9月18日、NHK総合 夜7時30分~放送 4Kで撮影『眩(くらら)~北斎の娘~』

本日9月18日(月)、NHK総合 夜7時30分~で放送の特集ドラマ『眩(くらら)~北斎の娘~』は、最新技術の4Kカメラを使った作品。世界一有名な日本画家、葛飾北斎と娘の生き様を描いた話です。主人公のお栄に宮崎あおい、北斎を長塚京三がそれぞれ演じます。

 

4K映像で描く葛飾北斎と娘のドラマ

アメリカの有名雑誌LIFEで「この千年でもっとも重要な功績を残した100人」で唯一選ばれた日本人「葛飾北斎」。この「北斎」と、北斎の娘で北斎を陰で支え、晩年には独自の画風で”おんな北斎”と呼ばれる画家にまでなった「お栄」の半生にスポットを当てた話です。

原作は、直木賞作家・朝井まかて氏の小説「(くらら)」で、これを今回4Kドラマ化しました。主人公のお栄に宮崎あおい、北斎は長塚京三が演じています。

予告編を見たときびっくりしたのは、光の使い方が綺麗な作品だなということ。4Kカメラで撮影したとのことなので、楽しみですね。

また気になるのは、これですね。

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この秋NHKは、北斎の作品を8Kで公開予定です。またBSなどでも放送予定です。(もちろん8Kではないです)

この作品で北斎の作品の映像ストックが出てくるとは思えないけど、何かしら生きてくるんでしょうね。

「眩(くらら)」ってどんな話?

江戸の天才絵師・葛飾北斎の三女として生まれたお栄(後の葛飾応為:宮崎あおい)は、町絵師である吉之助と夫婦になったものの、箸を持つより絵筆を持つのが好きで、父であり、師である北斎(長塚京三)の元に嫁ぎ先から戻ってきた。そこから「超えられぬ高き壁・北斎」の絵の手伝いが始まった―。

そんな中、お栄は北斎の弟子筋の絵師・善次郎(後の渓斎英泉:松田龍平)にだけは、苦しみや悩みを話すことができた。それは思うに任せない、「出戻りお栄」の密かな恋心であった。

生まれながらにして北斎という大きな背中を見てきたお栄は、父・北斎を手伝う中で、「色」というものに執着を始める。そして北斎の代表作である「富嶽三十六景」が完成した時にも、そばにはお栄がいた。父が高齢となり、思うがままに筆を動かせなくなってからも、お栄は父の「筆」として北斎の絵を描き続ける。やがて時は過ぎ、心の中で常によりどころであった善次郎そして、北斎もこの世を去る。60歳を過ぎたお栄の手に残ったのはやはり絵筆であった――。

https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/8000/272665.html

宮崎あおいと長塚京三のふたり、20008年に放送の大河ドラマ「篤姫」以来9年ぶりの共演とだそうですよ。

またお栄の良き理解者を演じる松田龍平は、NHKに久しぶりの登場です。民放さんでも大活躍されてますね。松田さんは連続テレビ小説「あまちゃん」以来の本格的なドラマ出演だそうです。
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「眩(くらら)」見どころは?

江戸っ子ということで、宮崎あおいがべらんめえ調で話すようです。けっこう衝撃です。宮崎あおいといえば、比較的控えめな役や、芯のしっかりした女の人の役が多く、男の人寄りな役柄は見たことが余りありません。さらにあぐらもかいちゃうようですよ!!

このあぐら姿、番組プロデューサーなどもカッコいい!と絶賛。新しい宮崎あおいが見られそうです。

また、北斎の代表作である「富嶽三十六景」が完成した時にも、そばにはお栄がいた。とあるので、絵師ということもあって、様々な色が登場してくるでしょうし、絵を描くプロセスも登場すると思います。その場の空気感なんかを感じられる作品だと良いですよね。

予告編だけでも、その場の空気感が感じられたので期待です。

また私も思うのですが、「お栄」は、きっとこの時代は生きづらかったでしょうね。今でさえ、女性の地位もそこそこ確立されてきてますけど、この時代は女の画家がまだ少ない時代。江戸時代の風習や、伝統やしきたりもあるでしょう。そんな中、離婚して自分の生き方をすがすがしく生きている。そこも見どころでしょうね。

「絵のために生きる」という筋を通し続けた女性。今の時代に生きる私たちはもっと頑張らばらなくてはいけないなあと思います。

作品は『篤姫』のプロデューサーが担当

この作品のプロデューサーは、『あさが来た』『篤姫』などを手がけた佐野元彦プロデューサーという方。

もともと北斎のドラマを作りたいと思っていたところ、朝井まかての小説「眩(くらら)」を読んで北斎の娘の目線からドラマを作ろうと思ったそうです。

また原作を読んで、主人公お栄は、宮崎あおい、北斎役は長塚京三と決めていたそうです。

最近、物静かな役柄が多かった宮崎あおいさんも、原作を読んで感動し、自身にとっても新たなチャレンジという感じの作品になったようです。

北斎の才能に憧れ、偉大すぎて超えられない父親を追いかけ支え続ける。という・・・どんな作品になっているのでしょうね。宮崎さんの新境地に期待です。

4Kカメラならでは?期待すること

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北斎の描く絵は、描きかけの絵、描き損じの絵・・・で散らかり放題だそうです。

これらの絵は、東京芸術大学の助手、院生の方に描いて貰ったそうです。これも困ったのは、適当にカラーコピーで済ませようとすると、4Kカメラで撮影したときに、インクだとわかっちゃうそうです。

怖いですね。この書き損じの絵も含めて、裏方さんが頑張ってくれたおかげでこの作品が成り立っていると言えます。

『眩(くらら)~北斎の娘~』放送は?

特集ドラマ 『眩(くらら)~北斎の娘~』

【放送予定】
2017年9月18日(月)放送
総合よる7時30分から8時43分(単発)

【原作】朝井まかて「眩(くらら)」
【脚本】大森美香
【音楽】稲本響
【出演】宮崎あおい 松田龍平、三宅弘城、余貴美子、野田秀樹、長塚京三

https://www.nhk.or.jp/dsp/kurara/

またAmazonプライム会員になれば、宮崎あおいの作品の多くは0円で視聴可能です。

宮崎あおいの作品を観るblank

さいごに

光にこだわり、4Kカメラでじっくり時間をかけて撮影した作品ということで期待です。8Kで北斎の作品を撮影していることもこの作品に期待してしまいます。

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