新4K8K衛星放送開始ももうすぐ!今回は、現在人気No.1! SONYの4Kチューナー「DST-SHV1」を見ていこうと思います。この「DST-SHV1」は、ハイビジョンテレビと接続してもBS4K・110度CS4K放送をハイビジョン映像で視聴可能です。ソニーストアの価格は54,880円(税別)と、他社と比較するとやや高めです。何が違うのでしょうか?
SONYの地上・BS4K・110度CS4Kチューナー「DST-SHV1」
11月10日、ソニーからBS4K/CS4K放送を受信できる4Kチューナー「DST-SHV1」が発売されました。
地上・BS・110度CSチューナーをそれぞれ2基搭載。さらにBS4K/CS4Kチューナーも2基搭載しています。
ということは・・・BS4K/CS4K放送を視聴しながら、同時に別の4K放送の番組を録画できます。2番組同時の録画や視聴はできません。
どんな4Kチューナー?
ソニー BS/CS4Kダブルチューナー 地上デジタル BS 110度CS DST-SHV1
「DST-SHV1」は、BS・110度CSによる4K放送チューナーです。東経124度・128度CSデジタル放送、BS8K放送の受信にはできません。
先ほども書いたように、地デジチューナーが内蔵されているので、使い方によりますが、入力切り替えをしないで地デジも見られて良いかも。(まあ感じ方は人それぞれですので・・・)
4K対応テレビ以外にも接続可能ですが、4K画質で視聴するには、4K/60pとHDCP2.2に対応したテレビが必要です。
また、 HDRや広色域画質で視聴するには、HDR(HLG方式)や広色域(BT.2020方式)に対応したテレビが必要となります。
この「DST-SHV1」は、ブラビアリンクに対応しHDMIケーブルで4Kブラビアと接続すると、ブラビアのリモコンでの操作も可能です。
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ダウンコンバート可能
以下のように出力します。ご自身で確認してください。
フルハイビジョン/ ハイビジョンテレビにも接続可能ですが・・・ただし以下のように出力が変わってきます。(また、フルハイビジョン/ ハイビジョンテレビでも、1080p入力非対応のテレビでは、出力がSD(480p)解像度/BT.604色域/SDRになるそうです。)
地デジのチューナーも搭載しているので、4Kモニターをお使いの方でもスペックを満たせば、地デジもBS4K/CS4Kも視聴可能になると思いますが、4Kモニターのほとんどは、HLG方式には対応していませんので注意が必要です。(HLGに対応していないとテレビ放送のHDRには対応していないと思ってください。)
スペックは?
DST-SHV1 のスペック | |
---|---|
搭載チューナー | |
地上デジタル数 | 2 |
BSデジタル数 | 2 |
110度CSデジタル数 | 2 |
BS 4K数 | 2 |
110度CS 4K数 | 2 |
BS 8K数 | - |
124/128度CS4K(スカパープレミアム) | - |
搭載端子 | |
HDMI端子 | 1 |
USB端子 | 2(録画用外付けハードディスク用×1、サービス専用×1) |
アンテナ入力 | 2(地上:75ΩF型コネクター、 BS・110度CS-IF:75ΩF型コネクター) |
アンテナ出力 (テレビ分配接続用) | 2(地上:75ΩF型コネクター、 BS・110度CS-IF:75ΩF型コネクター) |
LAN端子 | 1(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T) |
電源入力 | AC100V 50/60Hz |
録画・再生機能 | |
録画時間:地上 | 約244時間(17Mbps) 2TBハードディスク |
録画時間:BS・110度CS | 約173時間(24Mbps) 2TBハードディスク |
録画時間:BS4K・110度CS4K | 約126時間(33Mbps) 2TBハードディスク |
録画モード | DRモード |
最長録画継続時間 | 8時間 |
画質・音質機能 | |
4Kアップコンバート | 〇 (ハイビジョン放送受信時) |
HDR | 〇 (HLG方式) |
トリルミナスカラー | 〇 (広色域BT.2020対応) |
ビデオダウンコンバート | 〇 (BS4K・110度CS4K放送受信時) |
オーディオ出力 | リニアPCM2.0/5.1ch ビットストリーム(MPEG-2 AAC 2.0/5.1ch MPEG-4 AAC 2.0/5.1ch) |
ネットワーク | |
無線LAN・Wi-Fi内蔵 | - |
外形寸法(幅×高さ×奥行): 283×50×225mm
本体質量:約1.7kg
付属品:リモコン(マルチブランドテレビ操作対応)、単4形乾電池(2個)、HDMIケーブル(1本:長さ2m、18Gbps伝送対応)
背面は?
USBの差込口が2つありますが、1つはソフトウエアのアップデート用になります。
リモコンは?
リモコンはボタンの配置は他のSONY製品と同じ配置で、日ごろからSONY製品を使っている方は使い易いと思います。基本的な配置は同じですね。BSCS4Kというボタンが増えています。
取り付けに必要なものは?
[memo title=”取り付けには、アンテナケーブル、HDMIケーブルが必要です”]4Kの映像信号(2160p)を出力する場合は、付属のHDMIケーブル、または市販のプレミアムハイスピードHDMI(R)ケーブルを使用しましょう。
アンテナケーブルは、しっかりとシールドされたもの。
また「SH(スーパーハイビジョン)マーク」「4K8K対応」と記載されているアンテナケーブルをきちんと選びましょう。
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- メーカー : ソニー(SONY)
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録画できるHDDはどれを選べばいいか?
