今年もこの季節がやってきました!NHK放送技術研究所(技研)の一般公開イベント、「技研公開2016」が、5月26日(木)~29日(日)の4日間で開催されます。今年でなんと70回を迎えるそうです。
技研公開 2016
【開催期間】 平成28年5月26日(木)~ 29日(日) 10:00~17:00
【会 場】 NHK放送技術研究所( 東京都世田谷区砧1-10-11 )
【入 場】 無料

放送用機材の技術開発を目的として設立。もともとは、NHKの前身にあたる中央放送局の技術部。1930年には、現在の放送技術研究所として、日本の放送用機材の基礎研究や応用研究そして実現までを行う研究所として設立されたものである。数々の放送用機材の開発を行ってきており、放送機材の研究開発においては、日本で唯一の研究所である。なお、実現においては、多くの放送機材メーカとの共同研究の形で実施している。 出典:Wikipedia
今年のメインの展示は?
5つの技術を中心に、27項目の研究開発成果を展示
- 進化が続く「スーパーハイビジョン」
- 新しい放送サービスを提案する「インターネット活用技術」
- 人と社会をつなぐコンテンツ制作技術「スマートプロダクション」
- 自然な立体映像の実現に向けた「立体テレビ」
- 最新の研究を支える「次世代デバイス」
1.スーパーハイビジョン
- 8K HDR ライブ制作
- 8K スーパーハイビジョンのフルスペック化に向けた技術
- フル解像度8K 単板カメラシステム
- アーカイブ用ホログラムメモリー
- 3次元音響制作装置
- スーパーハイビジョン衛星放送のケーブルテレビ再放送技術
- 超解像技術による8K・4K 映像符号化システム
- 次世代地上放送システム
- MMT による8K スーパーハイビジョン伝送技術
- 8K スーパーハイビジョンFPU
2.インターネット活用技術
- インターネットで広がる“新しいテレビ体験”を実現する技術
- ライブスポーツ番組におけるハイブリッドキャストの活用
- 多様な視聴スタイルに適応する動画配信技術
3.スマートプロダクション
- 映像にメタデータを自動付与する文字列検出技術
- CG 共演用スタジオロボット
- 気象警報の手話CG 自動制作技術
- 読解支援情報付きニュースサービス
- 立体形状を伝える触覚提示技術
- スポーツグラフィックスのための空間情報取得技術
4.立体テレビ
- インテグラル立体テレビ
- 将来の立体表示用デバイス技術
5.次世代デバイス
- 次世代イメージセンサー技術
- シート型ディスプレーの要素技術
- 高速記録を目指す磁性細線メモリー
その他
- NHK 技術の活用と実用化開発の紹介
- スマホ向け放送同時配信サービス
- いよいよ始まるスーパーハイビジョン放送
講演・研究発表会
5月26日(木)
・講演: 東京大学 大学院 情報理工学系研究科 相澤 清晴 教授
「映像×メディア×技術の進展による放送への期待」 10:20~10:50
・特別発表:NHK放送文化研究所 世論調査部 部長 重森 万紀
「テレビとネット動画、人々はどう使い分けているか ~動画利用の実態と今後~」10:50~11:20
・研究発表:3 件
★次世代地上放送の実現に向けた研究開発 伝送システム研究部 中村 円香
★インターネットを活用した新しいテレビ体験の実現を目指して ハイブリッド放送システム研究部 山村 千草
★インテグラル立体テレビの研究開発 立体映像研究部 三浦 雅人
みどころは?
4K・8K関連で気になるのは?やはり、スーパーハイビジョン関連の展示ですが、土日は子供向けイベントも多く、大画面8Kでスポーツイベントのダイジェストも行うので家族みんなで出かけても面白いかもしれません。
以前も技研で見たのですが、有機ELのシート型ディスプレイは見ていてワクワクします。この技研から生まれた技術、製品も多いので新しいもの好きの方は、ぜひ見に行きましょう。
詳細が分かり次第、追記しようと思います。