先日のペルセウス座流星群、見ましたか?株式会社ビクセンは、関西テレビと協力して、4K映像によるHDR作品「宙ガール~素敵な星空パーティへのご招待」をYoutubeの公式サイトで公開しています。現在、HDRでは視聴できないようですが、静止画の4Kテレビの楽しみ方を考えるにあたって、星空を撮影し、4Kテレビで視聴するのは良いなあと思いました。
宙ガール~素敵な星空パーティへのご招待
4K映像本来のポテンシャルを引き出し、HDRと色域の広さを最大限に表現するため撮影対象を“星空”とするとともに、星が好きで好奇心旺盛な「宙ガール」が登場するショートムービー。
この企画は、関西テレビでは初となる、制作技術センターが中心となって進められたコンテンツ企画。
ロケ地はグランピングで話題のキャンプ場「伊勢志摩エバーグレイズ」。宙ガールが4名・ダジャレが人気の気象予報士・片平敦さんによる星空観望や撮影のコツなども、途中解説があり、星空の撮影って、意外と敷居は低いのかな?と思わせる内容です。
先に言っておくと、星空はほとんど出てきません。
YouTube公式チャンネル
※作品はHDRで制作されていますが、動画共有サービスが現状ではHDR未対応となってるようで、HDRではみられません。
HDRとは何か?
HDRでは従来の映像で表現出来なかった明るさ情報(輝度)のレンジ(幅)を拡大する技術です。映像では明るさ情報をnit(ニット)という単位でレンジを表します。
すでにiPhoneなどのカメラ(写真)には「HDR」という機能が搭載されています。しかし、カメラに搭載されているHDRとは「明るい画像」「正常な画像」「暗い画像」これらを合成することによって、暗いところから明るいところまでを表現可能とする合成技術。
一方、4Kテレビ等で話題になっているHDRは合成ではなく、撮影するビデオカメラやテレビ等のディスプレイ性能向上したことによって可能となっている技術です。
次世代規格(BT.2020)にて表示可能な輝度(nit)が100倍に!
レンジ(nit) | 参考 | |
---|---|---|
BT.709 | 0~100nit | 地デジ、BSデジタル フルハイビジョン |
BT.2020 | 0~10,000nit | 4K(UHDTV1) 8K(UHDTV2) |
人間の目 (参考) | 0~20,000nit以上 |
HDRの説明時に出てくる「従来の映像」というのは、国際標準規格である「BT.709」のことを指しています。BT.709という規格は一般的ではないよう聞こえますが、現在のフルHD(フルハイビジョン)を定義している規格です。
続きは、以下を参照ください
「4Kテレビで写真を鑑賞する」という楽しみ方
4Kテレビで写真を鑑賞するというのは、SONY、Panasonicのテレビでもお勧めしていますね。実際我が家でも写真を4Kテレビで鑑賞するのですが、特に星空って良い素材だなあと思います。
我が家も「ペルセウス座流星群」を見に、自宅から遠く250Km離れた長野と新潟の境まで行ってしまいました。流れ星を見ることは叶ったのですが、肝心の写真撮影は車の往来も多く、長時間露光撮影はできないと諦めました。
我が家もこのビクセンの双眼鏡を持っています。2万円程度のものを購入したのですが、ライブにも、スポーツ観戦にも、星空を見るのにも使える優秀な双眼鏡。
今回はこの双眼鏡しか出番がなかったけど、次こそは写真に収め、4Kテレビで鑑賞しようと思います。
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