4Kテレビが凄すぎて、女優さんの間では、4K映像で自分の肌が暴かれてしまうと、戦々恐々していると聞きます。そんな中、あのマツコデラックスも4K対応メイクを始めたみたい。一体4K対応メイクとは何か?を調べてみました。
振り返ると、15年ほど前にもテレビの映像技術が進化すると、女優さんの肌が暴かれてしまうというとが話題になった時期があります。ちょうど、デジタルハイビジョン放送が始まった2000年頃の話です。
当時はまだ地上アナログ放送が主流だった時代に、デジタルハイビジョンという高精細な放送ががBSで開始されました。アナログ放送と比べると格段にキレイで肌もクッキリ見えたため、当時も同じように女優さんの肌問題?が話題になりました。
しかし、地上波を含めてデジタルハイビジョンになった今、そのような話題を聞かないということはメイク術が進化し、ハイビジョン技術を上回ったということでしょう。「テレビ技術vsメイク術」の戦いが15年を経て再びと言った感じです。
全編4Kで撮影された「殺人偏差値70」の現場裏話
日テレで放送された、三浦春馬主演の「殺人偏差値70」全編4Kカメラで撮影されたドラマです。このドラマの撮影現場でも、4K映像が高精細であるため、「映りすぎる」といういくつかの問題が起きたと、同ドラマの監督が自ら語っていましたのでご紹介します。
- 主演の三浦春馬さんの肌荒れがバレてしまう。
- 教室で試験問題を解くシーンでエキストラの人を使いまわしているのがバレてしまう。
- 主人公の父役を演じた高橋克実さんの「頭のうぶ毛」がはっきりと映ってしまう。
- 実映像と作ったCGの解像度が異なるため、学校が爆破されてしまうシーンがCGであると簡単にわかってしまう。バレないようにするためにすごくお金がかかってしまった。
4K映像は女優だけでなく、男性の肌も気になってしまうほどキレイに撮影出来るため、出演者だけでなく、撮影現場のスタッフもかなり大変なようです。
殺人偏差値70とは?
原作は、西村京太郎による日本の短編小説「受験地獄」。
1982年の火曜サスペンス劇場『受験地獄・東大受験 その朝めざまし時計が鳴らなかった』で放送。当時の主演は、太川 陽介さん。
2014年に、32年ぶりにリメイクドラマが放送されたのが、この「殺人偏差値70」です。
民放の地上波で初めてSONYの4Kカメラ・CineAltaで撮影されました。テレビドラマ初となるプロジェクションマッピングによる演出が見どころ。
カメラにはソニーのPMW-F55をメインにシネマレンズを使用するという映画撮影レベルの機材を使って撮影されました。そのため、「映りすぎる」という問題も起きたようです。
この「殺人偏差値70」というドラマは次世代放送推進フォーラム(通称:NexTV-F)にて「4K放送技術検証採択番組」に採用され、昨年の12月「Channel 4K」にて4K放送が実施されました。
日本初の4K放送「Channel 4K」が2016年3月末に終了。試験放送を振り返る。現状ではこの4K撮影されたこのドラマを見る方法はありませんが、日テレで制作されているため、Huluが4K配信に対応すれば見る機会がありそうです。監督自身もHuluが4K配信対応となれば是非配信したいとも語っていました。
あらすじ
東大2浪中の宮原圭介(三浦春馬)は、3度目の受験日当日、寝坊をしてしまう。急いで会場に向かうが、間に合わないことを悟り、世間を騒がせていた爆弾魔「ボンバーマン」の名を語り、東大に爆破予告を送りつけてしまう。
混乱の中、しばらくしてから再開された試験に、最初からいたかのように潜り込むことに成功し、無事に東大に合格する。
後日、この予告を送りつけた犯人に気付いた人間から、ばらされたくなければと50万円を要求・脅迫すれるが・・・・ といった感じです。
出演者
三浦春馬
城田優
瀧本美織
栗山千明
桐山漣
高橋克実
さて、そんな中、4Kテレビで見ても綺麗に映るエアメイクが登場!
「エアーメイク」とはどんなメイクなのか?
男性の方は興味がないかも?
もともと、ひかりTVの4Kドラマに出演した、女優・真野恵里菜さんが施したメイクらしい。
「4K映像でクリアに映ると女子はお肌のことでドキドキする。対策として、メイクさんにエアブラシでファンデーションを塗ってもらい、きめ細かくカバーした」と言う。
ご存じの方も多いと思うが、エア-ブラシというと、絵画やプラモデル・車の塗装などに利用する、スプレーで色を塗るペンの形をしたもの。
この真野さんのメイク術は“エア-メイク”と呼ばれ、4K対応メイクとして美容業界で注目を集めています。これは映画の大画面のアップにも耐えられるようにと考案されたハリウッド発祥のメイク術です。
効果のほどは?
最大の特徴は「簡単・時短・キレイ」に仕上がるということ。
ファンデーションをエア-ブラシで、霧状にして吹き付ける手法で、至近距離から吹き付けることで肌のくすみを徹底的に隠せるそう。
ファンデーションって、手やスポンジで塗っても、どうしても厚化粧に見えてしまいます。しかし、水分をたっぷり含んだファンデーションを、ふわっと肌に吹きかけていくので、薄付きなのに毛穴もシワも隠せて、しかも水分を含んで艶やかに輝いて見えるそうです。
確かに、エア-ブラシで絵を描く際も、薄塗りを何度も重ねていきます。霧状だから毛穴も目立たないのでしょう、納得です。
しかも、眉もテンプレートでスプレー出来ちゃうし、アイシャドーもスプレーでサーっと出来てしまうので、凄いの一言!!
個人的に気になるところ
個人的には、エアブラシ自体は使用したことがあるので、気になるのですが、エアブラシって使用した後の掃除が面倒くさいんです。
あと、コンプレッサーの音ですね。結構うるさいかも。
しかし、アザのある人、ほくろのある人、毛穴が目立つ方・・・なんかは本当に嬉しいアイテムになるんじゃないかって思います。
ほうれい線も隠れるかどうかは気になるので使った方が居たらコメントいただきたいくらいです。ほうれい線が隠れるなら使いたいです。
4Kテレビ用に普及するんではなく、一般向けに普及していきそうな予感さえします。
どんなメーカーやお店があるのか?
皆さん興味があるのではないかと思いまして、一部掲載します。
エアーフェアリー
http://airfairy.jp/
ハリウッドエアー
http://hollywood-air.shop-pro.jp/
下記の動画もハリウッドエアー(hollywood air)の紹介動画ですが、これらを観たらメイクの方法も分かりますね。興味深いです。
気になる女子は覗いてみてください。また、amazonでも販売してました。

流行っているんですかね?
マツコ・デラックスさんや優木まおみさんなど、すでに導入した女優・タレントがいると聞きます。これからもっと身近な存在になりそうです。
マツコさんは、実際テカテカしてるけど、毛穴は隠れてますよね。だから期待できますね。
これからも、女優さんの肌に注目です。