7月、Mini LED搭載 LGの75V型 4Kテレビ「75QNED90JPA」が発売され、9月28日に「QNED MiniLED」8Kテレビ1台、4Kテレビ1台が追加されます。。今年の「CES 2021」発表以来気になっていましたが、「LG QNED MiniLED」ってVODサービス視聴にも、映画視聴にも、ゲームをプレイするにもなかなか良さそうなのです。
では、Mini LED搭載のテレビって、どんなテレビなのでしょうか?
Mini LED搭載「LG QNED MiniLED」ラインナップは4台
LG初となるMini LED搭載モデル。HDMI2.1対応で、リフレッシュレートは120Hz対応、4K、8K対応の計4モデルが予定されています。
先に7月に発売された、75V型 4Kテレビ「75QNED90JPA」は、市場想定価格は550,000円前後の予定で発売当初、AmazonのLGのストアでは、50万円で販売されましたが、2か月経った今、37万円程までになってます。
追記:86V型8Kテレビ「86QNED99JPA」と、65V型4Kテレビ「65QNED90JPA」の発売日を9月28日に決定しました。
8Kモデル「86QNED99JPA」は9月28日発売。
シリーズ | 品番 | 画素・パネル | 価格(予想実売価価格・税込) |
QNED99 | 86インチ 86QNED99JPA | 8K/LG QNED MiniLED | オープン価格(1,210,000円前後) |
「65QNED90JPA」は9月28日発売。
シリーズ | 品番 | 画素・パネル | 価格(予想実売価価格・税込) |
QNED90 | 75インチ 75QNED90JPA | 4K/LG QNED MiniLED | オープン価格(550,000円前後) |
QNED90 | 86インチ 86QNED90JPA | 4K/LG QNED MiniLED | オープン価格(720,000円前後) |
QNED90 | 65インチ 65QNED90JPA | 4K/LG QNED MiniLED | オープン価格(440,000円前後)→38万円程度に変更に |
今売れているテレビのメーカーはどこ?4Kテレビも気になりますよね。メーカー別の販売台数シェアでは、シャープとソニーが優勢。また、販売台数をコロナ禍前(2019年1~5月)と、現在(21年1~5月)と比べると、最も売り上げを伸ばしたのは、有機[…]
Mini LED搭載のテレビって?
有機ELテレビは輝度と寿命に課題があるし、マイクロLEDは理想的な方式に思えるけど、まだまだ販売できる値段までになるのにも時間が掛かりそう・・・。SonyのマイクロLEDは、日本では法人販売が始まり、米国では家庭向けの販売も始まりました。
ソニー株式会社は、2021年1月26日、業務用の直視型マイクロLEDディスプレイ「Crystal LED」新製品2シリーズ(Crystal LED BシリーズとCシリーズ)を発表しました。用途は業務用。オフィスエントランス、ショールーム、博[…]
そんなところに登場したのが、このMini LED。すでに確立されている液晶方式をベースに表現力をアップした4K液晶テレビとでも言いましょうか・・・・。
この6月にもシャープが、「mini LED 次世代ディスプレイ」開発を発表しましたが、こちらも、LG同様、光源のバックライトには小型LEDを採用したもので、高密度にこのLEDを配置して制御することで、ディスプレイの輝度、コントラストなどを向上するもの。
数年後には、シャープもmini LEDでテレビを作ってくるのかな?と勝手に予想。
LG QNED MiniLED「75QNED90JPA」はどんなモデル?
「LG QNED MiniLED」は、Mini LEDバックライトと、量子ドットテクノロジー、ナノセルテクノロジーの3つの技術を組み合わせたもの。
MiniLEDバックライトは、輝度、コントラストを向上。より明るく、より深い黒を再現してくれます。
解像度は4K
解像度は4K(3840×2160ドット)を採用。
Mini LEDとは?
Mini LEDテレビは、従来のLED比 1/10から1/40のMini LEDを細かく配置。LEDバックライトを細かくすることで、映像に合わせてよりきめ細やかな明るさ調整が行え、画質とコントラストをさらに鮮明にした製品です。
LGのCES2021のページより。↓イメージ
もちろん、ある一部のLEDの輝度を制御する液晶テレビは、すでにメーカー各社から製品化されています。
このLGのMini LEDテレビ「LG QNED MiniLED」も、製品ページには、明確に数は載っていませんでしたが、CES2021プレスリリース時のものには、英語で載っていました。↓
お値段は有機ELテレビより、安いので画質と価格のバランスで考えると、新しい選択肢になりそうです。
MiniLEDバックライトは、輝度・コントラストも進化させています。
独自の調光技術と、高精細直下型エリア駆動で、細かなエリアごとの正確なバックライト制御を行い、輝度・コントラストが従来の4K液晶テレビより向上しています。
他のシリーズとどこが違うの?
