九州電力(九電)グループで沖縄県を除く九州地域でインターネットサービスを展開している「九州通信ネットワーク(QTNet)」が同社の「BBIQ(ビビック)光テレビ」で4K放送を配信するフィールドテストを開始しました。
「九州通信ネットワーク(QTNet)」とは
九州通信ネットワーク(QTNet)とは九州全域(沖縄を除く)でインターネットサービスを提供しています。提供しているサービス「BBIQ(ビビック)」は、九州地域ではNTT西日本に続き2位のシェアをもっています。
九州電力グループの光ファイバ通信は日本で最初に実用化したと言われており、その歴史は非常に長く、始まりは今から43年前の1972年(昭和47年)となっています。
「BBIQ(ビビック)光テレビ」とは
BBIQ(ビビック)光テレビとは、福岡県・熊本県・鹿児島市内で九州通信ネットワーク(QTNet)の光ファイバを用いた映像配信サービスです。基本チャンネルがすべてハイビジョン画質対応となっています。BBIQ光テレビのプランは以下の通りです。
視聴可能な チャンネル | 地デジ・BSプラン | 地デジ;BSプラン WOWOWパック | 地デジ・BSプラン スターチャンネルパック | 地デジ・BS・CS (ベーシックプラン) | 地デジ・BS・CS (プレミアプラン) |
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地上デジタル | 7ch | 7ch | 7ch | 7ch | 7ch |
BSデジタル | 12ch | 12ch | 12ch | 12ch | 12ch |
WOWOW | - | 3ch | - | オプション | オプション |
スターチャンネル | - | - | 3ch | オプション | オプション |
CSチャンネル | - | - | - | 47ch | 58ch |
月額利用金 | 500円~ | 2,500円~ | 2,200円~ | 2,400円~ | 3,000円~ |
光ファイバ網を使ったインターネットでの映像配信サービスと聞くとIPじゃないかと思われる方が多いと思いますが、BBIQ光テレビは「ひかりTV 4K」や「ケーブル4K」と同じくRF (Radio Frequency) 方式にて配信されています。
フィールドテスト概要
フィールドテストは、株式会社 福岡放送(FBS)、株式会社 TBSテレビ(RKB毎日放送)、株式会社 NHKエンタープライズなどが独自に制作したオリジナルの4K番組、6作品の提供を受けて、2015年12月21日~2016年2月14日まで実施されます。
今回のフィールドテストにて「BBIQ(ビビック)光テレビ」での4K放送配信対応に向けた検証が行われます。尚、プレスリリースとして発表されましたが、今回のフィールドテストは番組を提供してる放送局及び九州通信ネットワーク(QTNet)社内のみの実施になるようです。残念ながら、一般ユーザーへのトライアルはないようです。
フィールドテストされている4K配信方式についてはプレスリリースでは発表されていませんが、恐らく他のサービス同様にH.265/HEVCを用いた4K/60p配信ではないかと思われます。
今回のフィールドテストの結果を踏まえて「BBIQ光テレビ」の4K放送配信対応を進めていく方針のようです。