10月10日より放送が始まった全6話構成の有村架純が主演するオリジナルドラマ「海に降る」は全編4Kで撮影され、しかも話題のHDRにも対応して撮影されているとのこと。
驚異的な深海の映像美を体感できる本ドラマは、現在フルハイビジョンでしか見ることが出来ませんが、早く4Kで見たいドラマの一つです。
また日本のドラマで初めてHDRで制作されたドラマです。
海に降る WOWOW 連続ドラマ全6回
主要登場人物
有村架純 :天谷深雪 役
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で大ブレイク。「阪急電車」や「映画 ビリギャル」「ストロボ・エッジ」での記憶も新しい、伊丹市出身の22歳。
井上芳雄:高峰浩二 役
福岡市出身の俳優。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。「ミュージカル界のプリンス」と呼ばれ、出待ちをするファンが多いことで有名。市村正親から将来を期待される逸材。
板谷由夏:正田眞美子 役
福岡県出身の女優。日本テレビ系情報番組「NEWS ZERO」のキャスターの記憶も新しい。代表作は、「パーフェクトラブ!」「温泉へ行こう第5シリーズ」など。2児の母。
時任三郎:天谷厚志 役
大阪府松原市出身。大阪芸術大学中退。代表作は「ふぞろいの林檎たち」「海猿」「Dr.コトー診療所」など。医者、パイロット、潜水士などプロフェッショナルな役が多い。
原田知世:天谷直子 役
長崎市出身の歌手、女優。「時をかける少女」「私をスキーに連れてって」など。最近では、AGF『ブレンディ』のCMの記憶が新しい。
遠藤憲一:石堂将司 役
東京都品川区出身の俳優。ナレーター・脚本家でもある。最近では、ダイハツ工業「ムーヴ」のCMで人気。ドラマ『刑事貴族2』で4本の脚本を書いている。NHKの土曜ドラマ「ちゃんぽん食べたか」の記憶も新しい。
ドラマの見所は?
朱野帰子が執筆した同名小説をドラマ化。有人潜水調査船「しんかい6500」の日本人初となる女性パイロットのお話。神秘的な深海の世界が見所です。

JAMSTEC(海洋研究開発機構)を舞台にしたヒューマンドラマ。海洋研究開発機構の協力を得て、有人潜水調査船「しんかい6500」や研究船で撮影を行なった、スケールの大きなドラマです。
凄いのは2015年「しんかい6500」に撮影クルーが搭乗し、沖縄本島近海、水深1500mでの撮影を敢行。驚異的な深海の映像美を体感できるのも、このドラマの大きな魅力。
4Kでいつ観られるのか?
またこの作品は、全編4K撮影を行なっており、深海の美しさを追求している。この放送はフルハイビジョン画質ですが、来年のBSの4K放送でWOWOWが放送を開始したら、近いうちに4Kで見られるでしょう。楽しみですね。
「しんかい6500」とは

「しんかい6500」とは、名前の由来ともなった深さ(深度)6,500mまで潜ることができる潜水調査船です。今から26年前となる1989年に完成しました。日本近海だけでなく、太平洋や大西洋、さらにインド洋等で、海底の地形や地質、深海生物などの調査を行ってきました。
2012年にはなんと通算1300回目の潜航を達成し、現在も活躍中の深海まで潜ることが可能な有人潜水調査船は、「しんかい6500」を含めて世界でも7隻しかありません。その中で「しんかい6500」は、日本のみならず世界の深海調査研究の中核を担う重要な役割を果たしています。
ドラマのストーリーについて
海洋研究開発機構で、有人潜水調査船「しんかい6500」の運航に携わる天谷深雪(有村架純)は、パイロットになるのが夢。父の厚志(時任三郎)も研究者兼パイロットだったが、志半ばで病死。
父が話してくれた“深海の宇宙”を探索することを目標に、パイロット候補生として頑張る日々を送る。
そんなある日、深雪は「しんかい6500」に搭乗するチャンスをつかむ。しかし潜航直前に、父のロッカーから1本のテープを見つける。
そこに記録されていたのは、未知なる生物や深海に取り残されたパイロットの恐怖の映像。美しく神秘的な深海とは程遠い映像を目にして、激しく動揺するのです。
ダイビングをしていた私としては、一押しのドラマですが、今回はフルハイビジョンでの放送で残念です。また、実際の「しんかい6500」を使った撮影は期待できます。