LEDバックライトについては、Mini LEDのQNED99/90シリーズは高精細直下型エリア駆動。
また、今回紹介してはいませんが、NanoCell採用のNANO95/90シリーズでは直下型エリア駆動、NANO85シリーズはエッジ型部分駆動対応となっています。
Mini LEDは、小さな光源サイズのLED群を制御します。時々、通常のLEDバックライトのテレビで黒い部分がグレーっぽく潰れているのを見たことがあると思いますが、それをしっかり深い黒として表現してくれる感じです。
チューナーは、BS 4K・110度CS 4K 搭載
チューナーは、BS 4K・110度CS 4K×1、地上・BS・110度CSデジタル×2を搭載する。
2021年最新版 ボーナスで何を買いますか?4Kテレビもいいけど、値段もこなれてきた4K Ultra HD Blu-rayプレイヤーもお勧め。どれが自分に合ってるのか?違いは?お値段の差は?折角なら、テレビ番組も録画したい!そんな時[…]
高画質・高音質を実現するAIプロセッサー

人工知能を統合させたAI対応映像エンジン「α7 Gen4 AI Processor 4K」を搭載。
映像エンジンは、映像ソースを学習しているため、画質と音質を最適化し、地上波でも、ネット動画でもコンテンツに合わせてくれます。
「Dolby Vision IQ」「Dolby Atmos」に対応
LG QNED MiniLED(QNED99/90シリーズ)は、「Dolby Vision IQ」に対応。
「Dolby Vision IQ」は、視聴環境に合わせた設定で、映像制作者が意図する映像をそのまま表現することが特徴。こちらは、HDR対応テレビを買った人が、実際にHDRコンテンツではない映像を明るい部屋で視聴した際に画面が暗いと騒がれた時期がありましたが、それを踏まえて実装したものです。
サウンド面では、立体音響のDolby Atmosをサポートしています。
2021年最新版 4Kや有機EL、8Kなどよく耳にするようになりましたが、いざテレビを買おうと思うと違いがわからない。そこで、テレビの買い時や適切なサイズを家電量販店販売員アルバイト経験を持つ筆者が説明します。テレビの選び方特集になりま[…]
地上波でもバーチャル5.1chにするAIサウンド
AIが見ている映像のジャンルを分析し、ドラマ・スポーツ・ 映画・ニュース・音楽の5つに分類します。その後、ジャンルに合わせたサウンドへ調整し、バーチャル5.1chサウンドに変換します。
LG独自の液晶パネル技術
英国の国際試験∙認証機関であるインターテック(Intertek)によるOLED TVパネルのテスト※をして、「画質の精度(Accurate Picture Quality)」認証を取得しています。
Intertekの色再現忠実度を 100%クリアしています。(※QNED99/90、NANO90/85シリーズのみ)
色忠実度テストの結果、広角から見た場合でもサンプルカラーの100%が元の色とほぼ一致すると実証されています。
※ このテストは、色忠実度(Delta Zero color Fidelity)、ブラック輝度(Black Luminance)、視野角(Viewing Angle Colorshift)など三つの項目で行われている。
7月23日に開幕する、「東京2020オリンピック」(第32回オリンピック競技大会)の放送予定表が発表されました。NHK、民放BSデジタル放送で、一部種目を4K生中継する予定です。NHKのBS4Kでは、開会式と閉会式を中継します。民放[…]
ゲームも〇 VRR、ALLM、 eARCサポート
HDMI2.1で指定されたeARC、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)をサポート。
また、自分のプレイ環境に合わせて、画質モードを自由に選択できます。
「ゲームジャンル設定」ではFPS/RPG/RTS/スタンダードの4つのジャンルにあわせ設定し、映像を最適化することも可能です。
音声認識は、GoogleアシスタントとAlexa対応
ThinQ AIは、リモコンのマイクボタンを長押しして、見たい映画や俳優の名前などキーワードを話すだけで、テレビ番組やアプリ動画を一括検索。
もちろん、GoogleアシスタントとAlexaを内蔵し、気になるニュースや情報をAmazon検索したり、ショッピングや音楽も楽しめます。
VOD視聴に向いている!
