ロシアで開催のサッカーワールドカップ(W杯)でNHKの8Kシアターがすごい存在感を醸し出しているそうですよ。このほかワールドカップ関連で使用されている機器やサービスについても見ていきます。
2018年ロシアのワールドカップ NHKの8Kは?
2012年ロンドンオリンピック以来、NHKはオリンピックやワールドカップのようなイベントを4K8Kの次世代放送の経験を改良し改善する機会だったでしょう。
ブラジルの2014年ワールドカップと比較して、今大会の2018年ワールドカップで大きな進歩を遂げたのは、各試合が7台の8Kカメラを使用してカバーされ、HDRも体験できたことだと言います。
ワールドカップの開催期間中、NHKは日本向けに8K HDRで8試合収録し、残りの試合は、モスクワのIBCのNHKの8Kシアターでライブで上映されているそうです。
日本国内の6つの視聴館と全国の53の放送局に設置されています。これは当サイトでも紹介した通りです。
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NHK放送エンジニアリング部シニアマネージャーは、8KにはHDRが不可欠と海外でも言っており「8Kは、イベントに参加している感覚を再現し、より没入感を増すために開発されました。「これが私たちが目指しているものであり、HDRは必要なものです」だそうです。
現地にいるNHKのチームは、22.2チャンネルのオーディオ体験を強化。実際には合計80個のマイクを使用しているそうです。これは、HBSから提供された40個のマイクと、NHKの8Kチームが会場周辺に追加した40個のマイクを使用し80個にしたそうです。
この大会では、NHK放送技術研究所と日立が共同開発した8Kカメラも登場。毎秒240フレームで動作し、スローモーション再生が可能なカメラとなっています。
このカメラはこれですね↓思いっきり、ロシアW杯出張中と書いてあります。
この3板式の8K/240Hzスローカメラは、「2018FIFAワールドカップ ロシア」で初めて運用されました。
その他にもソニーの1.25型8K 3板式カメラシステム『UHC-8300』なども8Kカメラとして活躍してます。
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海外、FIFAワールドカップはChromecast4K等で視聴可能
また海外でスポーツに焦点を当てたストリーミングサービス「fuboTV」は、ベータ版で4K HDR10サポートを開始し、ワールドカップをUHDおよびHDRでコンテンツを提供する最初の企業となったそうです。
2018年7月2日から、フォックスとFS1のFIFAワールドカップの試合(フォックススポーツボーナスフィードではない)は、フォーマットをサポートするすべてのChromecastとFire TVデバイス、Apple TVに fuboTVを搭載してるそうで、4K HDR10で利用可能だそうです。
このfudoTVはベース金額が$45と海外のサイトには書いてあり、カナダとアメリカのみの提供。ちょっとお高いです。この値段まで出してみたい方がどの程度日本に居るかは未知ですけど、日本でもこのようなサービスをAmazonあたりがそのうちやるかもしれませんよね。
こうやって海外のサイトを見ていると日本とサービス違いますよね。日本でもこうなるのかな・・・スポーツこそ4Kや8Kで見たいと思うのですけど・・・
FIFAワールドカップでのUHD / HDRの取り組みは?
FIFAワールドカップでのUHD / HDRの取り組みには、2種類の制作フォーマットが使用されています。
UHD / HDR出力は、専用カメラと追加7つのUHDカメラを利用。またそのほか11台のカメラはすべてUHDにアップコンバートされるそうです。
UHDバージョンは、UHD 2160p HDR BT2020信号を作成するアップスケーリングとカラーマッピングに依存して、同時に作成され、UHD信号はファイバーを介してIBCに送信され、処理され、S-Log3、HDR10、HLGの3種類のHDRのUHDとして権利者に提供されているそうです。
さいごに
このほかスポーツ関連の放送に関しての記事が書いてあるサイトです。こちらも参考にしてください。
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