニメーション映画。

「30年早かった、エロチックアニメの傑作」とDVDのキャッチフレーズにもあるように、今の時代なら受け入れられるものも、30-50年前なんてとんでもない!となったのでしょう。

この3部作のなかの、1973年公開「哀しみのベラドンナ」が4Kでレストアされるそうです。

DVDを見ていないので、なんとも言えませんが、アニメという言うより透明水彩で描かれた絵も多く、アート作品と言っても良い出来映え。個人的にはとても見てみたいです。

あらすじ

原作はフランスの歴史学者ジュール・ミシュレの「魔女」。愛する夫のために悪魔に肉体を売った若い女性ジャンヌの物語がエロティシズム&リリシズムたっぷりに描き出される。とあり、ドキドキしちゃいますね。

スタッフは?

キャラクターデザインと美術監督は、挿絵画家の深井国氏。彼のイラストのイメージで全編を制作。セル画のテイストを極力排し、静止画を多用する、あるいはイラストを動かしてしまうという実験的なスタイル。

この深井国氏は凄いです。上手く言えないけど、線が美しく、体の線もなんかキレイ。色も美しく感動します。

 

監督は、テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」の制作・演出に携わった、山本暎一監督。虫プロダクションの創設メンバーのひとり。

作画監督は、杉井ギサブローが務めています。この杉井ギサブロー氏については、あのアニメ「タッチ」にも携わった方。オープニングとエンディングの歌の最後に、この方の名前が表示されていたのをよく覚えています。

ジャズピアニストで作曲家の佐藤允彦氏が音楽を手がけた。

主人公ジャンヌの声を長山藍子、悪魔の声を仲代達矢が担当している。

とにかく、大御所ぞろいなのです。

レストアについては

昨年2015年7月9-19日に、日本映画の北米最大の映画祭「JAPAN CUTS」にて、4Kで公開されています。このときもチケットは売り切れだったようです。

映画.comによれば、レストアは、米Cinelicious Picsが、オリジナルの35mmネガと音源をもとに行っているそう。

2016年5月6日 ニューヨークのメトログラフ・シアター・サンフランシスコのアラモ・ドラフトハウス

2016年5月13日 ロサンゼルスのシネファミリーで公開されるそう。

その後全米各地で順次公開されるようです。アメリカでも18+となっています。また、IMDbでこの「哀しみのベラドンナ」の評価を見ると、15人以上の評論家がコメントしており、内容はともかく、美しく芸術的な作品であることはみんな評価しています。

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哀しみのベラドンナの口コミを見る

IMDbでの評価を見る(英語とドイツ語など)

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