4Kテレビを購入すれば、メジャーな動画配信サービス(VOD)を利用できるのでは?と思ってる方、そうでもないんです。購入の時期によっては大人の事情があり、VODのアプリが追加できなかったり、格安の4K対応テレビだとやはり対応するVODサービス[…]
webOS 6.0採用 スピーディな操作が可能
リモコンの起動時間って、結構気になりますが、webOS 6.0の採用によりスピーディな操作が可能で、起動は一般的なスマートテレビの半分の時間だと言います。
Web OSは、実質的にはLG製品以外には使われていませんが、これからは、他社製品にもライセンスしていく方針。GoogleアシスタントやAlexaが使えるので、問題ないでしょう。
オートボリュームレベリング
使用するアプリによっては音量が異なる場合がありますよね。でも、どんなアプリを使っていても、チャンネルを見ていても、一貫した音声レベルを維持してくれます。
「LG QNED MiniLED」は、映画視聴に向いている!!
「Dolby Vision IQ」に対応
「Dolby Vision IQ」は、視聴環境に合わせた設定で、映像制作者が意図する映像をそのまま表現することが特徴。こちらは、HDR対応テレビを買った人が、実際にHDRコンテンツではない映像を明るい部屋で視聴した際に画面が暗いと騒がれた時期がありましたが、それを踏まえて実装したものです。
「Dolby Atmos」に対応
サウンド面では、立体音響のDolby Atmosをサポートしています。
映像と調和しながら、あらゆる方向を縦横無尽に音が移動する立体音響技術「Dolby Atmos®」。この技術は、スピーカーの数による制限がなく、個々の音を3次元空間内に正確に定位したり、移動させることが可能。
「FILMMAKER MODE™」対応
映画監督のクリストファー・ノーラン、ジェームズ・キャメロンなどの声をきっかけにできたもの。
フレーム数の補完をオフにすることで、映画やドキュメント番組など制作者の意図通りの映像を視聴できるのがウリ。(動きの補間の後処理を無効にして、フレームレート、アスペクト比などは、元の素材に近い形で表示可能する。)
この「FILMMAKER MODE™」は、LGのほかにも、UHD Allianceに参加するPanasonicなども、同モードのサポートを発表している。
「LG QNED MiniLED」は、ゲームにも最適!
HDMI2.1対応
HDMI2.1で指定されたeARC、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)をサポートしています。
注意:QNED90、はVRR、ALLM、eARCに対応。QNED99、はALLM、eARCに対応。
LGの「LG QNED MiniLED」は、2020年発売の最新ゲーム機にも対応し、ゲーム機本来のスペックを余すことなく発揮できます。
HGiGに準拠
HDRゲームの普及団体HGiGに準拠しています。ゲームシーンによって発生する白飛びや黒つぶれを防ぎ、HDRのゲーム世界を美しく再現します。
ゲームオプティマイザ
「ゲームオプティマイザ」機能は、FPSやRPGといったゲームジャンルにあわせて映像を最適化するもので、もちろん、低遅延処理にも対応。
実際には、FPS/RTS/RPG/スタンダードの4つのジャンルから選択可能です。
特長としては、暗いシーンの中にいる敵を見つけやすくしたり、コントラストを強調して立体感を出したりとジャンルに合わせて選べるんです。
スペックは同じ「65QNED90JPA」「 75インチ75QNED90JPA」「86インチ 86QNED90JP65」
共通:65インチ 65QNED90JPA / 75インチ75QNED90JPA / 86インチ 86QNED90JP65 | |
パネル方式 | IPS 4K |
画素数(水平×垂直) | 3840×2160 |
チューナー | |
BS 4K・110度CS 4K | 1 |
BS・110度CSデジタル | 2 |
地上デジタル(CATVパススルー) | 2 |
映像エンジン | α7 Gen4 AI Processor 4K |
高精細 | AI 4Kアップスケーリング |
映像調整機能 | AI映像文字くっきり |
HDR | HDR10 Pro※ / HLG / Dolby Vision IQ® ※はLG独自のものHDR10の進化みたいなもの |
倍速機能 | 倍速120Hzパネル(TruMotion) |
高コントラスト | 高精細直下型エリア駆動 |
動きくっきり | Motion Pro |
明るさ自動調整 | ● |