別売りのHDDを購入する際は、USB3.0または2.0準拠で、容量は160GBから6TBまでのものを選びましょう。
BS4K・110度CS4K放送は、USB3.0準拠でないUSBハードディスクには録画できません。BS4K・110度CS4K放送の録画には、USB3.0準拠のUSBハードディスクを使いましょう。
我が家もこの I-O DATA 外付けHDD ハードディスク 3TB を2台購入しました。アイ・オー・データなのに安い!おすすめです。
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また、そのほかおすすめの機種はこちら。特にブラビアとは相性のいい機種です。
SONY製品
口コミは?
口コミを見ると・・・
[say img=”https://4k8ktv.jp/wp-content/uploads/2018/11/human-c.jpg” name=”Cさん”]デザインや質感は良いね![/say][say img=”https://4k8ktv.jp/wp-content/uploads/2018/11/human-a.jpg” name=”Aさん”]基本的にテレビが4Kのブラビアなのでこの「PDST-SHV1」を購入したけどブラビアモードはない。[/say]と言ってる方が多いですね。まあ確かに・・・と納得しました。
[say img=”https://4k8ktv.jp/wp-content/uploads/2018/11/human-d.jpg” name=”Dさん”]電源を切っているのにファンなどの動作音がする[/say][say img=”https://4k8ktv.jp/wp-content/uploads/2018/11/human-e.jpg” name=”” from=”right”]「PDST-SHV1」は、電源が「切」のときでも①番組表データの取得時、②録画中、③ソフトウェアアップデート中などにファンが動作する場合がありますが、通常の動作であり故障ではありません。[/say]そのほかにも「PDST-SHV1」をブラビアに繋げた方は、前より地デジも綺麗に見えるとも言っているので、かなり期待できるのかなと思いました。
また個人的にもデザインは、ほかのどのメーカーよりも美しいし、素材感もいいですね。電源コードは取り外しができないようですが、その分電源アダプターが邪魔にならないから良いかとも思えます。
対応機種について
対応機種は、4K/60p、HDCP2.2の入力に対応したHDMI端子を搭載の4K対応テレビ。
購入前に自分のテレビが対応するか確認しましょう。ソニー製品なのでブラビアに対してはこちらで確認できます。↓
HDR対応のブラビアは全て、DST-SHV1と接続してのBS/CS 4K放送に対応しています。2015年以降のブラビアであれば、BS4K/CS4K放送の4K HDRのHLG(ハイブリッドログガンマ)方式で楽しめます。他のメーカーの場合は要確認。
※4K以外(フルハイビジョン(最大2K)、ハイビジョン)の解像度のモデルと接続して4K放送を見た場合、2K/60p で表示されます。
SONY ブラビア | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ | 発売年 | ブラビアの設定 | 4Kチューナーの 出力仕様 | |||
接続端子 | 外部入力設定 HDMI信号フォーマット | 解像度 | 色域 | HDR/SDR | ||
A9F | 2018 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
Z9F | 2018 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
A8F | 2018 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X9000F | 2018 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X8500F | 2018 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X7500F | 2018 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
A1 | 2017 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X9500E | 2017 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X9000E | 2017 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X8500E | 2017 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X8000E | 2017 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
Z9D | 2016 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X8300D | 2016 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X7000D | 2016 | HDMI 2, 3端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X9350D | 2016 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X9300D | 2016 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X8500D | 2016 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X9400C | 2015 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X9300C | 2015 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X9000C | 2015 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X8500C | 2015 | すべてのHDMI端子 | 拡張フォーマット | 4K | BT.2020 | HDR(HLG) |
X8000C | 2015 | すべてのHDMI端子 | ― | 4K | BT.709 | SDR |
X9500B | 2014 | HDMI 1, 2端子 | ― | 4K | BT.709 | SDR |
X9200B | 2014 | HDMI 1, 2端子 | ― | 4K | BT.709 | SDR |
X8500B | 2014 | HDMI 1, 2端子 | ― | 4K | BT.709 | SDR |
X8500A ※1 | 2013 | HDMI 4端子 | ― | 4K | BT.709 | SDR |
X9200A ※2 | 2013 | HDMI 4端子 | ― | 4K | BT.709 | SDR |
X9000 ※3 | 2012 | HDMI 4端子 | ― | 4K | BT.709 | SDR |
4K以外の 解像度のモデル | ― | 指定はありません | ― | HD | BT.709 | SDR |
※1 BS/CS4K放送を見るには、HDCP2.2に対応するソフトウェア更新が必要。
※2 BS/CS4K放送を見るには、HDCP2.2に対応するソフトウェア更新が必要。
※3 BS/CS4K放送を見るには、HDCP2.2に対応するソフトウェア更新・テレビ本体基盤の交換が必要。
参考:SONY公式サイト
さいごに
どのメーカーもそうですが、試験波が出ていても本放送が始まっていないので実際のところの使い勝手など細かいところはまだわかりません。
12月以降、またこの件について追跡していこうと思います。
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