NHKとフランスのルーブル美術館 8K番組で共同制作。日本も11月から見られるかも。

 

NHKは、フランスのルーブル美術館と、8K番組の国際共同制作を行いました。番組全編を8Kで国際共同制作するのは初めて。映像は、ルーブル美術館や映像コンテンツの国際見本市、また11月からは、全国のNHK各放送局で見られるそうです。

ルーブル美術館との8K国際共同制作について

今年1月、10日間にわたって、フランスのルーブル美術館所蔵の、「ミロのビーナス」、「モナ・リザ」など世界最高の名作9点を撮影。

「HDR(ハイダイナミックレンジ)」や「広色域」など、色の表現の幅を広げる最新の技術を用いて、質感と立体感が再現しています。画面の中でありながら、奥行きを体感できる映像が魅力です。

音楽は、千住明さんの作曲のオリジナルの楽曲で、フランスのルーブル美術館にぴったりな荘厳曲だと言います。もちろん、22.2チャンネルの立体音響で楽しみめそうです。

8Kの映像表現が、世界で最も著名な美術館である、ルーブル美術館から高い評価を得て、人間が近づけない、希少な作品の鑑賞方法の際にも、8K映像を積極的に利用するかもしれません。

今後、芸術の分野での8Kの普及・理解促進につながることが期待されます。

海外での上映予定

  • 10月17日(月)~19日(水)
    フランス・カンヌで開かれる世界最大の映像コンテンツの国際見本市(MIPCOM)で10分のダイジェスト版を上映
  • 10月25日(火)
    ルーブル美術館と共催で、フランスの美術関係者向けに館内で試写会を開催

日本での放送予定

11月中旬から、試験放送・NHKスーパーハイビジョンにて放送。
※全国のNHK各放送局で視聴できます。

 8Kじゃなければ、活用されてます

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DNPミュージアムラボのルーブル美術館での展示では、

  • 2011年6月の工芸品部門
  • 2012 年には古代エジプト美術部門
  • 2013年には絵画部門
  • 2014年には古代ギリシア・エトルリア・ローマ部門

の常設展示室に設置されています。

DNPミュージアムラボでの取り組みが、美術館や博物館、教育機関にも生かされ、作品の「見かたが変わる、見えかたが変わる」機会に一役買っています。

詳細はこちらも

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モナリザは近くに行けないうえに、ガラス張り

しかし、この8K映像にして、手が届きそうなくらい近くでみられるのは、良いですね。

実際、モナリザを見たことがありますが、離れた場所から、ガラス張りにされたモナリザを観賞しました。なんだかなあって思いましたよ。

日本ではあまりいませんが、海外の美術館だと、模写している人も沢山います。美術を志す人にとっても良い教材になりそうですね。

これからは、VRも活用され、どこにいても同じように体感できるようになる日が来るかもしれません。

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