FILMMAKER MODE™ オートスタート | ● |
高音質機能 | |
音声調整機能 | AIサウンド |
サラウンド回路 | Dolby Atmos® |
実用最大出力(JEITA) | 40W |
スピーカー | 2.2ch |
スピーカー(個) | ミッドレンジ+ツイーター:2個/20W ウーファー:2個/20W |
オートサウンドチューニング | ● |
Bluetooth対応 | ● |
ネットワーク機能 | |
エンターテインメント | WebOS |
音声検索 | ● |
無線LAN機能(Wi-Fi) | IEEE 802.11ac |
Apple AirPlay2 | ● |
エンターテインメント機能 | |
ゲームオプティマイザ | ● |
HDMI入力端子 | 4 |
HDMI Ver | HDMI 2.1 (2) / HDMI 2.0 (2) |
HDMI2.1に規定される機能 | eARC/ALLM/VRR |
HGiGゲームモード | ● |
G-SYNC | - |
FreeSync | ● |
スポーツアラーム | ● |
入出力端子 | |
光デジタル音声出力端子(背面) | 1 |
ヘッドホン出力端子 | - |
USB端子 | 3 |
LAN端子(背面) | 1 |
録画機能 | |
外付けHDD裏番組録画 | ● |
8Kモデル「86QNED99JPA」スペックは?
86QNED99JPA | |
パネル方式 | IPS 8K |
画素数(水平×垂直) | 3840×2160 |
チューナー | |
BS 8K | 1 |
BS 4K・110度CS 4K | 2 |
BS・110度CSデジタル | 3 |
地上デジタル(CATVパススルー) | 3 |
映像エンジン | α9 Gen4 AI Processor 8K |
高精細 | AI 8Kアップスケーリング |
映像調整機能 | AI映像プロ 8K |
HDR | HDR10 Pro※ / HLG / Dolby Vision IQ® ※はLG独自のものHDR10の進化みたいなもの |
倍速機能 | 倍速120Hzパネル(TruMotion) |
高コントラスト | 高精細直下型エリア駆動 |
動きくっきり | Motion Pro |
明るさ自動調整 | ● |
FILMMAKER MODE™ オートスタート | ● |
高音質機能 | |
音声調整機能 | AIサウンドプロ |
サラウンド回路 | Dolby Atmos® |
実用最大出力(JEITA) | 60W |
スピーカー | 4.2ch |
スピーカー(個) | ツイーター:2個/20W ミッドレンジ:2個/20W ウーファー:2個/20W |
オートサウンドチューニング | ● |
Bluetooth対応 | ● |
ネットワーク機能 | |
エンターテインメント | WebOS |
音声検索 | ● |
無線LAN機能(Wi-Fi) | IEEE 802.11ax |
Apple AirPlay2 | ● |
エンターテインメント機能 | |
ゲームオプティマイザ | ● |
HDMI入力端子 | 4 |
HDMI Ver | HDMI 2.1 |
HDMI2.1に規定される機能 | eARC/ALLM |
HGiGゲームモード | ● |
G-SYNC | - |
FreeSync | - |
スポーツアラーム | ● |
入出力端子 | |
光デジタル音声出力端子(背面) | 1 |
ヘッドホン出力端子 | - |
USB端子 | 3 |
LAN端子(背面) | 1 |
録画機能 | |
外付けHDD裏番組録画 | ● |
主力メーカーの最新4Kテレビは?
東芝のテレビ
SONYのテレビ
Panasonicのテレビ
SHARPのテレビ
さいごに
LG QNED MiniLED(QNED99/90シリーズ)が、ゲームするにも、VODや映画を見るのにも、良いのは良く分かったけど、75インチは、今のところ45万円と良いお値段。なかなか手も出しづらいけど、55インチくらいのモデルで安いと消費者も嬉しいのでは?切にお願いしたい!!

- 価格 : ¥398,900
- エレクトロニクス
- メーカー : LG
- 商品ランキング : 806,473 位
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7月23日に開幕する、「東京2020オリンピック」(第32回オリンピック競技大会)の放送予定表が発表されました。NHK、民放BSデジタル放送で、一部種目を4K生中継する予定です。NHKのBS4Kでは、開会式と閉会式を中継します。民放[…]